9月から行われていたこのツアーは、全13公演すべてがソールドアウト。ファイナル公演はニコニコ生放送での中継も実施され、全国のファンが白熱のステージを楽しんだ。
この日のライブは「NEXT ONE」で幕を開け、その後「焦燥」へと続き場内の熱気は徐々に上昇していく。「褒めろよ」では亀本寛貴(G)の奏でるイントロに大歓声が沸き起こり、一斉にオーディエンスの腕が上がる。「ダミーロックとブルース」では松尾レミ(Vo, G)と亀本の複雑に絡み合うギターフレーズが楽曲の世界を彩った。
松尾は「NIGHT LAN DOT」で幻想的な歌詞をゆったりと歌い上げ、「時代のヒーロー」ではパワフルな歌声を響かせる。中盤のMCで彼女は「初めての13カ所のワンマンツアー、不安だったんです。チケットが売れるだろうかとか、セットリストのことだとか。でも始まってから『心配することなんかない』と気づいて、1カ所目から今日まで楽しく最高のコンディションで来ることができました!」と、ツアーを振り返りながら笑顔で語った。
その後は「風に唄えば」「話をしよう」と、松尾のアコースティックギターが彩る2曲を披露。さらに「『もうちょっとで私は主役になるんだ』という気持ちを歌った曲です」と松尾が紹介し、「BOYS & GIRLS」をアグレッシヴに演奏する。さらに「怒りをくれよ」「Gypsy」と強力なナンバーを連発し、会場を大いに盛り上げていった。
松尾はオーディエンスに向けて「なんていい景色なんだろうって思います。みんなの顔はすごくよく見えるんですよ。笑顔で聴いてたり目をつぶって聴いてたり、その仕草1つひとつが私たちに届いてる。1人ひとりがいることは、私たちにとって本当にうれしいです」と感謝を述べ、「大人になったら」をじっくりと歌う。本編最後は「ワイルド・サイドを行け」の華やかなサウンドで締めくくられた。
アンコールでは2人が観客に対して改めて挨拶。亀本は会場を見渡し「めちゃくちゃ気持ちいい景色なんですよ! ありがとうございます」と語り、松尾は「私たちは常に『ワイルド・サイドを行け』という気持ちで、日本だけじゃなく世界に繋がるようにロックをやっていきます。みんなも私たちの仲間だから、もっと台風の目を大きくしていきましょう!」と話した。最後に披露された曲は「リアル鬼ごっこ」。圧巻のパフォーマンスで、初のワンマンツアーのフィナーレを飾った。
GLIM SPANKY「Next One TOUR 2016」
2016年10月30日 新木場STUDIO COAST セットリスト
01. NEXT ONE
02. 焦燥
03. 褒めろよ
04. ダミーロックとブルース
05. 闇に目を凝らせば
06. NIGHT LAN DOT
07. grand port
08. 時代のヒーロー
09. いざメキシコへ
10. 風に唄えば
11. 話をしよう
12. BOYS & GIRLS
13. 怒りをくれよ
14. Gypsy
15. 大人になったら
16. ワイルド・サイドを行け
<アンコール>
17. リアル鬼ごっこ
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- GLIM SPANKY(グリムスパンキー)
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山口哲一 @エンターテック✖︎スタートアップ @yamabug
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