フルカワユタカ、ASPARAGUSとの競演に「普通にうれしい!」

3

345

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 103 239
  • 3 シェア

フルカワユタカの主催イベント「Play with ~with Melancholy A~」が、7月28日に東京・新宿LOFTにて行われた。

左から一瀬正和(Dr / ASPARAGUS)、フルカワユタカ、渡邊忍(Vo, G / ASPARAGUS)。(撮影:浜野カズシ)

左から一瀬正和(Dr / ASPARAGUS)、フルカワユタカ、渡邊忍(Vo, G / ASPARAGUS)。(撮影:浜野カズシ)

大きなサイズで見る(全17件)

ASPARAGUS(撮影:浜野カズシ)

ASPARAGUS(撮影:浜野カズシ)[拡大]

6月4日の大阪公演に続いて開催されたこの日のゲストはASPARAGUS。彼らは「Analog Signal Processing」でライブをスタートさせ、伸びやかなメロディとキレのあるビートでフロアを早くも熱狂させた。続く「JERK」「SHALL WE DANCE?」が終わると、渡邊忍(Vo, G)は古くから親交のあるフルカワについて「今まであまり縁がなかったからね! この前まで仲もよくなかったんだよ(笑)」と冗談を飛ばし、オーディエンスを笑わせた。

渡邊忍(Vo, G / ASPARAGUS)(撮影:浜野カズシ)

渡邊忍(Vo, G / ASPARAGUS)(撮影:浜野カズシ)[拡大]

「小さな一歩」を丁寧に届けたあとは「MAY BE OR MAY BE NOT」のさわやかなサウンドで観客を魅了する。原直央(B)、一瀬正和(Dr)のグルーヴィなリズムに乗せて力強いアコースティックギターのストロークが炸裂した「LOST SHEPHERD」のアウトロでは、渡邊がギターを抱えたままフロアに降りて会場をさらに盛り上げた。「BLUE人」を歌い終えた渡邊は「ここまで来るのに何年もかかったけど、こんな楽しい時間を過ごさせてもらってます」とフルカワとの競演を喜んだ。

「そんな思いを込めて、この曲を」という言葉に続いては「DIDDY-BOP」を演奏し、再びフロアの熱気を高める。最後は「gn8」「FALLIN' DOWN」で締めくくった。

続いて登場したフルカワは最初に「too young to die」を披露。「next to you」ではお決まりの「I'm ロックスター!」という叫びでオーディエンスの大歓声を呼び起こす。その後はキラーチューンの「GAME」で、フロアにさらなる熱狂をもたらした。

フルカワユタカ(撮影:浜野カズシ)

フルカワユタカ(撮影:浜野カズシ)[拡大]

この日のサポートメンバーは新井弘毅(G)、4106xxx(SCAFULL KING、BRAZILIANSIZE)、堀之内大介(Dr / Base Ball Bear)。4人のどっしりとしたアンサンブルが心地よく響く「ボクは、少しズルくなる」、そして「lime light」が終わると、フルカワはASPARAGUSのメンバーたちとのさまざまな因縁を明かして観客を笑わせる。そして渡邊に対して「ギターのソウルメイトみたいな感じで付き合えたらと思ってます。いい先輩に巡り会えて……」と言いかけたところで「いや、今までの先輩が悪いわけじゃないよ!?」とあわてて訂正し、オーディエンスを爆笑させた。

壮大なメロディラインが印象的な「farewell」、ミディアムチューン「walk around」が終わると、フルカワは音楽活動20周年とソロ活動5周年を記念したライブを告知。11月には東京・下北沢SHLETERでの3DAYSワンマン、2018年1月には東京・新木場STUDIO COASTでイベントを開催することを明かし「ここからCOASTまで、大お祝い大会にしようと思ってるから。アルバムも大切な方と作ってますから、楽しみにしててください」と語ってファンの期待を煽った。

後半ではアッパーチューンを連発し、場内の熱気を上げていく。「fusion」ではフルカワと新井がそれぞれ華麗なライトハンドを披露し、「Beast」「The Fire」「Transient Happiness」ではオーディエンスが踊り狂う。ラストには「サバク」を演奏し、ステージを去っていった。

「セロリ」を演奏する一瀬正和(Dr / ASPARAGUS)、フルカワユタカ、渡邊忍(Vo, G / ASPARAGUS)。(撮影:浜野カズシ)

「セロリ」を演奏する一瀬正和(Dr / ASPARAGUS)、フルカワユタカ、渡邊忍(Vo, G / ASPARAGUS)。(撮影:浜野カズシ)[拡大]

アンコールで再登場したフルカワは「チャンバラさせてもらおうかと」と話して、ステージに渡邊を呼び込んだ。2人は憎まれ口を叩き合いつつ「みんなが知ってる曲がいいかなと」(渡邊)ということで、一瀬を加えて山崎まさよしの「セロリ」をアコースティックスタイルで披露。渡邊は歌詞を「単純にフルカワのこと好きなのさ」と変えて歌ってみせ、フルカワも思わず照れた表情を浮かべていた。

渡邊と一瀬がステージを降りると、フルカワは「普通にうれしい!(笑)」と笑顔を見せつつ、渡邊をはじめとしたいろいろな人との出会いによって自身の音楽人生が続けられたことをしみじみと振り返った。その後は集まったファンへのプレゼントとして、骨太なギターサウンドが響く新曲をパフォーマンス。最後に「Candy House」を熱唱して、この日のライブを終えた。

この記事の画像(全17件)

Play With ~with Melancholy A~ 2017年7月28日 新宿LOFT セットリスト

ASPARAGUS

01. Analog Signal Processing
02. JERK
03. SHALL WE DANCE?
04. 小さな一歩
05. MAY BE OR MAY BE NOT
06. FAR AWAY
07. LOST SHEPHERD
08. BLUE人
09. DIDDY-BOP
10. gn8
11. FALLIN' DOWN

フルカワユタカ

01. too young to die
02. next to you
03. GAME
04. ボクは、少しズルくなる
05. lime light
06. farewell
07. walk around
08. I don't wanna dance
09. fusion
10. Beast
11. The Fire
12. Transient Happiness
13. サバク
<アンコール>
14. セロリ
15. 新曲
16. candy house

全文を表示

読者の反応

  • 3

ホタテ ギターズ @hotate_guitars

フルカワユタカ、ASPARAGUSとの競演に「普通にうれしい!」 - 音楽ナタリー https://t.co/dw7pcD1s45

コメントを読む(3件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 フルカワユタカ / ASPARAGUS / SCAFULL KING / Base Ball Bear の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。