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「GG09」2日目はBEACHES、ポリ、ビークルの狂乱天国

MUSIC ON!TVが主催するライブイベント「GG09」の2日目公演が、昨日7月17日にSHIBUYA-AXで行われた。

The Birthday、ACIDMAN、lego big morlが出演した初日に続き、この日はTHE BEACHESPOLYSICSBEAT CRUSADERSの3組が出演。超満員のAXで、それぞれ圧巻のパフォーマンスを展開した。

トップバッターを務めたのはTHE BEACHES。彼らの出演はチケットのソールドアウト後に発表されたとのことだが、満員のオーディエンスは大きな拍手で4人を迎える。軽やかなSEに乗って登場し、恒例の「Come on, BEACHES!」というコール&レスポンスでフロアを温める。「GG09、楽しんでいきましょう!よろしくね!」とヒサシ the KID(Vo,G)が叫び、2日目のパーティがスタートした。

1曲目はまさに夏の夜にぴったりな妖しいムードの「Harlem Ho」。そのまま「Midara」「wikiwiki」と、夏気分を盛り上げるナンバーを連発する。「今日は何しに来たの?踊りに来たんだよね?」というヒサシの煽りに乗せられ、オーディエンスは両手を挙げて4人の繰り出すリズムに乗り続ける。

ヒサシがサンバホイッスルを高らかに鳴らすアゲアゲチューン「POLICE & GIRLS & BOYS」、r.u.ko(Key)の華やかな音色が印象的な「RIGHT HERE RIGHT NOW」と、ハイテンションなナンバーが次々と披露される。ラストナンバーは彼らのサウンドを代表するパーティチューン「SUNSET SUNRISE」。フロアの照明をすべて点灯し、真夏の太陽の下のような開放感を会場中に行き渡らせた。

転換の後、2番手で登場したのはPOLYSICS。「P!」がステージ上に鳴り響く中、いつもどおりにオレンジのつなぎに身を包み、あるメンバーはクールに、あるメンバーはテンション高く登場。ハヤシヒロユキ(Vo,G)がホイッスルを鳴らし、「トイス!」とオーディエンスに挨拶してライブが始まった。

最新シングル「Young OH! OH!」や「ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ」、「ワチュワナドゥー」と強力なナンバーが次々と飛び出し、フロアからはすさまじいモッシュの渦とダイバーの波が巻き起こる。「ワチュワナドゥー」の間奏ではハヤシがスタッフから受け取ったビールを一気飲みし、会場の熱気をさらに盛り上げた。

最近はずっとレコーディングに励んでいたというPOLYSICS。メンバーはひさびさのライブを非常に楽しみにしていた模様で、「ライブしたくてうずうずしていました!」とハヤシも叫ぶ。「GG09 SHIBUYA-AX or DIE!!!!」というお約束の挨拶に続き、ライブは中盤戦へ突入する。

「each life each end」ではフミ(B)とハヤシがシンクロ率抜群のアクションを見せ、「I My Me Mine」ではカヨ(Key)のリコーダーに合わせてオーディエンスがくるくると回る。中盤のMCでハヤシは、この日ニューアルバム「Absolute POLYSICS」が完成したことをファンに発表。「最高に最強のニューウェイブパンクが詰まってます。これを引っさげてツアーもやるぜ!この勢いで後半戦行くぞ!」と宣言し、フロアから大きな拍手を浴びた。

後半では「カジャカジャグー」「Rocket」「シーラカンス イズ アンドロイド」など、ライブでの定番曲を惜しげもなく連発。フミとヤノ(Dr)が繰り出す強力なリズムに、全員が汗だくになって踊り狂う。最後はパワフルなデジタルロックチューン「Shout Aloud!」でド派手に締めくくった。

トリのBEAT CRUSADERSの登場を前に、フロアのテンションはすでに最高潮。オープニングSEの「SUSQUATCH」に合わせてオーディエンスが拳を突き上げる。JAPAN-狂撃-SPECIALのTシャツを着用したヒダカトオル(Vo,G)がギャルピースに続いてお面を投げ、「CUM ON FEEL THE NOIZE」で最後のアクトがスタートした。

