Billboardで描くカフカズ・ロック&ニーチェズ・ポップの世界、有頂天2部制レコ発

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有頂天のワンマンライブが1月7日に東京・Billboard Live TOKYOで開催された。

有頂天「『カフカズ・ロック / ニーチェズ・ポップ』発売記念ライブ」の様子。(Photo by Ayaka Matsui)

有頂天「『カフカズ・ロック / ニーチェズ・ポップ』発売記念ライブ」の様子。(Photo by Ayaka Matsui)

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有頂天(Photo by Ayaka Matsui)

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昨年12月に約26年ぶりとなるオリジナルアルバム「カフカズ・ロック / ニーチェズ・ポップ」を発表した有頂天。今回のワンマンはこのアルバムの発売を記念したもので、2部に分けてライブが披露された。

KERA(Vo)(Photo by Ayaka Matsui)

KERA(Vo)(Photo by Ayaka Matsui)[拡大]

第1部の序盤では「カフカズ・ロック」と銘打たれた最新アルバムDISC 1の楽曲「ラッキーさん」「100年」、過去作からのナンバー「MEANING OF LOVE」「でっかち」といったアップテンポなナンバーを次々と披露された。ライブハウスとは違った雰囲気の会場を見渡し、KERA(Vo)は「こういう、お客さんが着席するライブはひさしぶり。昔は『原宿クロコダイル』とかでやってたね」と回想した。

左からCOU(G)、KERA(Vo)。(Photo by Ayaka Matsui)

左からCOU(G)、KERA(Vo)。(Photo by Ayaka Matsui)[拡大]

シリアスな曲調が特徴的な「知恵の輪プレゼント」「知恵の輪ブレイクアウト」、メジャーデビューアルバム「ピース」からの楽曲「BYE-BYE」を挟み、「カフカズ・ディック」ではレコーディングにも参加したBOBO(Per)、ハラナツコ(Sax)がゲストとして登場。「心の旅」ではKERAが客席最前列のテーブルからアンケート用紙を取って音読し、破り捨てるパフォーマンスでオーディエンスを湧かせた。そしてKUBOBRYU(B)による語りから始まる「monkey's report(ある学会報告)」で本編は終了。アンコールの「HAPPY SLEEP」ではステージ後方の幕が開き、美しい夜景をバックにした演奏で第1部は締めくくられた。

第2部では「幽霊たち」「懐かしさの行方」といった最新アルバムDISC 2「ニーチェズ・ポップ」の収録曲でスタート。COU(G)がボーカルを務めた「Not Departure」、伊東ゆかり歌唱バージョンの歌詞を使用したという「ロコモーション」のカバーなどバラエティ豊かなセットリストでライブを展開していった。そんな中「墓石と黴菌」の演奏後、突然ZIN(Dr)が「さっきごめんなさい」と一言。「なんで急に謝ったの!?」とKERAが戸惑うと会場に笑いが巻き起こった。

後半ではCHOUX(Key)のきらびやかなソロパートが用意された「アローン・アゲイン」のほか、「べにくじら」「オードリー・ヘプバーン泥棒」といった過去の楽曲を続けて披露。再びBOBO、ハラナツコをゲストに迎えた「ニーチェズ・ムーン」の途中では、KERAが今年のライブ活動に向けての意気込みを語り、ファンを喜ばせた。そしてアンコールではカフカズ・ロックサイドより「カフカズ・ディック」、ライブではおなじみのナンバー「愛のまるやけ」で2公演の幕を下ろした。

なおKERAは4月14日に東京・新宿LOFTでライブイベント「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー2017」を開催。この公演ではケラ&ザ・シンセサイザーズとKERA SOLO UNITがライブを行い、ゲストの出演も予定されている。チケットは1月29日に各プレイガイドおよび新宿LOFT店頭で販売開始。

有頂天「『カフカズ・ロック / ニーチェズ・ポップ』発売記念ライブ」
2017年1月7日 Billboard Live TOKYO セットリスト

第1部 LIVE KAFKA'S ROCK

01. ラッキーさん
02. 100年
03. MEANING OF LOVE
04. でっかち
05. 墓石と黴菌
06. 知恵の輪プレゼント
07. 知恵の輪ブレイクアウト
08. シュート・アップ
09. BYE-BYE
10. 城
11. 懐かしさの行方
12. カフカズ・ディック
13. 心の旅
14. ホワイトソング
15. ラッキーさん
16. monkey's report(ある学会報告)
<アンコール>
17. 幽霊たち
18. HAPPY SLEEP

第2部 LIVE NIETZSCHE'S POP

01. 幽霊たち
02. 懐かしさの行方
03. ベジタブル
04. 2090年のクーデターテープ
05. 君はGANなのだ
06. Not Departure
07. ロコモーション
08. 100年
09. 墓石と黴菌
10. 箱(永劫回帰)
11. 猫が歌う希望の歌
12. コレカラノヒト
13. アローン・アゲイン
14. べにくじら
15. オードリー・ヘプバーン泥棒
16. ニーチェズ・ムーン
<アンコール>
17. カフカズ・ディック
18. 愛のまるやけ

ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー2017

2017年4月14日(金)東京都 新宿LOFT
<出演者>
ケラ&ザ・シンセサイザーズ / KERA SOLO UNIT
※ゲストの出演予定あり。

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1月7日にビルボード東京での有頂天ワンマン・のライブ・レポートを掲載していただきました。Billboardで描くカフカズ・ロック&ニーチェズ・ポップの世界、有頂天2部制レコ発 - 音楽ナタリー https://t.co/xkEXflcyBx

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