ReN初ワンマンツアー、リキッドで完結「この場所に来ることができて本当によかった」

ReNのワンマンツアー「『LIFE SAVER』ONE MAN TOUR」のファイナル公演が12月15日に東京・LIQUIDROOMで開催された。

6月にリリースされた最新アルバム「LIFE SAVER」をひっさげ、9月より自身初のワンマンツアーを行ってきたReN。ファイナル公演は早々にチケットがソールドアウトし、老若男女数多くのファンが会場に詰めかけた。

ReNはSEなしの中舞台に登場すると、Loop Stationを駆使して「Life Saver」の演奏をスタート。音を重ねるだけでなく軽やかな足取りでステージ上を歩き、より洗練されたパフォーマンスをオーディエンスに披露した。「Illumination」「Sheffield」といったナンバーでは、複雑に重ねられたギターの音をバックに美しいコーラスワークを展開。立体感のある編曲を施し、スケール感あふれるサウンドを生み出した。そんな中「Stars」では、Loop Stationを用いないシンプルな構成で演奏。力強いピッキングで会場は緊張感あふれる雰囲気となった。一方「DREAM」ではギターだけでなくボイスパーカッションでも楽曲を演出。バラエティ豊かなアレンジでオーディエンスを楽しませた。

「DREAM」演奏後、ReNは今回のツアーを回想しつつ、「最高の笑顔でみんなが迎えてくれて。この場所に来ることができて本当によかったなって思います」と観客たちに感謝の思いを告げた。また「Friends Forever」のあとには、AbemaTVで1月より放送のドラマ「#声だけ天使」で初めて主題歌を手がけることを発表。実際にドラマを鑑賞し、“声”をテーマに制作したという新曲「Aurora」では、美しいハミングのコーラスがフロアに響き渡った。そして本編最後は「3年前から歌い続けてきた、大切な歌です」という紹介のもと「Lights」を演奏。穏やかな歌声でオーディエンスを優しく包み込み、フィナーレを演出した。

熱い声援に応えて行われたアンコールの「Be My Girl」では、クリスマスにちなんで「ハッピークリスマス！」という歌詞を盛り込むサプライズでファンを喜ばせた。さらにダブルアンコールの「Your Song」はギター、ボーカル共にマイクを使わずに披露。ReNは観客1人ひとりに目を向けるようにして演奏し、初のワンマンツアーを堂々と締めくくった。