この個展では、タイポグラフィに焦点を当てたアクリルとペインティングによる立体作品、写真による平面作品など、北山の新作が40点以上展示される。また会場ではアクセサリーやTシャツ、バッグなどのオリジナルグッズの展示および販売も。会期中には小山田圭吾(Cornelius)や大原大次郎といったゆかりのゲストを招いたトークイベントも行われる。
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「TYPOGRAFFITI 1 -INVISIBLE- KITAYAMA masakazu」概要
2015年11月27日(金)~12月9日(水)東京都 AL 1F main space
開廊時間:12:00~19:00(※会期中は無休)
入場料:無料
北山雅和 トークイベント
2015年11月29日(日)19:00~20:00
ゲスト:小山田圭吾 / 進行:江森丈晃
参加費:1000円
2015年12月5日(土)19:00~20:00
ゲスト:大原大次郎 / 進行:ばるぼら
参加費:1000円
北山雅和 コメント
2007年、自著『LiGHT STUFf』におけるタイポグラフィー、
2009年、千原 航さん主催「1979」展に出品した『OFF METAL BOX』、
2010年、フジファブリック『MUSIC』でのステンシル、L.A.とParisで開催されたグループ展「TEMPLATE」(Experimental Jetset、Laurent Fetis等も参加)に出品した『Metal Position』、
2011年、“信藤さんでひとつ” respect SHINDO MITSUO展に出品した『COMANECI』、
2013年、コーネリアス『デザインあ』O.S.T. など、自分の中でのタイポグラフィーはゆるやかに繋がっている。
そして2015年、ALでの『TYPOGRAFFITI 1 -INVISIBLE-』。
タイポグラフィーは、もちろん文字(や記号)で構成されている。
文字は、英語で(この場合)character。
他に、人物、個性の強い人、変わり者、そして高潔さ、正直さというような意味を持つ。
character=個。まず個であること。
ならばタイポグラフィーは個の連帯とも言える。
それは今の自分にとって、新たな気づき、再発見となりました。
characterが紡ぐ、ひとつひとつの言葉は、それ自体、声高に主張するものではなく、
穏やかな日には、ただ佇んでいるだけかも知れないが、
必要とする時には、とても強いメッセージとなる力を持っている。
文字として表される以前の、純粋で、見えない、透明な、意思。
透明な、言葉。透明な、タイポグラフィー。
光によって変化しながら、輝いたり、まったく見えなかったり。
でも確実にそこに在る(AL)。
偉大な先達によるタイポグラフィーの高みには手が届かないけれど、
もっと親しみやすく、落書きのような、という意味を込めて、
『TYPOGRAFFITI 1 -INVISIBLE-』とタイトルをつけました。
この透明な落書きたちを眺めながら、さらにあなたの言葉を紡いでいただければ幸いです。
2015年11月9日 北山雅和
※記事初出時、コメントおよび公演情報に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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