2006年から2008年にかけて行われた「SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW」以来の国内ツアーである今回は、10月9日の新潟・新潟LOTSから11月4日の福岡・DRUM LOGOSまで10会場で12公演を実施。東京公演では会場の外にテクニクスのオーディオシステムを設置した移動式の試聴ルーム・Technics Sound Trailerが置かれ、テクニクスのターンテーブル「SL-1200GR」の予約購入者にプレゼントするためCorneliusが制作した、非売品のオーディオチェック用アナログ盤「Audio Check」の試聴会も開催された。
このツアーでは小山田圭吾 (Vo, G)のほか、堀江博久(Key, G / NEIL AND IRAIZA)、あらきゆうこ(Dr /
4人のアンサンブルは、夏に行われたライブや本ツアーのこれまでの公演を経て、ますます精錬されたものに。一方で彼らは緊張感のあるクールなステージングのみならず、「COUNT FIVE OR SIX」や「GUM」などではガレージパンクのような豪快なギターサウンドでフロアに熱気をもたらす。アルバム「Mellow Waves」ではLushのミキ・ベレーニが歌っていた「The Spell of a Vanishing Loveliness」は大野とあらきがボーカルを担当。「Surfing on Mind Wave pt.2」ではトリップ感のある重厚なサウンドを奏で、フロアに押し寄せる音の波でオーディエンスを恍惚とさせた。また終盤は、巨大なミラーボールが照らし出すカラフルな光に包まれながら「STAR FRUITS SURF RIDER」が演奏され、会場は幻想的な雰囲気になった。
アンコールでは小山田がアコースティックギターに持ち替え、それまでの楽曲とは雰囲気の異なるドリーミーなポップソング「CHAPTER 8 ~Seashore And Horizon~」を歌唱。意外な選曲に会場から驚きの声が上がった。そして最後に映像演出なしで、激しくライトが明滅する中「E」を披露。圧倒的なショーを完遂した4人に向けて、会場中から惜しみない拍手と歓声が沸き上がった。
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赤沼俊幸 @toshiyuki83
【ライブレポート】Corneliusの徹底的に完成度高めたショーに満員のオーディエンス驚嘆(写真6枚) - 音楽ナタリー: https://t.co/wl6zIlGnsn