宮沢和史がベストアルバム「MUSICK」をリリースしたことを記念し、昨日12月1日に東京・HMV&BOOKS TOKYOにてInterFM897の特別番組「『MUSICK』Special」の公開収録が行われた。
宮沢およびTHE BOOMの大ファンだというMCの野村雅夫が大興奮で呼び込むと、宮沢はファンの大歓声に包まれ登場。先日誕生日を迎えた野村へ突然プレゼントを渡し、思わぬサプライズで彼を喜ばせた。
最初のトークの話題はTHE BOOMの解散ライブから現在までの1年間について。宮沢はこの1年を「あっという間でした」と言い、今年前半は痛めていた頸椎の治療など、体調を整えていたことを明かす。また回復したあとは沖縄民謡の記録のための活動に精を出していると述べ、自身の取り組みを詳しく説明した。また彼は「世界とか空間を作るのが好きなんだと思う」と自身を分析。6月から行っていた弾き語りツアー「寄り道2015」は、その究極の形だと振り返った。
彼は今作「MUSICK」について“THE BOOMの宮沢”ではなく“宮沢和史”の集大成だと解説。今作には高野寛らGANGA ZUMBAの面々、會田茂一や屋敷豪太などDUBFORCEのメンバー、BEGINなどの豪華客演陣が参加しており、これについては「僕が本当に尊敬している日本のミュージシャンに参加してもらった」と誇らしげに口にする。そして「1枚は飾る用に、もう1枚は聴く用に2枚買いましたか?(笑)」とファンを笑わせた。
後半は宮沢による弾き語りライブへ。彼は候補曲をいくつも用意してきたと言い、「何がいいですか? 嵐?(笑)」とファンに問いかけながら選曲する。そしてブルースハープを吹き始め「世界でいちばん美しい島 ~ウチナーグチver.~」を披露。途中にはギターを止め、ファンの手拍子をビートにアカペラで歌唱する場面も。彼の柔らかな歌声が場内に広がった。1曲を終えると彼はTHE BOOM解散時を振り返り「1回ステージを降りると、もう1回上るのが怖くなるんですよ」と思いを吐露。加えてその後「寄り道」をはじめさまざまなイベントに出演する機会に恵まれたことへ感謝を述べた。そして優しいアルペジオに乗せて「遠い町で」を静かに届けて、ライブを締めくくった。
最後に1月に始まる全国ツアー「宮沢和史 コンサートツアー 2016『MUSICK』」について「去年のツアー(THE BOOMのラストツアー)に負けないツアーにしたい」と意気込みを語る。さらに「デビューしてからずっとラジオ番組を担当させてもらってたから、ラジオの編集の大変さは知ってるつもり。今日は切りどころがたくさんあるね(笑)」と冗談を聞かせ、公開収録を終えた。
なお本日の収録の模様はInterFM897にて明日12月3日(木)20:00よりオンエアされる。
関連する特集・インタビュー
InterFM897「『MUSICK』Special」
2015年12月3日(木)20:00~21:00
宮沢和史 コンサートツアー 2016「MUSICK」
2016年1月11日(月・祝)神奈川県 Yokohama Bay Hall
2016年1月15日(金)福岡県 DRUM LOGOS
2016年1月17日(日)沖縄県 ミュージックタウン音市場
2016年1月20日(水)愛知県 DIAMOND HALL
2016年1月22日(金)大阪府 Zepp Namba
2016年1月24日(日)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2016年1月31日(日)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
宮沢和史“祝50歳”スペシャル・パーティー
2016年1月18日(月)沖縄県 みやんち STUDIO&COFFEE
GANGA ZUMBA Festa Eterna ~フェスタ エテルナ~
2016年1月28日(木)東京都 LIQUIDROOM
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奈須裕之 @niceniceB
宮沢和史ベスト盤「MUSICK」リリース記念公開収録で生歌披露 - 音楽ナタリー https://t.co/uKF75pDlkX