衝撃の白ブリーフでホホホイ!超特急「超フェス」2日目に芸人魂とロック魂注入

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超特急が本日8月29日に東京・チームスマイル・豊洲PITにてライブイベント「HMV presents BULLET TRAIN 5th Anniversary Special『超フェス』」の2日目公演を開催した。

「夏の時期のあいつを知ってるかい?」と歌うタクヤ。

「夏の時期のあいつを知ってるかい?」と歌うタクヤ。

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「超フェス」は豊洲PITを舞台に、超特急がバンドやアーティスト、タレントなどさまざまなジャンルのゲストを迎えて5日間連続で行う対バン形式のライブイベント。2日目は「“超”芸人フェス」と題し、ココリコ椿鬼奴を招いての公演が行われた。ココリコと超特急メンバーは、ココリコのレギュラー番組「なら≒デキ」で何度も共演経験のある間柄。また遠藤章造は、超特急「gr8est journey」のミュージックビデオに“8号車(超特急ファンの総称)代表”として出演した過去がある。加えて椿鬼奴は超特急のレギュラー番組「超特急の撮れ高足りてますか?」に7人のマネージャー役で登場したことがあり、7人からは「鬼姉(おにねえ)」と呼ばれる仲だ。しかしながらライブで3組が同じステージに立つのは初めてのこととあり、会場には開演前から何が起こるかわからない期待感が充満していた。

開演時刻を迎え、ファンの前に姿を見せた超特急は遠藤がMVに参加した「gr8est journey」でライブをスタートさせる。1から8までのカウントアップのパートでは8号車がテンポよくペンライトを上下させて美しく会場を彩った。ここでリョウガは早速ゲストの2組を呼び込む。ココリコと鬼奴は登場するなりブルゾンちえみ with Bの決めポーズで笑いを誘い、観客の心をつかんだ。2組は超特急とテレビ番組で共演した際の思い出を振り返り、鬼奴は「私のこと鬼姉って呼ぶタレントさんはこの7人だけよ」と笑う。田中直樹は「『なら≒デキ』に最初に来てくれたのが“ドジっ子担当”のユーキくんだったから『このグループ大丈夫かな?』と思ったよ」とぶっちゃけてメンバーの照れ笑いを誘っていた。

超特急

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ゲストを見送ると、超特急は「My Buddy」をドロップ。ダンサーは表情豊かにこの曲のポップな世界観を表現し、コーイチは遊び心あふれるボーカルワークでファンの耳を楽しませる。コーイチの「まだまだいくぞ!」という煽りからスタートした「超えてアバンチュール」は、お笑いタレントのギャグの動きをダンスの随所に盛り込んだナンバー。キメのタイミングでダンディ坂野の「ゲッツ!」をアドリブ披露したユースケは自分の動きがツボに入ったのか、その後爆笑しながら「ゲッツ!」を乱れ打ちしてステージを駆け回っていた。

リョウガが「体あったまった? 俺たち超特急も……Hot! hot!」と突然ハイテンションな藤井隆に“変身”してファンの戸惑いを誘うと、彼は「俺たちだけじゃダメだ! スベる!」と言ってココリコを呼び込む。するとメンバーは「ちょっと“正装”に着替えます」と宣言し、衣装のオールインワンの上から遠藤のトレードマークでもある白ブリーフを着用するという8号車絶叫の姿を披露した。ざわめきが冷めやらぬ中、リョウガの進行でここからは「超新ギャグプレゼン大会」のコーナーへ。これは遠藤の持ちネタ“ホホホイ”に匹敵するキレのあるオリジナルギャグを超特急メンバーそれぞれが披露し、ココリコに判定してもらうというもので、7人はこの日のために用意してきた渾身の“ホホホイギャグ”を次々にお披露目した。

オリジナルのホホホイギャグを披露するコーイチ(中央)。このあとブリーフを脱ぐ。

オリジナルのホホホイギャグを披露するコーイチ(中央)。このあとブリーフを脱ぐ。[拡大]

トップバッターのタクヤは「夏の時期のあいつを知ってるかい? ホホホイ、ホホホイ、ゴキブリホイホイ!」と言いながらダンス。純白担当のためオールインワンと白ブリーフの色が同化してしまったタカシは「安心してください、履いてますよ」と言って聴衆を安心させると、ダンスのフロア技・ワームの動きを取り入れたアグレッシブなギャグで驚きを誘った。メンバーがオリジナルの“ホホホイ”を披露するたび、嬉々とした表情で彼らを見つめていた遠藤だが、最後にバトンを受け取ったユースケが「ココリコ、ココリコ、薄力粉! 強力粉! 小麦粉!」「ココリコ、ココリコ、サンディエゴ! ナタデココ! パン屋さん!」と独創的すぎるオリジナルギャグを見せつけると「君は何をしているんだ」と一転して冷静に。結果優勝はタクヤの手に渡り、ワーストギャグに選ばれたユースケは田中を巻き込んで再度「ココリコ、ココリコ、薄力粉!」を披露するという罰ゲームを受けていた。

