最高ですね！SHISHAMO、真夏の大阪城野音で2時間熱演

SHISHAMOが本日7月26日に大阪・大阪城音楽堂にて招待制ワンマンライブ「uP!!!NEXT VOL.11 ～SHISHAMO NO FREE NO YAON!!! ～」を開催した。

この公演はエンタメサイト「uP!!!」が企画するショーケースイベント「uP!!!NEXT」の第11弾として行われたもの。1万を超える応募数の中から抽選で選ばれた3000人のSHISHAMOファンは、真夏の大阪城音楽堂で2時間にわたる彼女たちのパフォーマンスを楽しんだ。

ステージに現れた3人は向き合って一斉に音を鳴らし、シャボン玉が舞う中「量産型彼氏」で勢いよくライブを開始。オーディエンスは宮崎朝子（G, Vo）の歌声に続いてシンガロングし、瞬く間に会場には一体感が生まれる。宮崎は最初のMCで「ここにいる人みんな、お金払ってないんですよね？ こんなのなかなかないですよ。最高ですね！」と招待制ライブであることをアピールしつつ、「暑いからちゃんと水を飲んでね。最後まで楽しんでいってください」と観客へメッセージを送った。

「バンドマン」「行きたくない」とアルバム「SHISHAMO」のナンバーが続いたあと、披露されたのは新曲「生きるガール」。これはSHISHAMOが8月5日にリリースするニューシングル「熱帯夜」のカップリング曲で、吉川美冴貴（Dr）が叩くパワフルなドラムのサウンドと松岡彩（B）のグルーヴィなベースラインが絶妙に絡み合うロックチューンだ。中盤では「花」や「がたんごとん」など、しっとりとしたナンバーが続き、3人が丁寧に紡ぐサウンドにオーディエンスはじっくりと耳を傾けた。

吉川による軽妙なトークを経てライブは終盤戦へ。3人は「僕に彼女ができたんだ」「僕、実は」といった骨太なバンドサウンドが特長のナンバー、会場中でタオルが回された「タオル」、そしてキラーチューン「君と夏フェス」と畳み掛け、会場の盛り上がりをピークへと導いた。

本編ラスト1曲を前に3人は「私たちの曲をたくさん聴いて、今日来てくれたんだなっていうことがすごく伝わってきました」（吉川）、「大阪では秋にも（ツアーで）2日間ライブをやらせてもらうので、ぜひ遊びに来てください」（松岡）、「（今日来た人の中には）フェスでしかSHISHAMOを観たことない人もいたと思う。こういう機会があってワンマンを観てもらえてうれしかったし、楽しかったです」（宮崎）と、それぞれこの日のライブの感想や観客へのメッセージを口にする。そして「季節外れだけど……」と前置きしてから卒業シーズンのことを歌った「さよならの季節」で本編を締めくくった。

アンコールに3人は新グッズのバケットハットとTシャツをおそろいで着用して登場し、涼しい風の吹く大阪城音楽堂に「熱帯夜」を届ける。ラストの「恋する」ではカラーテープが発射され、大盛り上がりのうちに「uP!!!NEXT VOL.11 ～SHISHAMO NO FREE NO YAON!!! ～」は幕引きとなった。

なおこの模様は8月27日（木）23:00よりスペースシャワーTVでオンエア予定。同時刻にuP!!!でも動画配信される。