山本彩「やりたことができた」新作をファンに披露

昨日10月7日に東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOにて山本彩のニューアルバム「identity」の発売記念イベントが実施された。

イベント前に行われた囲み取材の中で、山本は最新アルバム「identity」について「前回以上に自分で作った曲が多いので、より自分のやりたいことができた作品になりました」と語り、笑顔を見せた。10月20日にスタートする全国ツアー「山本彩LIVE TOUR 2017～identity～」の話題になると、彼女は「ツアーの初日が前回のソロツアーでは行けなかった広島なんです。ちょうどプロ野球もクライマックスシリーズで盛り上がっている時期というのもあり、楽しみです」と野球好きであることを伺わせながら自身もツアーの実施を待ち望んでいることを明かす。記者陣に“次のステップ”について問われると、山本は「常々考えてはいます」と答えつつ「まだハッキリとしたところまでは踏み出せていない」とコメントした。

イベントの開演時間になると「こんばんはー。今日はありがとうございます！」と声を上げながら山本が登場。ステージ中央の椅子に腰かけた山本はサポートメンバー2人が奏でるアコースティックギターの演奏に合わせ、「JOKER」をしっとりと歌い上げる。MCで「identity」の話題になり、山本が「お気に入りの曲はありましたか？」と問いかけると「喝采」「陸の魚」「愛せよ」とさまざまな楽曲名が上がる。彼女は「『喝采』は阿部真央さんに書いていただいたんですけど、“阿部節”がメチャクチャ入っている、レコーディングのときはメチャクチャ気持ちよかったです」と制作時のエピソードを語った。山本が椅子から立ち上がり、手拍子を促すとDREAMS COME TRUEのカバー「何度でも」と、スガシカオからの提供曲「メロディ」を熱唱。終演後、大きな声援と拍手がステージ上に贈られる中、山本は「ありがとうございました。ツアーも始まるので、皆さん来てください」と呼びかけて、ステージをあとにした。