チーム分けを行う白ブリーフ姿の超特急。

チーム分けを行う白ブリーフ姿の超特急。[拡大]

続いてのコーナーは、鬼奴を迎えた「『ご乗車ください』替え歌合戦」。この企画では、コーイチ、リョウガ、タクヤの「遠藤チーム」とユーキ、ユースケ、タカシの「鬼奴チーム」という2組に分かれたメンバーが「超ネバギバDANCE」の曲中のセリフ「ご乗車ください!」にタイミングを合わせての大喜利対決を繰り広げた。最初のお題「夕日に向かって叫びたい魂の一言」では、ユースケが「都会の土地が高い!」と妙に切実な思いが滲んだ渾身の絶叫でタクヤを下す。コーイチとユーキの対決となった「女の子の料理がまずかったときの傷付けない一言」というお題では、コーイチが「今日体調悪いん?」「このマンゴー、要らんくない?」「結婚はできません!」と、やり直しのたびに観客のブーイングが大きくなるスパイラルにハマってしまい、鬼奴から「最悪だよ!」とダメ出しを受ける。一方のユーキは「今度一緒に作ろ?」と完璧な“正解”をたたき出して8号車の大歓声を集めていた。そして5億5ポイントの得点をかけた遠藤対鬼奴のキャプテン対決の結果、軍配は鬼奴チームに上がる。負けた遠藤チームのメンバーは、バラエティではおなじみの“ビリビリ電流”の罰を受け、苦悶の表情を浮かべた。

ジョン・ボン・ジョヴィ(椿鬼奴 / 左から3番目)とバック・ボン・ジョヴィ(ユーキ / 右)。

ジョン・ボン・ジョヴィ(椿鬼奴 / 左から3番目)とバック・ボン・ジョヴィ(ユーキ / 右)。[拡大]

2つのコーナーを終えてゲストを見送ると、ブリーフを脱ぎ去ったメンバーは「DJ Dominator」でライブを再開させる。クールに振り切ったパフォーマンスでそれまでの姿とは180°異なる表情を見せて8号車を惹きつけると、「Shake body」ではタクヤによる「ホホホイ」のポーズやメンバー全員による小島よしおの「ウエーイ」の動きが再びオーディエンスの笑顔を誘った。また、続く「Keyword」ではロッカーの出で立ちに着替えた鬼奴がステージに“乱入”。彼女は「お前らはロックが足りない!」と言い放つとここで急きょジョン・ボン・ジョヴィのバックダンサーを決めるオーディションを開催すると宣言する。このオーディションにはメインダンサーの5人が参加してそれぞれにオリジナリティあふれるダンスパフォーマンスを披露したが、優勝はBon Joviのギタリスト、リッチー・サンボラのギタープレイを踏襲したダイナミックなエアギターを見せたユーキの手に。彼は鬼奴命名の「バック・ボン・ジョヴィ」として、彼女が歌い上げる「You Give Love A Bad Name」に乗せてキレのあるダンスを踊ってみせた。

アンコールの様子。

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カオス状態と化したライブは「fanfare」で締めくくられ、コーイチはメロイックサインを決めながら楽しげにソロを歌い上げる。挨拶に立ったリョウガは「ロック魂、胸に刻みました!」と言って本編を結んだ。また、アンコールでも3組のコラボが実現。コーイチがココリコと鬼奴に「トークコーナーだけじゃ寂しいなあ」と言うとタカシが「一緒に歌いたいなって思います!」と続け、舞台上の10人は「Clap Our Hands!」を合唱した。ラストの「Burn!」では、ユースケの呼びかけで8号車が「ココリコ! 鬼姉!」とゲストの2組に向けてコールを飛ばす。2組は超特急メンバーと一緒に手をクロスさせるダンスを全力で踊り、「もっともっと!」とフロアを煽ってコラボを楽しんだ。曲を終えると、田中は息を切らしながら「すっげー楽しかったです!」と笑顔。そして、一生懸命に会場を盛り上げていたユースケに向けて「最後の盛り上げ方、“薄力粉”の人とは思えなかったよ!(笑)」と声をかけた。ゲストがステージをあとにすると、カイは「今日もすばらしい日になりました。ココリコさんと鬼姉、2組に感謝したいです!」と思いを伝える。ロックな“鬼姉”にすっかり感化された様子の7人は、最後までメイロックサインを掲げながら舞台袖へと消えていった。

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