長渕剛、ラストサムライ武田幸三の引退試合に魂のエール

10月26日に引退試合を行うK-1ファイター／キックボクサーの武田幸三に、長渕剛が最後の入場テーマ曲として「STAY DREAM」の新録バージョンをプレゼントした。

鍛え抜かれた体と生真面目なファイトスタイルで、多くの格闘技ファンから愛されていた武田選手。以前から長渕のファンだったという彼は、映画「ジャッカル」のサウンドトラック収録曲「red tape」を入場曲に使っていたが、10月26日の「K-1 WORLD MAX 2009」対アルバート・クラウス戦でラストマッチを迎えるにあたり、長渕の「CLOSE YOUR EYES」を入場曲として使用する許可を打診していた。

この話を聞いた長渕は、武田選手の男気に惚れ込み「ぜひ自分に曲を選ばせてほしい」と「STAY DREAM」を選曲。この試合のための新たなバージョンを作り上げるべく、9月某日に都内のスタジオでレコーディングを行った。

スタジオに武田選手が訪問すると、長渕は「これから、新たに命を吹き込むから」と、自らのアコースティックギターにピアノとコーラスのみを従えたシンプルなスタイルでレコーディングを敢行。あえて普段とはセッティングを変え、ブース内から武田選手に向かって届けるように熱唱した。

さらに長渕は、9月23日に行った名古屋・日本ガイシホール公演に武田選手を招待。このライブで長渕は、新バージョンの「STAY DREAM」を披露した。突然のサプライズに感極まった武田選手は、涙を流しながら演奏に聴き入り「負けようとも前に進んで夢を持ち続ける、僕の人生のテーマソングになりました」と喜びをあらわにした。

「K-1 WORLD MAX 2009」は、開催当日10月26日（月）21:00よりTBS系列でオンエアされる。アニキが後押しする“ラストサムライ”最後の闘いを見届けよう。