「MB」のロゴマークが輝くステージにYO-KING(Vo, G)、桜井秀俊(G, Vo)、MB'sが登場すると、まずは「拝啓、ジョン・レノン」からライブはスタート。つややかなホーンとファットなビートで骨太に聴かせる「愛」や、ファンキーな「BABY BABY BABY」を連発し、会場は序盤から大盛り上がりとなった。パフォーマンスの好調ぶりにYO-KINGは「MB's、絶好調! 乗っちゃったよ、俺」とうれしそうにコメント。YO-KINGによると、この日は例年以上に普段やらないような曲を用意してきたとのことで、彼らはここからさらに「消えない絵」「メトロノーム」など新旧交えたナンバーを熱いサウンドで演奏していく。
中盤には、昨年リリースしたカバーアルバム「PACK TO THE FUTURE」から、アン・ルイスの「グッド・バイ・マイ・ラブ」と石川秀美の「ゆ・れ・て湘南」を披露。カバーアルバムのレコーディングとツアーでは伊藤大地と岡部晴彦を迎えた4人組バンド・Low Down Roulettesとしてフレッシュな演奏が繰り広げられたが、この日はMB'sによる脂の乗ったサウンドによって大人の味わいが増したカバーとなった。
また、前回はボブ・マーリーの「Is this love」をカバーした彼らだが、今回は新たな洋楽カバーとしてThe Bandの「Ophelia」をパフォーマンス。YO-KINGは「英詞を覚えるのは大変だから、日本語で書き下ろしてきました」と説明し、真心節が炸裂したカバーを披露した。また「のり弁女」では、YO-KINGがアコースティックギター、桜井がラップスティールをプレイし、2人だけのステージを展開。後半に入ると彼らは「FLY」の重厚なバンドアンサンブルで会場の雰囲気を掌握した。
「FLY」に対して桜井が「いい曲書くじゃないですか」と語ると「シビれるよね。怪物だね、俺」とYO-KING。「怪物YO-KINGもいいんですが、僕もいい曲書くんです! 渾身の曲なんです」という桜井の叫びから「All I want to say to you」がスタートした。さらに「ENDLESS SUMMER NUDE」などハイテンションな曲が続き、終盤に向かって会場の興奮も上昇。ラストの「新しい夜明け」まで、華やかで贅沢なサウンドが観客を踊らせた。
さらにアンコールでは今年最初のライブということで、彼らは景気づけのために予定になかった「どか~ん」を演奏。1年の始まりとなる恒例のライブを、歓喜と熱気に包まれながら終えた。なお今回のライブにて、YO-KINGと桜井によるツーマンツアー「弾き語り対マンツアー『サシ食いねぇ!』」が4月から開催されることがアナウンスされた。このツアーでは4月28日の神奈川・横浜にぎわい座公演を皮切りに、YO-KINGと桜井が全国で熱い戦いを繰り広げる。
マゴーソニック2016
2016年2月17日(水)愛知県 Zepp Nagoya
<出演者>
2016年2月28日(日)大阪府 Zepp Namba
<出演者>
真心ブラザーズ / ウルフルズ
YO-KING×桜井秀俊 弾き語り対マンツアー「サシ食いねぇ!」
2016年4月28日(木)神奈川県 横浜にぎわい座
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