この企画は彼らが15日公演に“BLACK”、22日公演に“WHITE”とそれぞれコンセプトを設け、各日異なるセットリストのライブを行ったもの。オープニングアクトには、木下理樹(Vo, G)が最近気になっているという若手アーティストが出演した。
22日のオープニングアクトを務めたのは
ART-SCHOOLが“WHITE”をテーマにしたこの日の1曲目に選んだのは「ステート オブ グレース」。シンプルな演奏と優しい歌声が、場内にたおやかに響きわたった。続く「SWAN SONG」では柔らかなサウンドが広がり、温かな雰囲気に包まれながらライブは進行。戸高賢史(G)が「今年最後のワンマンだからがんばって行きましょうね!」と木下に声をかけ、バンドは木下のギターからはじまる「ウィノナライダー アンドロイド」、さわやかなサウンドが広がるナンバー「FLOWERS」を続けた。
そして戸高が選曲について「歌詞の中に『白』という単語が出てくる曲を探したりしました」と説明し、彼らは歌詞に「白」が登場するナンバー「FIONA APPLE GIRL」を披露。楽曲の後半では、メンバーは激しく体を揺らしながらエモーショナルな演奏を繰り広げた。「ジェニファー'88」では木下と戸高が笑い合う微笑ましい場面も見られたが、楽曲が終わると戸高から「今の曲は木下理樹がギターソロを弾いたんですけど、弾きながら終始俺のほうを見て笑うっていう……どういう意味なんだ?」と戸惑いの声が。木下は「『悪くないだろう?』って(笑)」と満足げな表情を浮かべ、場内の笑いを誘った。
その後も幻想的なギターが美しく響いた「プールサイド」、温かみのあるサウンドが紡がれた「レモン」など、“WHITE”のテーマに沿ったさわやかなナンバーが続く。木下が穏やかな声で「YOU」を歌い上げると、オーディエンスはじっくりとその歌声と繊細なメロディに聴き入った。終盤では「Promised Land」や「BOY MEETS GIRL」など、柔らかさと疾走感を兼ね備えたナンバーがオーディエンスのテンションを高めていく。メンバーは時折ステージの前方に出て、フロアの熱を直に浴びながら力強く楽曲をプレイした。木下は「とてもいい日でした」とつぶやき、大盛り上がりの中「あと10秒で」を熱唱。そして戸高が「ありがとうございました」と力を込めてギターをかき鳴らし、本編のラストナンバー「スカーレット」へ。みずみずしいサウンドを場内に満たし、4人は颯爽とステージをあとにした。
アンコールでは木下が「燃え尽きました。ありがとう」、戸高が「いい年末をお過ごしください」とそれぞれ語り、温かな空気の中「ニーナの為に」を演奏。最後に4人はありったけの力をぶつけるように「FADE TO BLACK」を熱くプレイし、2017年最後のワンマンライブを締めくくった。
ART-SCHOOL「New Day Rising volume2~WHITE~」2017年12月22日 FEVER セットリスト
MONO NO AWARE
01. me to me
02. マンマミーヤ!
03. 井戸育ち
04. イワンコッチャナイ
05. 駈け落ち
ART-SCHOOL
01. ステート オブ グレース
02. SWAN SONG
03. ウィノナライダー アンドロイド
04. FLOWERS
05. FIONA APPLE GIRL
06. ジェニファー'88
07. イノセント
08. プールサイド
09. エイジ オブ イノセンス
10. レモン
11. フリージア
12. その指で
13. YOU
14. Promised Land
15. real love/slow dawn
16. BOY MEETS GIRL
17. あと10秒で
18. スカーレット
<アンコール>
19. ニーナの為に
20. FADE TO BLACK
ART-SCHOOLのTV・ラジオ出演情報
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【MEDIA】
2017年12月22日(金)新代田FEVER
ART-SCHOOL LIVE 2017 New Day Rising volune2〜WHITE〜
ライヴレポートが公開されました。
■ナタリー https://t.co/BiEiHRyuxa