凛として時雨、狂乱パフォーマンスにZepp Tokyo激震

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凛として時雨が先月から開催していた全国ツアー「last A moment」の最終公演を6月21日にZepp Tokyoで迎えた。

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MCで345が告知したツアーは11月2日のZepp Nagoyaからスタート。全国6都市のZepp会場で行われる(写真:河本悠貴)。

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今回のツアーは最新アルバム「just A moment」を携えて計11公演が行われたが、チケットは軒並みソールドアウト。この日も1階フロアが埋め尽くされているのはもちろんのこと、2階席も立ち見が出るほどの盛況ぶり。さらに開演前から熱気が充満し、梅雨独特の湿気とあいまって異常な空気が会場を漂っていた。

開演前の注意事項アナウンスは、ワンマンの恒例でピエール中野(Dr)が担当。しかし、いつもは饒舌なアナウンスが、ところどころで噛みまくり。挙げ句には「カメラなどでの撮影は禁止されています」という台詞を放った瞬間、「カメラ」「撮影」という単語に異常な反応を示すピエール。なんとか最後は定番のコール&レスポンスで締めくくり、場内を笑いで包んだ。

観客の興奮がピークに達したとき、突然客電が落ち、瞬時にフロアを揺らすような怒号が上がる。そんなフロアの狂騒ぶりを横目に、TK(Vo,G)、345(Vo,B)、ピエールの3人は淡々とした足取りでステージに姿を見せそれぞれの定位置に着く。そしてオーディエンスの興奮を高めるように、「ハカイヨノユメ」でライブの口火を切った。

3人の放つ轟音と爆音、TKの絶叫は、冒頭から手加減なしで場内を反響しまくる。「想像のSecurity」ではoiコールが巻き起こり、体を動かすだけでは物足りなくなった一部の観客がクラウドサーフに乗り出す。続けざまに「COOL J」「Hysteric Phase Show」が披露されると、会場の熱気は一気に沸点に達した。

壮絶なパフォーマンスをノンストップで展開する一方、中盤では“静”の側面を凝縮した「moment A rhythm」を演奏した彼ら。このときは観客の汗が空気中に蒸発し、霧のような真っ白な空気が立ちこめるという現象が発生。その雰囲気とあいまって楽曲の幻想性が強調されることとになった。演奏終了後は、圧巻のサウンドとパフォーマンスにも誰もが声を発することができず、緊迫した空気と沈黙があたりを漂っていたのが印象的だった。

不穏でエロティックな匂いを放つ「mib126」の後は、ピエールの独壇場とも言えるMCコーナーに。しかしピエールは下手に消え、代わりにTKが穏やかな声でオーディエンスに向かって挨拶。続いて 345が可憐な声で物販の紹介と、秋から始まるZeppツアー「Tornado Z」の告知をすると場内のあちこちから「カワイイ!」という声援があがった。そうこうするうちにTKの「ウチのリーダーから、ちょっとしたサプライズがあるそうです」という紹介でピエールが再登場。手にはPerfumeタオル、さらにPerfume Tシャツに着替えた彼をオーディエンスは爆笑と拍手で迎えた。

ドラムセットに戻るとピエールは、「Zepp Tokyo調子はどうだい?俺はこんなありさまだよ。人生はいろいろあるよね……」といきなり自分の心情を吐露する意味深発言。かと思えば、急にハイテンションな口調で「俺、カメラ買ったよ!」と近況を報告し、場を盛り上げる。以降はもはや誰にも止められない下ネタ&暴走トークを連発。おなじみの“バイブスコール”では、普段以上に奔放かつオリジナリティあふれるアレンジを加え会場を沸かせる。さらにXジャンプでフロアを激しく揺らし、会場にいるはずのないYOSHIKIに自らの存在をアピールするという一幕もあった。

破壊的な楽曲からは想像のつかないMCの後は、凛として時雨流“キラーチューン”「Telecastic fake show」「nakano kill you」を連射。TKと345は体中のエネルギーを振り絞るように絶叫を繰り返し、オーディエンスを挑発する。間髪入れずにラスト「感覚UFO」へとなだれ込むとフロアは狂乱状態になり、ライブはこれ以上ない熱気と興奮に包まれ終幕。メンバー去ったステージには楽器と機材だけが残され、3人が鳴らした音がいつまでも不気味な存在感を放ち続けていた。

「TOUR 2009 "last A moment"」Zepp Tokyo公演セットリスト

01. ハカイヨノユメ
02. 想像のSecurity
03. COOL J
04. Hysteric Phase Show
05. JPOP Xfile
06. Tremolo+A
07. Sadistic Summer
08. DISCO FLIGHT
09. moment A rhythm
10. seacret cm
11. 赤い誘惑
12. 鮮やかな殺人
13. テレキャスターの真実
14. mib126
15. Telecastic fake show
16. nakano kill you
17. 感覚UFO

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読者の反応

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ひっちー🥺ふぁぼお🥺ちっひー🥺ひちこ @sh_tk_moco

これだ!
きたじまくんの中では、リーダーはなかのくん!
http://t.co/Blfutznpsq

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