FLOW、いきもの、NICO、サンボ、スキマ、KANA-BOONがNARUTO愛全開ライブ

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アニメ「NARUTO -ナルト-」と「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のライブイベント「ANI-ROCK FES. NARUTO THE LIVE 2016」が、7月17日に千葉・幕張イベントホールにて行われた。

「ANI-ROCK FES. NARUTO THE LIVE 2016」フィナーレの様子。

「ANI-ROCK FES. NARUTO THE LIVE 2016」フィナーレの様子。

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「ANI-ROCK FES.」は「銀魂」および「NARUTO -ナルト-」シリーズの歴代テーマソングを担当してきたアーティストたちが競演を繰り広げるイベント。2日目となった17日公演にはいきものがかりKANA-BOONサンボマスタースキマスイッチNICO Touches the WallsFLOWが参加した。

KANA-BOON

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「ナルト好きの若手バンド代表としてやってきた」というトップバッターのKANA-BOONは、映画「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」の主題歌「ダイバー」でライブの口火を切る。映画の名シーンと共に4人はパワフルなプレイを繰り広げ、オーディエンスのテンションをヒートアップさせる。さらにバンドはライブの定番曲を連発したのち、ゲーム「NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4」のオープニングテーマ「スパイラル」をアニメの戦闘シーンの映像と共に披露。谷口鮪(Vo, G)は「アニメ、映画、ゲームの主題歌とやって、次は岸本(斉史)さんの耳元で歌うくらいしか」と冗談を飛ばしつつ、「みんなと会えたのもナルトのおかげです」と感謝の思いを明かす。そしてバンドは「NARUTO -ナルト-」との初タイアップ曲となった「シルエット」をナルトカラーであるオレンジの照明の下で高らかに奏でた。

スキマスイッチ

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転換中は歴代のオープニングおよびエンディング映像や、テレビ東京系「特捜警察ジャンポリス」のMCで「NARUTO」好きの生駒里奈(乃木坂46)と足立梨花が出演者たちにインタビューする様子を上映する演出を用意。観客はどっぷり「NARUTO」の世界に浸っていた。

ライブアクト2番手のスキマスイッチは、アニメのオープニングテーマとして使用された壮大な「LINE」でライブをスタート。大橋卓弥(Vo)の穏やかな歌声が、リスナーを優しく包み込んでいく。その後、彼らはアップテンポな「Ah Yeah!!」で会場を沸かせたり、「奏(かなで)」でしっとりとした空気を作り出したりと起伏のあるライブを展開。大橋は「皆さんの『NARUTO』愛を感じます」と笑顔を浮かべ、映画「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」の主題歌を飾った壮大なラブバラード「星のうつわ」につなげる。スクリーンには映画のシーンと、2人の演奏する様子が交互に映し出されオーディエンスをうっとりさせた。

サンボマスター

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サンボマスターは登場するなり、山口隆(Vo, G)のハイテンションなトークでライブを開始。山口は「アホみたいに盛り上がったら『ジャンプ』で連載持たせてもらえるんじゃねえかと思うんですよ!」と叫び、近藤洋一(B)と木内泰史(Dr)と共に「世界をかえさせておくれよ」を爆音で鳴らした。3人の熱演に場内の気温は上昇していき、オーディエンスは拳を突き上げ、大合唱をしながらバンドの演奏を楽しむ。最後にバンドはアニメのオープニングテーマとして使用されたヒット曲「青春狂騒曲」を観客と歌いながらプレイ。そして山口は「1つわかったことは、『ジャンプ』で連載はさせてもらえないってこと。でもあんたの心の長期連載、よろしくお願いします!」というキメ台詞を残してステージをあとにした。

NICO Touches the Walls

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NICO Touches the Wallsはアニメのエンディングを飾った「Broken Youth」で勢いよくライブの幕を開け、続く「THE BUNGY」では痛快で骨太なバンドサウンドで会場を揺らす。光村龍哉(Vo, G)は「俺らの地元千葉にようこそ! 地元なんで、ほかのアーティストに負けたくないっす!」と競演者たちにライバル心を燃やし、気迫のこもった歌声を聴かせる。そして彼の「3回ナルトの音楽をやらせてもらって、この3曲がなかったら僕らここにいなかったと思います」という言葉を経てオープニングテーマとしてアニメを彩った「ニワカ雨ニモ負ケズ」へ。十分盛り上がる観客を前にしながらもメンバーは「こんなんじゃラスサビいけないってばよ!」と煽りさらなる熱狂を作り出した。

いきものがかり

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いきものがかりがアニメのオープニングテーマとして使用されたヒット曲「ブルーバード」を披露するとうれしそうな歓声が沸き、興奮した空気が立ち上る。吉岡聖恵(Vo)は観客1人ひとりに語りかけるように歌い、水野良樹(G)と山下穂尊(G)はステージの両翼に移動しながらギターを丁寧に奏でる。「じょいふる」ではオーディエンスがタオルを回す前で、吉岡がステージに寝っ転がったり、駆け回ったりと弾けたパフォーマンスを繰り広げる。一転して、ラストを飾ったのはバラードナンバー「帰りたくなったよ」。温かく柔らかなサウンドに乗せて、吉岡の情感豊かな歌声が響いた。

FLOW

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「ANI-ROCK FES. NARUTO THE LIVE 2016」の様子。

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トリを務めたのは、「NARUTO」のアニメシリーズとは5回タイアップしているFLOW。オーディエンスはこの日一番の歓声で彼らを迎え、「虹の空」を皮切りに次々と披露されるアッパーチューンを全力で楽しむ。観客の声援に応えるように5人は、イベントのラストにふさわしい貫禄たっぷりのステージを展開。KEIGO(Vo)は朝9:00に会場入りしたことを語り、「ナルト的に言えば、チャクラ練ってました!」と気合いのほどをうかがわせる。後半戦に差し掛かるとKEIGOの「ナルトという作品にバンドの運命を変えてもらったと思います」という言葉からバンドは舞台「ライブ・スペクタクル『NARUTO-ナルト-』」のために書き下ろした「光追いかけて」を披露し、間髪入れずにアニメのテーマソングを続けざまにプレイする。「GO!!!」ではナルトも登場し、バンドと一緒にパフォーマンスを展開。ラストの「Sign」では会場を巻き込んでの大合唱が起き、5時間におよんだイベントはクライマックスへ。「もう一度、『NARUTO THE LIVE』やろうぜ!」というKEIGOの言葉に賛同する声が上がる中、イベントは終幕した。

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ANI-ROCK FES. NARUTO THE LIVE 2016
2016年7月17日 幕張イベントホール セットリスト

KANA-BOON

01. ダイバー
02. なんでもねだり
03. ウォーリーヒーロー
04. フルドライブ
05. スパイラル
06. シルエット

スキマスイッチ

01. LINE
02. Ah Yeah!!
03. 奏(かなで)
04. 全力少年
05. 星のうつわ

サンボマスター

01. 世界をかえさせておくれよ
02. 光のロック
03. 君を守って 君を愛して
04. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
05. 青春狂騒曲

NICO Touches the Walls

01. Broken Youth
02. THE BUNGY
03. Diver
04. 天地ガエシ
05. ニワカ雨ニモ負ケズ

いきものがかり

01. ブルーバード
02. 気まぐれロマンティック
03. コイスルオトメ
04. じょいふる
05. 帰りたくなったよ

FLOW

01. 虹の空
02. COLORS
03. 風ノ唄
04. Steppin' out
05. 光追いかけて
06. Re:member
07. GO!!!
08. Sign

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撮影:松本健彦、能美潤一郎

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