ラスベガス、レーザー飛び交う日本武道館を揺らしまくった関東初ワンマン

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Fear, and Loathing in Las Vegasが1月7日に東京・日本武道館にてワンマンライブ「"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan」を開催した。

Fear, and Loathing in Las Vegas「"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan」の様子。(撮影:小野雄司)

Fear, and Loathing in Las Vegas「"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan」の様子。(撮影:小野雄司)

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ディスプレイに映し出されたメンバー紹介の様子。(撮影:小野雄司)

ディスプレイに映し出されたメンバー紹介の様子。(撮影:小野雄司)[拡大]

最新アルバム「Feeling of Unity」を携えて行っていたツアーの最終公演にあたるこのライブは、彼らにとって関東地区での初めての単独公演。開演前からステージ上方に用意されたミラーボールが場内を照らし、オーディエンスはBGMにあわせて体を揺らしてライブのスタートを今か今かと待っていた。暗転するとディスプレイにメンバー1人ひとりが映し出され、全員が紹介されるとメンバーがステージに登場。バンドは空砲と同時に「Cast Your Shell」を投下しライブの口火を切った。

Fear, and Loathing in Las Vegas「"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan」の様子。(撮影:小野雄司)

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Sxun(G)(撮影:小野雄司)

Sxun(G)(撮影:小野雄司)[拡大]

2曲目「Meaning of Existence」を終えるとSxun(G)が「『"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan』始めようぜー!」とシャウト。今作のテーマが「一体感」であると告げ、「最初から全開でいきましょう!」と観客に呼びかけた。6人はその後も「Escape from the Loop」や「Let Me Hear」といった「Feeling of Unity」収録曲を中心にしたセットリストを展開。Tomonori(Dr)とKei(B)が変幻自在に繰り出すリズムに乗せ、Taiki(G)とSxunによる絶妙なアンサンブル、So(Vo)のハイトーンなボーカルとMinami(Vo, Key)のスクリームの掛け合いで観客を熱狂の渦に巻き込んでいく。観客は彼らの熱演に応えるように、ジャンプやツーステップ、ヘッドバンギング、モッシュやクラウドサーフなどを繰り返し、日本武道館を大いに揺らしていった。インストナンバー「Interlude」では楽曲にあわせてディスプレイに8ビットの映像が上映され、終始レーザーが飛び交うなど、場内はカラフルな演出で彩られた。

MCではSxunが今回のツアーについて「数多くの出会いがありました。新しい出会いもあったし、いつも聴いてくれるみんなとの再会もできた。すごくたくさんの人が俺らの音楽を聴いてくれてるんだなって実感できたツアーでした」と回想する。また「Feeling of Unity」制作期間にTaikiの父親やマネージャーの親族との死別があったことを告白。「チームとして何カ月も精神的に追い詰められた」と明かした上で「支えてくれる人がいるから音楽をやれてるんやなって思いました」と続け、「これからもラスベガスは皆さんへの感謝の気持ちを持って、自分たちのやりたいことを貫いていく」と決意を語った。

Sxunの真摯な言葉に続いてプレイされたのは、壮大なミディアムチューン「Journey to Aim High」。バンドはそれまでのダンサブルなムードを一転させるように、エモーショナルにプレイをしていく。ステージ後方のディスプレイには歌詞の日本語訳が映し出され、観客は楽曲に込められた思いをじっくりと堪能した。

後半戦1曲目を飾った「The Demon Called Careless」ではスモークが噴射され、観客のテンションはさらに上昇。演奏後、静まり返った場内にMinamiの繰り出すキーボードのメロディアスな旋律が響き渡り、そのままバンドの演奏は「Short but Seems Long, Time of Our Life」へとなだれ込む。ミラーボールにゆっくりと照らされた会場には、SoとMinamiによる情感あふれるボーカルが広がった。終盤のMCではSxunが「大きいステージも目指したいし、ライブハウスでの汗だくのライブも大切にしたい。原点も大事にして、新しい挑戦をしていく、そういうバンドでありたい」と今後の目標を力強く口にする。そしてバンドはデジタルサウンド全開の「Chase the Light!」でさらに場内をヒートアップさせる。そしてキラーチューン「Party Boys」で場内の興奮は最高潮に。リズム隊の刻むマーチングビートにあわせ、SoとMinamiは感情を吐き出すように声を張り上げて歌唱。観客も負けじと踊り狂った。

Fear, and Loathing in Las Vegas「"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan」の様子。(撮影:小野雄司)

Fear, and Loathing in Las Vegas「"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan」の様子。(撮影:小野雄司)[拡大]

さらにSxunが「みんなで歌って、このアルバム『Feeling of Unity』を完成させたい」と観客に呼びかけ、バンドは「Virtue and Vice」をプレイ。オーディエンスからは「オイ! オイ!」という大きな声が上がった。ラストナンバーは「Starburst」。金テープや金色の紙吹雪が噴射され、感動的なムードの中、Fear, and Loathing in Las Vegasの初めての日本武道館公演は締めくくられた。

なおこの公演の模様を収録したBlu-rayおよびDVDが4月27日にリリースされることが決定。さらに4月にはワンマンツアーが開催される。また8月には大阪某所にて自主企画イベントが行われること、メンバー監修によるアパレルブランド「FALILV by FaLiLV」がスタートすることも発表された。詳細はバンドのオフィシャルサイトにて確認を。

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Fear, and Loathing in Las Vegas「"Feeling of Unity" Release Tour FINAL ONE MAN SHOW@Budokan」
2016年1月7日 日本武道館 セットリスト

01. Cast Your Shell
02. Meaning of Existence
03. Escape from the Loop
04. Rave-up Tonight
05. Swing It!!
06. Let Me Hear
07. Burn the Disco Floor with Your "2-step"!!
08. Ignite Your Frail Mind
09. Thunderclap
10. Interlude
11. Gratitude
12. Journey to Aim High
13. Just Awake
14. Sparkling Sky Laser
15. The Demon Called Careless
16. Short but Seems Long, Time of Our Life
17. Chase the Light!
18. Evolution
19. Party Boys
20. Virtue and Vice
21. Starburst

Fear, and Loathing in Las Vegas「ONE MAN SHOWS TOUR 2016」

2016年4月26日(火)福岡県 Zepp Fukuoka
2016年4月29日(金・祝)北海道 Zepp Sapporo
2016年5月6日(金)愛知県 Zepp Nagoya
2016年5月7日(土)東京都 Zepp Tokyo

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あさひなお @xxJJ_0126xx

ラスベガス、レーザー飛び交う日本武道館を揺らしまくった関東初ワンマン https://t.co/FoppRq6xEq いいなー!ベガスのライブ行きたーい

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