この商品はION Audio「Vinyl Motion」にバンドのイラストやロゴがあしらわれた、スピッツバージョンのレコードプレイヤー。お披露目会には
イベントはまず清水、酒井、岩井の3人によるトークでスタートした。現在30歳の岩井は、スピッツの結成30周年に触れ「生まれたときからスピッツファン」と豪語。さらに「イントロ1秒聴いただけで、どの曲かわかります。アナログ盤も全部予約しました」といちファンぶりを語ると、清水はすかさず「(スピッツの)イメージ悪くなる」「スピッツの方は断れないからね……」と突っ込みを入れ、観客の笑いを誘った。
清水はアーティストの作曲法を解説するネタの1つ「スピッツ作曲法」を、スピッツのライブ会場で披露したことも。彼女はその際のエピソードを交えながら「そのネタの中で『若いお坊さんたちが諸行無常を説いてる』って歌ってるんですけど(笑)、スピッツの歌詞のよさって、日本人の私たちだからこそわかるというか。透明感がある感じ。すーっと入ってきて、『自分の中にもサンクチュアリってあるんだな』って感じがするんですよ」と熱弁をふるった。一方酒井は、自身が出演したドラマ「白線流し」の主題歌「空も飛べるはず」にまつわる思いを「初めてプロデューサーから聴かされたときのことが印象深くて。今でもこのドラマの話が出ると、皆さんこの曲を歌われるんです。いろんな人の心に刻まれてるんだなと思います」と述べた。
ひとしきりトークで盛り上がったあと、3人は客席へ。舞台には東京・タワーレコードららぽーと立川立飛店の塙勉店長、inMusic japanの三留丈樹氏が登場し、レコードプレイヤーがお披露目となった。これまでコラボレーション展開を行っていなかったION Audioがスピッツとのコラボ製品を発売することについて、三留氏が「単純に私がスピッツ大好きということで、受けさせていただきました」と明かすと、観客は大きく沸いた。
2人がレコードの魅力や製品の特徴を語ったあと、舞台上では7月5日に発売されるスピッツの過去16作品のアナログ盤の試聴が行われる。酒井とスピッツの出会いの1曲「空も飛べるはず」、岩井が最も好きな楽曲だという「冷たい頬」、清水が最近よく聴いているという「みなと」を順番に流しながら、3人は「温かみがあって素敵ですね」と、レコードで味わうスピッツの音楽を楽しむ。司会者から感想を問われた清水は「つくづくスピッツって、CDだけじゃなくてレコードにも合ってるバンドだなと思って。オーソドックスなことをやりながら、いつもほかのバンドよりも何か新しいことをしていく感じ」と話した。
試聴を終えたところで、舞台には特別ゲストとして東京ヤクルトスワローズのマスコットキャラクター・つば九郎が登場する。彼は観客に一礼すると、YouTubeで公開された映像が話題を呼んだ「チェリーダンス」を披露。スピッツの「チェリー」に乗せてコミカルに踊る姿に、観客からは盛大な拍手が沸き起こった。岩井の「草野(マサムネ)さんはソフトバンク(福岡ソフトバンクホークス)のファンだからね」という一言に落ち込む場面もあったものの、つば九郎は「『白線流し』から(スピッツのファン)」「新しい仕事が増えた」と必死にアピールしていた。
イベントも終盤、登壇者たちは改めてスピッツの魅力について語らう。岩井が「テンション上げたいときも落ち込んでるときも、どっちでも聴けるのがスピッツのいいところ。何にでも合う。白米みたいなね」と話すと、酒井は「スピッツを聴きながらよく想像を巡らせるんですけど、短編映画を作りたくなるような、そういう曲が多いんですよね。歌詞を読んでいて『どういうことだろう』と思わされることもあるんですけど、そこもまた無限に想像できるのが素敵だなって」と続ける。清水はイベントを振り返り、「CDよし、ターンテーブルよし、ライブよしって感じで、それぞれ違う感じで楽しめて、すごくいい体験でした。それにしても、30年続けられるバンドってすごいなと思いますね」とスピッツへ賛辞を送った。
なおUNIVERSAL MUSIC STOREでは、7月31日まで「ION×SPITZ 特製ポータブル レコードプレーヤー」の第1回予約受付を実施中。この期間に申し込むと、12月6日に商品が発送される。
リンク
- SPITZ 30周年記念 レコードプレーヤー UNIVERSAL MUSIC STORE
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ハルオの次男 @shisshy
スピッツのレコードプレイヤーお披露目、清水ミチコやハライチ岩井らがバンドの魅力語る - 音楽ナタリー https://t.co/LU2OGW1ZTi