タイトル曲はTK(
今回の歌詞の世界はTKからのリクエストで描かれたとのこと。大森は作詞の過程を「できることならTKさんの世界にも潜りこんで一緒に描きたいなと模索し作詞しました。好きな色や好きな母音など既存曲を調べればわかるもの、もっと感覚的にならなければわからないもの、をインプットする時空が心地よく、作詞した夜はとても美しい群青色の中にいました」と振り返っている。明日6月2日よりスタートする全国ツアー「大森靖子 2017 LIVE TOUR "kitixxxgaia"」の各会場では、このシングルの特典付き予約受け付けも行われる。
さらに9月には過去の楽曲を弾き語りやアコースティック形式で再録したアルバムのリリースも決定した。こちらの詳細は後日発表される。
大森靖子 コメント
自分が持っていたのは何かに活かせるようなレベルのコンプレックスではなく、生活を保つためにあまり向き合うことをしてこなかったので、そういった部分を歌詞にしてほしいとTKさんにうかがい、おお!と思いここ5年の自分のブログや日記や連載を読み返しました。一貫して同じ怒りを持っていたので、誰かの美しい閃きがつくった世界の誰かの不在、その空虚のなかで誰にぶつけることもできなかったものを全て、共感性や分かりやすさを今回は度外視してぶつけることにしました。きっとこれから私がつくる世界とて、絶対にも透明にも永遠にもされてはならず、これが人生と思った遺作ですら、また新しい誰かの斬新な希望に壊されるべきものだと思うので、その刹那のなかでなら絶対的な感情として曲にぶつけてもいいのかなという強い気持ちになれた楽曲でした。
自分だとATフィールドみたいな曲ばかりつくってしまうので、TKさんに曲をいただき、そしてドラムのピエール中野さん、ベースの中尾憲太郎さんとともに、武器を与えてもらったみたいな気分です。
できることならTKさんの世界にも潜りこんで一緒に描きたいなと模索し作詞しました。好きな色や好きな母音など既存曲を調べればわかるもの、もっと感覚的にならなければわからないもの、をインプットする時空が心地よく、作詞した夜はとても美しい群青色の中にいました。印刷では再現不可能なブルーでした。
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