「3月のライオン」第2シリーズのテーマ曲はYUKI ＆ Brian the Sun担当

10月14日（土）よりオンエアされるNHK総合のテレビアニメ「3月のライオン」第2シリーズのオープニングテーマをYUKIが、エンディングテーマをBrian the Sunがそれぞれ担当することが決定した。

「3月のライオン」は羽海野チカ原作のテレビアニメで、第2シリーズのオープニングテーマは第1シリーズに続いてYUKIが担当。オープニングテーマは彼女の新曲「フラッグを立てろ」で、この曲は主人公・桐山零（CV：河西健吾）や川本ひなた（CV：花澤香菜）をはじめ、さまざまな人々の背中を押す応援ソングとなっている。一方エンディングテーマは羽海野が一聴して好きになったというBrian the Sunによる新曲「カフネ」。この楽曲では登場人物の内面にある人間らしい愛が丁寧に描かれている。

なおこれらの情報は本日9月3日に埼玉・狭山市市民会館にて行われたイベント「TVアニメ『3月のライオン』スペシャルイベント ～川本家の秋まつり～」で発表された。同イベントには川本3姉妹の声優を務める茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲が出演したほか、第2シリーズの新ビデオクリップ、原作とアニメに登場する「王様ニャー」の着ぐるみがお披露目された。

YUKIコメント

幸運なことに、「3月のライオン」の主人公・零くん、川本家の皆にまた会えることになりました。嬉しいです。ありがとうございます。
誰にでも訪れる経験ではないけれど、良かれと思って起こした行動が引き起こすこともある、いわゆる「いじめ」。劇中のひなちゃん同様に、私もいつの間にか教室で居場所が無くなり、目立たぬようにひっそりとしていたことを覚えています。私は私の世界の王様になることにしました。レコードを聴き、ジャケットを模写して、歌の世界に逃げ場所を作ったのです。枯れた花を咲かせ、空を飛び、甘いお菓子の家に住み、自分だけの場所を歌に見つけるたびに小さな旗を立て、印をつけるのが唯一自分を救う方法でした。上手になんて生きられなかった。今でもまだ、つぎはぎの旗を立てている最中です。「フラッグを立てろ」は私自身の歌でもあり、第2シリーズの零くんとひなちゃんを応援する歌なのです。

森良太（Vo, G / Brian the Sun）コメント

目には見えない巨大な何かと一人で戦うことの辛さや孤独が、零には身に染みて解っているのだと思います。それは自分自身の中にある不安や恐れであり、もっと言えば、その奥にあるのは愛の萌芽なのだということを作品全体を通して感じました。
未熟であることや過ちを悪と一蹴することなく、登場人物の内面にある人間らしい愛を丁寧に描く、この作品の世界観がとても好きです。
だからこそ、僕たち自身もストーリーの絶妙なバランス感覚の一端を担えるように、繊細な気持ちで曲を書きました。「3月のライオン」に関われることを光栄に思います！