1曲目からフロアはモッシュとダイブの嵐に。続く「LOVE POTION #9」ではサビを全員が大合唱し、序盤から大変な盛り上がりとなる。ビークルの「GG」出演は今年4年連続4回目ということもあり、ヒダカは番組のVJを務めるジョージ・ウィリアムズに関するトークも展開。「みなさんブライアン・バートン・ルイスと間違えてませんか?(笑)僕はジョージも大好きだけど、奥さんのティナのことがもっと大好きなんです!僕新婚ですけど、今日は指輪を外してきました!(笑)」など、ぶっ飛んだトークで観客を笑わせる。

その後のパートではストレートなロックサウンドの新曲「LET IT GO」も披露。代表曲「DAY AFTER DAY」ではケイタイモ(Key)がステージを縦横無尽に走り回り、オーディエンスを煽る。ライブ序盤に「芸風がオードリーの春日に似ている」と紹介されたカトウタロウ(G)はアニメ「ヱヴァンゲリヲン」の碇シンジの名ゼリフ「逃げちゃダメだ」、さだまさしのソフトバンクモバイルのCMなど、「キャラの定まらない」物まねを披露し、ヒダカから「……うぜえ、死なねえかなー」とつぶやかれる一幕もあった。

後半戦ではABBAの「DANCING QUEEN」のカバーや、恒例の4文字コールなどさまざまな演出を展開。息つく暇もないほどのボリュームあるライブを続けていく。「FOOL GROOVE」の後にはこの曲がエンディングに使用されていたお笑い番組「爆笑レッドカーペット」に言及し、「あんなに曲使うんならさ、俺たち審査員で呼ばれてもいいんじゃないの?」とヒダカがぼやき、ファンを爆笑させた。

そしてヒダカがVJを務めるM-ON!の番組「M-UMA」についてのトークの後、「M-UMAというのはまだ世に知られていない“未確認アーティスト”を紹介する番組です。そして今夜はお祭りなので、みなさんにとっては『M-UMA』かもしれないゲストを呼んであります」と、スペシャルゲスト・メロン記念日を呼び込む。サプライズゲストの登場に、場内からは大きなどよめきと拍手が沸いた。お面をかぶった4人がステージに現れ、ビークルとともに披露したのは「まだライブで1回しかやったことがない」というコラボレーションシングル「DON'T SAY GOOD-BYE」。4人のパワフルなボーカルとビークルのサウンドのハーモニーに、観客も大いに盛り上がった。

ラストナンバー「TIME FLIES, EVERYTHING GOES」の後もアンコールの拍手は鳴りやまず、ビークルの5人は再びステージに登場。ヒダカは「4年も出てればもう重鎮だよね!ひょっとして一番たくさん出てるのかな?」とオーディエンスに尋ねるが、「ACIDMANのほうが多い」というフロアからの声に「……あのブーツ野郎!(笑)」と悔しがる。そんな話の後、「それでは初心を忘れないために、デビュー曲をやりたいと思います」と「E.C.D.T.」を演奏。“重鎮”らしい迫力のステージに、フロアも熱狂的な盛り上がりで応えた。

ライブ終了後にはジョージ・ウィリアムズが全出演者をステージに呼び込み、オーディエンスと共に記念撮影を敢行。2日目もすさまじい熱気のうちに終了した。

2009年7月17日「GG09」SHIBUYA-AX セットリスト

THE BEACHES

01.Harlem Ho
02.Midara
03.wikiwiki
04.Furati
05.POLICE & GIRLS & BOYS
06.RIGHT HERE RIGHT NOW
07.SUNSET SUNRISE

POLYSICS

01.P!
02.Young OH! OH!
03.ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ
04.ワチュワナドゥー
05.Do you remember?
06.Beat Flash
07.each life each end
08.I My Me Mine
09.Baby BIAS
10.カジャカジャグー
11.Rocket
12.Digital Coffee
13.機械食べちゃいました
14.シーラカンス イズ アンドロイド
15.Shout Aloud!

BEAT CRUSADERS

01.CUM ON FEEL THE NOIZE
02.LOVE POTION #9
03.CHINESE JET SET
04.LET IT GO
05.DAY AFTER DAY
06.HEY×2 LOOK×2
07.DANCING QUEEN
08.FOOL GROOVE
09.DON'T SAY GOOD-BYE
10.TIME FLIES, EVERYTHING GOES
EN.E.C.D.T.

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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