ハロプロ20年目の幕開け、新リーダーあやちょ目標は「世界征服」

ハロー！プロジェクト所属グループによる新春コンサート「Hello! Project 2017 WINTER」が、本日1月2日に東京・中野サンプラザホールで開幕した。

今年で設立20年目に突入するハロー！プロジェクト。年始の恒例行事となっている中野サンプラザホールでの正月コンサートには、モーニング娘。'16改めモーニング娘。'17、アンジュルム、Juice=Juice、カントリー・ガールズ、こぶしファクトリー、つばきファクトリーの6組にハロプロ研修生を加えた総勢60名が登場し、2時間におよぶ華やかなステージを繰り広げた。

ライブ前に行われたメディア取材には各グループのリーダーと、本日よりモーニング娘。'17のパフォーマンスに加わった第13期メンバーの加賀楓と横山玲奈が登壇。大晦日にハロプロ全体の新リーダーに任命されたアンジュルムの和田彩花は、20年目のハロプロを牽引する立場として「守っているだけでは歴史をつないでいけないので、新しい形を作っていけたら」と改革に意欲を見せ、2017年の目標をしたためた書き初めでは「（アイドル界の）世界征服」を目標に掲げた。また6月30日をもってカントリー・ガールズおよびハロプロを卒業する嗣永桃子は「私はハロー！プロジェクトに加入して、今日でちょうど5300日なんです。卒業までの日数は179日で“179（いなく）”なる日なんですよ」と明かしつつ、「伝」の1文字で表した書き初めで「ハロプロの伝統をしっかり引き継いでいきたいです。あと季節柄、伝染病には気を付けて」とオチを付けた。

ライブのオープニングは、出演者全員によるBerryz工房の楽曲「スッペシャル ジェネレ～ション」からスタート。2月にメジャーデビューを控えるつばきファクトリーは、デビューシングル「初恋サンライズ / Just Try! / うるわしのカメリア」を披露し、こぶしファクトリーは「辛夷の花」など3曲でパワフルなステージングを見せつける。Juice=Juiceはディスコ調のナンバーからロックテイストの「KEEP ON 上昇志向!!」までバリエーションに富んだ楽曲を聴かせ、カントリー・ガールズはオールディーズテイストの独自路線で観客を魅了。アンジュルムは10月に発売されたシングルからの最新楽曲で気迫に満ちたパフォーマンスを見せた。モーニング娘。'17は腰痛のため療養中の佐藤優樹を欠いた状態で新年1発目のライブに挑むこととなったが、新メンバーの加賀と横山を含む12人で統率の取れたフォーメーションを披露した。

また中盤のコラボレーションコーナーでは、嗣永が思い入れのある楽曲をセレクトし、各グループから一緒に歌ってみたいメンバーを選抜。どの楽曲がどのメンバーで歌われるのか、明日以降の公演に足を運ぶ人は楽しみにしておこう。

ラストは再び全出演者がそろい、モーニング娘。'17の楽曲「みかん」でフィニッシュ。にぎやかに2017年初ステージを終えた。なお今年の新春公演は「Crystal Clear」と「Kaleidoscope」という趣向の異なる2公演が同時に進行する。本日実施されたのは「Crystal Clear」公演で、明日1月3日は昼夜それぞれ異なるメニューが用意される。今後のスケジュールは下記の通り。