再結成REBECCA、20年ぶりライブ「ひさしぶりに恋人に会ったみたい」

2015年7月28日 22:28 1780 47 音楽ナタリー編集部

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今年4月に再結成を発表したREBECCAが、約20年ぶりとなるライブ「REBECCA Preview Live」を本日7月28日に東京・豊洲PITにて開催した。

「REBECCA Preview Live」アンコールの様子。（Photo by Hajime Kamiiisaka）

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この公演は8月12日と13日に神奈川・横浜アリーナで行われる単独ライブ「Yesterday, Today, Maybe Tomorrow」や、夏フェス出演に先駆けて開催された再結成後初のライブ。会場は20年ぶりのステージを心待ちにする約3000人のファンで超満員となった。

ステージに照明が灯り、土橋安騎夫（Key）、高橋教之（B）、小田原豊（Dr）とサポートメンバーの是永巧一（G）、中島オバヲ（Per）が姿を現すとフロアからは割れんばかりの大歓声が起こる。1曲目、「LONELY BUTTERFLY」のイントロが奏でられる中NOKKO（Vo）が登場し、再び場内にはすさまじい歓声がこだました。NOKKOが響かせる全盛期と変わらないクリアで力強い歌声に、オーディエンスは感動のまなざしを向ける。途中、NOKKOも観客の盛り上がりに「すっごいね！」と喜び、小田原と笑顔で視線を交わした。

NOKKO（Vo）（Photo by Hajime Kamiiisaka）［拡大］

続くナンバーは「Cotton Time」。土橋のシンセサイザーのイントロに、フロアからは驚きの声が上がる。スタンドマイクで妖艶に歌い上げたNOKKOは、曲が終わると「こんばんは、REBECCAです！」と挨拶。満員のフロアを見渡し「こんなにいると思わなかった（笑）。生きててよかった！皆さんも生きててよかったね」と笑ってみせてから、次の曲を紹介した。

「私の母はこの曲を終戦を歌った曲だと思っていたそうなんですけど、私自身はそういうつもりはなくて……。でも今年の夏は戦後70年、そういう気持ちも持ちつつ歌いたいと思います」。そう言って始まったのは「真夏の雨」。どことなく悲しげなサウンドとボーカルに、オーディエンスはじっくりと聴き入った。続く「MONOTONE BOY」では、オリジナルよりも低音を効かせた新たなアレンジで観客を楽しませる。そしてNOKKOが「次の曲が最後になるんですが……」と明かすと、フロアからは残念そうな悲鳴が上がる。そんな声を受けたNOKKOは今日のライブを振り返り「最初は恥ずかしかったです。ひさしぶりに恋人に会ったみたいで（笑）」と照れつつ、ほかのメンバーにも挨拶を促した。

「REBECCA Preview Live」アンコールの様子。（Photo by Hajime Kamiiisaka）［拡大］

土橋は「緊張したけど、楽しんでやれました」、高橋は「とても楽しんでます。感謝申し上げます」、小田原は「すごいうれしいです、幸せです」と挨拶。そして中島が「横アリで待ってます！」、是永が「このメンバーと皆さんに会えて心からうれしいです」と語ったあと、本編ラストナンバー「Raspberry Dream」が始まった。往年と変わらず、軽やかにステップを踏みターンを決めながら歌うNOKKOの姿にオーディエンスがうっとりと見とれる中、本編の幕が閉じられた。

アンコールの声に応えて6人は再びステージへ。ここでは大ヒット曲「フレンズ」が披露され、3000人が腕を上げてメンバーの渾身のパフォーマンスに応えた。曲が終わると6人は手をつないで観客に挨拶し、お互いにハグを交わしてこの日のライブの成功を讃え合った。

REBECCAはこの後8月2日に「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015」に出演し、8月12日と13日に神奈川・横浜アリーナで単独ライブ「Yesterday, Today, Maybe Tomorrow」を開催。11月29日にはこの単独ライブの追加公演を埼玉・さいたまスーパーアリーナで行う。この追加公演のチケットは8月2日より一般発売がスタートする。

なお、本日および8月12日と13日のライブの模様はWOWOWにて放送されることも決定している。ファンはこちらもお見逃しなく。