「イナズマロック フェス」は2008年に滋賀ふるさと観光大使に就任した西川貴教が「音楽を通じて地元にお返しがしたい」という思いのもと翌2009年にスタートさせたイベント。今年は9月16、17日の2日間にわたって開催される予定だったが、17日は台風18号の影響により開催中止となった。
15日に行われた「イナズマロック フェス 2016 リターンズ」には2016年の公演でライブをすることができなかった
続いてステージに登場したUVERworldは「1年前、雨で中止と発表された瞬間から、1年後を最高の日にすると俺たちは決めていた」「最高を見たいやつは俺たちについてこい」と力強く言い放ち、白熱の演奏で「7th Trigger」「ALL ALONE」「Q.E.D」などを客席に届けた。
「リターンズ」の最終ステージに現れたT.M.Revolutionは「HIGH PRESSURE」「WHITE BREATH」「HEART OF SWORD ~夜明け前~」といった代表曲を最新アレンジで歌いあげる。西川は昨年のイベントが中止になった夜、出演するはずだったメンバーが「もう1回やろう」と言ってくれたことを涙まじりに明かし、「“リベンジ”じゃなく“リターンズ”ということに意味がある。みんなが帰ってこられる、帰ってきたくなる場所にしたくて、このイベントがあります」と語ってライブを締めくくった。
翌16日は雨の中で「イナズマロック フェス 2017」1日目の幕が開けられた。メインの雷神STAGEにはオープニングアクトの
T.M.Revolutionの「WHITE BREATH」に乗せてステージに現れたKEYTALKは「今日は雨ですけれども、特別な日にしましょう」と最新曲「セツナユメミシ」や「黄昏シンフォニー」などシングル曲を中心に6曲を演奏した。今回初めてメインアクトとしての出演を果たしたのは04 Limited Sazabys。「イナズマ」初回出演時のオープニングアクト枠、2014年のフリーエリア出演を経てメインステージにたどり着いたフォーリミは「3年前のステージ、あのときの気持ちを思い出します。去年から1年、いっぱい力を溜めてきたんで、それを残していきます」と語り、最新シングル「Squall」などを力いっぱいパフォーマンスした。
続くTHE ORAL CIGARETTESは「去年のイナズマは中止になって残念だったけど、西川さんのイベントにかける思いを知った。俺らバンドも、このイベントが明日しっかり終わるまで力を貸したい」と宣言すると、ビートが効いたナンバー「Shala La」「きづけよBaby」などを連投して客席の熱気を上昇させた。2度目の出演となるFear, and Loathing in Las Vegasは「帰ってきたよー!」と叫び、「Rave-Up Tonight」や新曲「Return to Zero」など全6曲をパワフルにプレイ。「イナズマ」の常連であり、西川と同じ滋賀県出身のバンドUVERworldは「俺たちにとって大切な日。雨なんかに奪わせない」と熱を帯びたメッセージを放ったのち、「ナノ・セカンド」「WE ARE GO」「ALL ALONE」「Q.E.D」などを熱演した。
トリを務めたEXILE THE SECONDは、「最後まで1つになって最高の思い出作りましょう」と呼びかけ、大勢のダンサーと共に「SUPER FLY」や「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」でキレのあるダンスを見せつけた。さらにアンコールでは西川がSECONDに加わり、西川を先頭にした「Choo Choo TRAINダンス」を披露。会場はひと際大きな歓声に包まれた。最後に西川がSECONDメンバーに胴上げされ、この日のライブは幕を下ろした。
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ヨハン @yohan0617
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