北島三郎の「まつり」が大音量で鳴り響く中、「草食」「インポ」「チカン野郎」「ヘタレ」と書かれたTシャツを着用したメンバーがステージに登場。「お前らはこんなんじゃねえよな!」というShun(Vo, B)の掛け声に続き4人がTシャツを引きちぎるとフロアを埋め尽くした男性ファンから歓声が上がる。「かかって来いよ、兄弟!」というJose(Vo, G)のMCからオープニングチューン「夏のトカゲ」が演奏されると、ステージ前に観客が一斉に押し寄せ、激しいモッシュや怒号のようなシンガロングで彼らのパフォーマンスに応える。バンドはフロアの盛り上がりをさらに煽るかのように、「Room45」「Good Fight & Promise You」「PARTY PARTY」といった楽曲を畳みかけるように投下していった。ここから4人は「Moment of The Show Getting “CRAY”」を皮切りにニューアルバムの楽曲を続けて演奏。Bunta(Dr, Cho)が軽快にサンバのリズムを刻む「Run to Horizon」やKuboty(G, Cho)が奏でるアコースティックギターの音色をフィーチャーしたレゲエチューン「We Sing Everyday For Hometown」が披露されると観客は気持ちよさそうに身体を揺らしていた。
中盤でバンドは、観客の悩み相談にマンツーマンで応じながら、1つひとつのテーマにマッチした楽曲を届けるという「お悩み相談コーナー」を用意。「マジで悩んでる人に話を聞きたい!」とShunが呼びかけるとフロアのあちこちから手が挙がった。「お笑いをやっているけどネタが浮かばない」「彼女が全然できない」「喧嘩してしまったバンド仲間と仲直りしたい」という観客からの相談に対し、彼らは自らの体験を交えつつ親身にアドバイスを送り「Trend Beat Maker」「Ryan, Don't Worry」「Just Say Your Word」といったナンバーをプレゼントした。
「今日はみんなに会えてよかった。音楽は絶対に裏切らないから。一緒に壁を突き破っていこうぜ!」というShunのMCに続き「Walls」が演奏されるとライブは後半戦に突入。「Kubotyのメタルコーナー」と題されたブロックではKubotyが「Predator」や「Angry Shotgun」といった楽曲で、激しくもメロディアスなギタープレイを存分に披露した。L'Arc-en-Cielの「Driver's High」のカバーを終えて、Shunが「今日はマジでどうなるかと思ったけど、『漢祭』をやって本当によかった」と感謝の気持ちを述べたのち、「最終的には赤坂BLITZで『漢祭』をやりたいんだよね」という構想を明かすとフロアからは大きなどよめきが巻き起こる。その後、バンドは全身の力を振り絞るように「Overdrive」と「This Life」をエネルギッシュに演奏し、観客同様、全身汗まみれになってステージを後にした。
アンコールで再びステージに登場した4人は1曲目に「Place To Try」を演奏。最後は「全員準備しろ! 激しくいこうぜ」というJoseの言葉からキラーチューン「DA NA NA」を2回続けてドロップし、熱狂のまま「漢祭」に幕を下ろした。
TOTALFAT「漢祭 -FAT BOYZ DREAM!!-」
2015年7月29日下北沢SHELTER セットリスト
01. 夏のトカゲ
02. Room45
03. Good Fight & Promise You
04. PARTY PARTY
05. Moment of The Show Getting “CRAY”
06. Ride Your Life
07. Run to Horizon
08. We Sing Everyday For Hometown
09. Trend Beat Maker
10. Ryan, Don't Worry
11. Just Say Your Word
12. Walls
13. Predator
14. Angry Shotgun
15. Driver's High
16. Overdrive
17. This Life
<アンコール>
18. Place to Try
19. DA NA NA
20. DA NA NA
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