BAND-MAID、赤坂ワンマンで“ハト年”幕開け

BAND-MAIDが昨日1月9日に東京・赤坂BLITZでワンマンライブ「1st Full Album『Just Bring It』Pre-Release One-man ～新年 初お給仕はじめます～」を開催した。

昨年メジャーデビューを果たし、日本のみならず海外でも精力的なライブ活動を行っているBAND-MAID。バンド史上国内最大の赤坂BLITZでのワンマンライブで彼女たちは、フロアを埋め尽くすBAND-MAIDファン、通称“ご主人様”、“お嬢様”を前にストイックなライブを繰り広げた。

オープニングSEが流れる中、ステージに登場した小鳩ミク（G, Vo）、彩姫（Vo）、KANAMI（G）、AKANE（Dr）、MISA（B）。5人は「かかってこい、赤坂！」という彩姫の第一声から、アグレッシブなロックチューン「REAL EXISTENCE」でライブ開始の狼煙を上げ、海外リスナーに注目されるきっかけとなったナンバー「Thrill（スリル）」など、挨拶代わりとばかりに人気曲を畳み掛けていった。

MCでは小鳩が「やってまいりました2017年一発目のお給仕！ 赤坂BLITZにご帰宅してくださった、ご主人様、お嬢様ありがとうございますっぽー」と挨拶し、今年の干支が酉年であることと、自身の名前をかけて「今年1年は“ハト年”ですっぽ」と話すなど独特の口調でトークを進め、会場を演奏中のハードなイメージとは打って変わってふんわりとした雰囲気に。その後、「今日のお給仕をBAND-MAID一同、楽しみにしておりました。ねえ、さい（彩姫）ちゃん？ ぽっ！」と小鳩から話を振られた彩姫が「そうですね」とクールに相槌を打ってから、1月11日発売のメジャー1stアルバム「Just Bring It」から新曲「secret My lips」を披露すると宣言。激しいバンドサウンドに伸びやかなツインボーカルが映える同曲が届けたあと、バンドは「LOOK AT ME」「Before Yesterday」と連投し、疾走感のある「the non-fiction days」ではヒートアップしたフロア前方でモッシュが沸き起こった。

その後AKANEがパワフルにツインペダルを連打して存在感を示したほか、MISAが長い髪を大きく揺らしながらスラップベースを聴かせ、KANAMIがタッピング奏法やワウペダルを駆使したリードギターを奏でるなど、バンドはテクニカルな面でも観客を沸かせていく。さらに「もっともっとかかって来いっぽ！」と小鳩が煽ってから新曲「Take me higher!!」を初披露するなど、演奏の手を止めることなく次々と楽曲を披露。またライブ後半のMCでは小鳩が新作アルバム「Just Bring It」について「タイトルの通り、『かかって来いやー』な1枚になってますっぽ。よろしくっぽー」と説明し、BAND-MAIDのライブ恒例となっている“おまじない”タイムでは、小鳩が観客を先導して「萌え萌えキュンキュン」のコール＆レスポンスを展開した。ライブ終盤にバンドは攻撃的かつキャッチーな新曲「Don't you tell ME」に続けて、人気曲「alone」をエモーショナルに届け、ラストに「YOLO」を投下。初の赤坂BLITZでのワンマンライブを熱気と一体感で満たして締めくくった。

なおライブ終了後にはステージ後方のスクリーンにて、新作リード曲「Don't you tell ME」のミュージックビデオが初公開された。さらにBAND-MAIDが5月10日より6会場を回るワンマンツアー「初One-man お給仕 Tour 2017」を開催することが決定。ローソンチケットでは1月16日までチケットの先行抽選予約の申し込みを受け付けている。