しゃちほこ20歳一番乗りの大黒柚姫、誕生日にドラム叩いて顔面ケーキ

チームしゃちほこの大黒柚姫が、20歳の誕生日を迎えた7月18日に地元愛知のDIAMOND HALLでソロイベント「Yuzuki's coming-of-age ceremony☆★☆」を行った。

メンバー5人中4人が本年度内に成人となるチームしゃちほこの中で、最初に20代に突入した大黒。イベント開演前には彼女の成長を記録したホームビデオが上映され、母親に怒られ泣いている姿や「美少女戦士セーラームーン」に憧れてコスプレ衣装で踊る様子など、大黒家の秘蔵映像がたっぷりと紹介された。

「プリティーウィッチーゆずきっち！」の掛け声で幕を開けたライブは、宍戸留美のカバー「WE CAN DO!」からスタート。大黒は子供の頃に大好きだったというテレビアニメ「おジャ魔女どれみ」の瀬川おんぷ（CV：宍戸留美）風の衣装で登場した。ライブ前半は“「アイドルになりたかった。」ブロック”と銘打ち、ももいろクローバーZの「MOON PRIDE」、モーニング娘。の「LOVEマシーン」、藤本美貴の「ロマンティック 浮かれモード」といったアイドルソングのカバーが並んだ。

「誕生日当日、今日でハタチになりました！」と笑顔で報告した大黒は、「次は、これからに向けた新しいを柚姫を見せちゃいたいと思います！」と宣言すると一旦ステージを去り、ステージ上のスクリーンには「大黒柚姫 ドラムへの挑戦」の文字が浮かぶ。スクリーンの映像は彼女が「2％でもポンコツじゃないところを見せたい」とドラムを猛特訓する風景に切り替わり、大黒は振袖をモチーフにした黒い衣装でドラムセットへ。ドラマー・大黒柚姫が演奏曲に選んだのは、チームしゃちほこの「BASYAUMA ROCK」だ。大黒はドラムパートを抜いた音源に合わせて演奏し、バスドラムのリズムキープやスネアのフィルがもたつく場面はあったものの、パワフルなプレイで会場を沸かせた。5月にドラムの練習を始めたばかりだという彼女は「2カ月で皆さんに聴かせられるぐらいに仕上げるのが大変だった。ミスったところもあるけど、これからもがんばってもっと上達する！」と宣言した。

ドラム演奏が終わると、後半の“「アイドルになれた！」ブロック”へ。ここでは「エンジョイ人生」「乙女受験戦争」「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」といったチームしゃちほこの“アゲ曲”を連続で歌い、「いつも5人で歌ってるから1人で歌うのって本当に大変」と汗だく。大黒は「20歳の誕生日を皆さんと過ごすことができてうれしいです」とファンに感謝の思いを伝えると、同じくチームしゃちほこの「最上級の愛の言葉」を熱唱。さらにソロナンバー「ら・ら・ら・アイドル」では歌詞の一部を「ハタチ・楽しい」と変えて歌い、ファンと一緒に盛り上がった。そして大黒がラストの1曲を歌おうとしたところで、メンバーからのお祝いコメント映像が流れ、ステージにはチームしゃちほこの“店長”こと長谷川マネージャーが登場。続いてライブ中ちょくちょく姿を見せてはフロアをざわつかせていたメンバー咲良菜緒似のアシスタントが現れ、おもむろにビニールシートをステージに敷くと、店長は大黒の顔面にクリームたっぷりのケーキを押し付けた。

お約束の光景で場内が笑いに包まれる中、大黒がクリームを落とすために退席すると、店長は大黒について語り始める。店長は大黒がドラムのみならず、去年から英会話を習っていることを明かし、この春英検に合格したことを報告。「他のメンバーが悩んでると自分も一緒に悩んじゃう、そんなバカみたいな優しさも才能。彼女の優しさと温かさがあったから、チームしゃちほこは続いてきたし、僕もチーフマネージャーとしてやってこれた」と大黒のがんばりを賞した。クリームを落とした大黒は、改めてラストナンバー「colors」をパフォーマンス。「本当に最高な誕生日になりました。ありがとう！ 10代はいろんなことがありすぎたけど、チームしゃちほこに出会えたことが一番うれしかったこと。ファンのみんながいるから大きな目標に向かえる。20代になっても皆さんと触れ合っていきたい。これからもチームしゃちほこの応援よろしくお願いします！」と挨拶し、最後はコーラを注いだワイングラスを手に「チームしゃちほこの発展を祈って」と乾杯した。

大黒に続いて20歳の誕生日を迎えるチームしゃちほこメンバーは、9月10日生まれの咲良菜緒。咲良のバースデーイベントは誕生日の2日後、9月12日に同じくDIAMOND HALLで開催される。