NICO×フレデリック、相思相愛“ニコデリック”コラボでレア曲熱演

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NICO Touches the Wallsが企画する対バンツアー「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト '16」が、3月11日の神奈川・CLUB CITTA'公演からスタートした。

「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト '16」神奈川・CLUB CITTA'公演のアンコールセッションの様子。(Photo by ATSUSHI KIMURA)

「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト '16」神奈川・CLUB CITTA'公演のアンコールセッションの様子。(Photo by ATSUSHI KIMURA)

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2014年から始まった「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト」は、NICOの面々が競演したいアーティストに声をかけツーマンライブを行う企画。3回目を迎える今年は神奈川、愛知、大阪、東京の4カ所で展開される。ツアー初日のCLUB CITTA'には光村龍哉(Vo, G)曰く“舎弟”のフレデリックが登場し、 ダンサブルなサウンドでオーディエンスを魅了した。

フレデリック(Photo by ATSUSHI KIMURA)

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先攻のフレデリックのライブは「FUTURE ICE CREAM」で幕を開けた。兄貴分には負けていられないとメンバーは「トウメイニンゲン」「ディスコプール」など新旧のダンスチューンを連投。三原健司(Vo, G)は手振り身振りを交えながら熱唱し、赤頭隆児(G)は切れ味の鋭いギターでオーディエンスを踊らせていく。中盤に入るとAOR的なアレンジを施した「うわさのケムリの女の子」や「ほねのふね」、三原康司(B)と三原健司によるツインボーカルが光る幽玄な雰囲気の「峠の幽霊」といったスローナンバーをプレイ。バンドの幅広い魅力を集まったオーディエンスにアピールした。

MCで三原康司は「我々フレデリック、NICO Touches the Wallsの舎弟です。光村さんに舎弟って言われたんですが、舎弟って弟っていう意味もあるらしくって、すごいうれしくなって。兄貴! 感謝しかありませんよ」と満面の笑顔で叫ぶも、「兄貴に負けたくない!」と宣戦布告する。また三原健司がNICO Touches the Wallsへの愛を告白すると、その言葉を合図にバンドはフレデリック流にアレンジした「THE BUNGY」を投下。さらにキラーチューン「オドループ」と、ダイナミックなアレンジが印象的な新曲「オンリーワンダー」をプレイして観客を熱狂させた。

光村龍哉(Vo, G)(Photo by ATSUSHI KIMURA)

光村龍哉(Vo, G)(Photo by ATSUSHI KIMURA)[拡大]

対するNICO Touches the Wallsは「お祭り騒ぎだぜ!」という光村のシャウトを口火に、ノイジーなギターリフがさく裂する「渦と渦」でライブを開始。4人は1曲目からギアをトップに入れ、勢いのあるパフォーマンスを展開する。さらに「本家本元いってみたいと思います!」という宣言から、古村がおなじみのイントロをつま弾き「THE BUNGY」へ。光村は歌詞の一部を「川崎」に変えて歌ったり、ほかのメンバーも豪快なプレイで観客を惹きつけていった。

この日は随所で弟分への愛をほとばしらせたNICO Touches the Wallsの面々。光村は「僕は初めて彼らのライブを観たときから、彼らのただのファンです。彼らの音楽はひねり方が極上。生まれ変わったらフレデリックに入りたいと思います。パートは凄腕カスタネッター!」と語ったり、「じゃあ『THE BUNGY』の仕返し!」と「峠の幽霊」のワンフレーズを弾き語ったりと相思相愛ぶりを見せつける。なおライブの後半で4人は、最新アルバム「勇気も愛もないなんて」の収録曲をプレイ。光村は途中のMCで「僕らの3年間のドキュメンタリーが詰まった、今後のターニングポイントになるような作品」と出来栄えに自信を伺わせていた。

NICO Touches the Walls(Photo by ATSUSHI KIMURA)

NICO Touches the Walls(Photo by ATSUSHI KIMURA)[拡大]

「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト」アンコール恒例のゲストとの共演は、コラボバンド“ニコデリック”としてのセッション大会に。「ぜひ健司の歌声で聴いていただきたい曲があって……。昔々の僕らの曲で」という光村の言葉から「泥んこドビー」が始まる。三原健司がメインボーカルを取り、光村がその歌声を引き立てるように情熱的なコーラスを添える。さらにその横で古村と赤頭がギターバトルを開始し、坂倉心悟(B)と三原康司が互いの楽器を交換しセッションを展開。サビでは光村と三原健司が視線を交わしながら熱唱し、オーディエンスを興奮の渦に巻き込んでいった。そしてセッションが終わるや否や三原健司が「やばい世界一幸せ!」と大声で叫ぶ。すると、それに同意するようにステージ上の全員が満面の笑みを浮かべた。

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NICO Touches the Walls TOUR 2016 “勇気も愛もないなんて”(※終了分は割愛)

2016年3月19日(土)愛知県 Zepp Nagoya
2016年3月21日(月・祝)福井県 福井CHOP
2016年3月24日(木)大阪府 なんばHatch
2016年3月26日(土)徳島県 club GRINDHOUSE
2016年4月2日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
2016年4月3日(日)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2016年4月7日(木)新潟県 新潟LOTS
2016年4月8日(金)宮城県 Rensa
2016年4月16日(土)北海道 Zepp Sapporo
2016年4月20日(水)山梨県 甲府Conviction
2016年4月23日(土)東京都 Zepp DiverCity TOKYO

ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ フェスト'16(※終了分は割愛)

2016年3月18日(金)愛知県 Zepp Nagoya
<出演者>
NICO Touches the Walls / フジファブリック

2016年3月23日(水)大阪府 なんばHatch
<出演者>
NICO Touches the Walls / ウルフルズ

2016年4月22日(金)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
<出演者>
NICO Touches the Walls / ドレスコーズ

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ひろ @Hiro_rock009

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