YOSHIKI(
YOSHIKIMONOは、現在開催中のファッションイベント「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」に参加。冒頭、会場に1人姿を見せたYOSHIKIはランウェイ手前に置かれたグランドピアノに歩みを進める。彼が即興で幽玄な調べを奏でるとシルバーの生地で仕立てられた着物を着用したモデルが登場した。
曲の途中からはバイオリニストの末延麻裕子も演奏に参加。メタリックカラーで統一されたゼブラ柄、クロコダイル柄などの着物を着たモデルがウォーキングをする中、2人は優しい音色を会場に響かせた。演奏を終えるとYOSHIKIは一端ランウェイの外へ。すると会場には雷鳴が轟き、黒い幕で覆われていたステージ奥のエリアより、ドラムセットのスツールの上に立ったYOSHIKIが姿を見せた。
ショーの後半で披露されたのは、市松模様やゼブラ柄の生地を使用した和洋折衷のドレス風ルック。YOSHIKIが雷鳴と呼応するような力強いドラミングを披露すると、ランウェイ上には降雨の演出がなされた。“雨足”が次第に強くなる中、YOSHIKIは大粒の雨に打たれながら一心不乱にドラムを叩き続ける。シースルーのレインコート風着物が最後のルックとして披露されると、彼は再びスツールの上に立ち、天を仰いで全身で雨を浴びた。
ショーのあとには囲み取材が行われ、YOSHIKIは雨の演出について「以前見たアレキサンダー・マックイーンのショーで雨を降らせていて、すごく頭に残っていたんです」と語る。“大雨”に打たれながらドラムを叩いた感想を問われると「水ものは嫌いじゃないんです。涼しくて気持ちよかった。ただ、ぶっつけ本番だったから、あんなに降ると思わなかった……大雨でしたね」と笑いながらコメント。またドラム演奏については「スネアを多用すると洋楽的になるので、タムを多くして和太鼓のように聴こえるよう、意識しました」と明かした。
今回のショーで披露された全21ルックについて、YOSHIKIは「オーソドックスなものと挑戦的に崩して着るロックなもの、両方を取り入れてみました」と説明。「着物業界が縮小する中、どうやったら興味を持ってもらえるか考えました。そういう意味では(今回のショーは)いいんじゃないかなと思います」と業界へ向ける熱い思いも報道陣に伝えた。またYOSHIKIは10月14~16日の3日間、千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで行われたヴィジュアル系バンドのフェスティバル「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten」に参加しており、報道陣からは「体調はどうですか?」と心配の声も上がったが、彼は「『We are X!』って叫びすぎて声ガラガラで全身筋肉痛ですけど(笑)、これくらいのショーなら大丈夫。100回くらいできます」とタフネスぶりをアピール。「VISUAL JAPAN SUMMIT」を振り返り「LUNA SEAやGLAY、HYDEさんや清春さん、たくさんの方に集まっていただいて、とても楽しくできました」と充実感に満ちた笑顔を浮かべていた。
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[エンタメ]YOSHIKI着物ショー、豪雨の中で気迫のドラミング「あんなに降ると思わなかった」 - ナタリー https://t.co/gLSXnAIAXA YOSHIKI(X JAPAN)がデザイナーとして携わる着物ブランド「YOSHIKIMONO」(ヨシキモノ)のファッショ…