TOTALFAT、フローラルで汁だく!?大盛況の女祭＆漢祭

TOTALFATが7月12日に女性限定ライブ「女祭2016 -FAT GALS IN THE MOSH PIT!!-」を、翌13日に男性限定ライブ「漢祭2016 -FAT BOYZ DREAM!!-」を東京・下北沢SHELTERにて開催した。

昨年は男性限定の「漢祭」のみ行われ、好評を博した本企画。今年は女性限定の「女祭」も初めて実施され、いずれも大盛況となった。1日目の「女祭」は、Jose（Vo, G）の「今日はお前らをエスコートしに来たぜ！ 行こうぜ！ SHELTER!!」という掛け声を合図に「Invention ～Good morning, my treasures～」でスタート。4人は夏にぴったりな陽気なサウンドの「Summer Frequence」や「Run to Horizon」で会場のボルテージを引き上げていく。

Shun（Vo, B）は「今まで見たことのない景色を体感しています！ はっきり言って……サイコー！」と女子しかいないフロアを見回す。Kuboty（G, Cho）も普段とは異なる会場の空気を感じた様子で、「分子レベルで何かが違う」と頷いた。中盤では7月27日発売のコンピレーションアルバムに提供した、映画「アナと雪の女王」の劇中歌「For the First Time in Forever」のカバーや秦基博の代表曲「ひまわりの約束」のカバーが披露される一幕もあった。

本編はShunが「俺らはもっとカッコいい男になるから、これからもついてきてくれ！ 絶対お前らが一生忘れられない男になってやるからな！」と叫んで始まった「ONE FOR THE DREAMS」でフィニッシュ。アンコールではL'Arc-en-Ciel「Driver's High」のカバーとキラーチューン「PARTY PARTY」が披露され、イベントは幕引きとなった。

「漢祭」はShunの「男磨いてくんだろ？」「本当の男になって帰ろうぜ！」という呼びかけに怒号のような歓声が沸き上がる中、「Moment of The Show Getting "CRAY"」で始まった。続く「Ride Your Life」でダイバーが出現すると、瞬く間にフロアは沸騰。ライブの鉄板曲「DA NA NA」や新曲「Wanna Be」など、次々と繰り出されるパンチの効いたナンバーにオーディエンスは拳を突き上げ、一緒になって歌い、TOTALFATとともにライブを作り上げていった。

ライブ後半Joseは汗でびしょぬれになった観客を見て「男も濡れていいんだぜ！」と煽る。すると、客席から「もっと濡らしてー！」という声が上がり、メンバーとオーディエンスは男子特有の下ネタで大盛り上がり。TOTALFATはおよそ女子の前では言えないであろう際どい下ネタでひとしきりはしゃいだあと、「Room45」でラストスパートをかける。「X-stream」ではBunta（Dr, Cho）がパワフルに叩くビートに乗せて、漢たちの雄叫びのような歌声が会場に響き渡った。

終盤のMCでJoseは「女祭」を振り返り、「すごいフローラルな香りだし、（その香りが）全然消えなくて……」と回想。さらにJoseはこれからの自身の姿について「俺、今年はマジでやるから。だから兄弟たちもそういう気持ちで帰ってください」「優しい男になってください。強い男になって帰ってください」「マジでこの人カッコいいって思われる男になるから！」と熱弁した。本編ラストは「Place to Try」。爆発的な盛り上がりを見せたこの楽曲を歌い終えたJoseは「俺の自慢の兄弟たち、最高だったぜ！」とファンたちに感謝を伝えた。

アンコールではJoseの「もう脱ぐか！」という声を合図にメンバーが次々と上半身裸になっていき、さらには観客も次々と上半身裸に。そんな中始まった「For the First Time in Forever」では、オーディエンスが息の合ったシンガロングをステージへと送った。2日間を締めくくったのは「ONE FOR THE DREAMS」。ダイブをしたり、肩を組んで拳を突き上げたり、ファンが思い思いに楽曲を楽しむ様子を4人はうれしそうに眺めながら歌声を届けた。

※記事初出時、一部曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。