「この人生をGLAYに捧げる」TAKURO誕生日前夜をZepp Tokyoで祝福

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昨日5月25日、GLAYが東京・Zepp Tokyoにてワンマンライブ「NEW SINGLE『HEROES / 微熱(A)girlサマー / つづれ織り~so far and yet so close~』presents 東京ドーム前夜祭 ~微熱(A)girl Tokyo~」を開催した。

TERU(Vo) (撮影:岡田裕介 )

TERU(Vo) (撮影:岡田裕介 )

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ニューシングル「HEROES /微熱(A)girlサマー / つづれ織り~so far and yet so close~」発売日、そしてGLAYのデビュー21周年記念日、さらに10年ぶりの東京ドーム公演を5日後に控えたこの日に行われたライブには、シングル予約購入者の中から抽選で当選したファンが参加。幅広い選曲のセットリストが披露され、集まったオーディエンスを楽しませた。

序盤のMCではTERU(Vo)が「デビューして21年目、結成して27年くらいになるのかな? よく飽きずにやってるね(笑)。好き度がどんどん上がっていくね」と語る。それを受けてTAKURO(G)は「そうだね、まあでも俺が一番のGLAYファンだからね!(笑)」と返し、会場を沸かせた。この日のライブではニューシングル収録曲以外にも、最新アルバム「MUSIC LIFE」の楽曲やライブでの定番曲、さらにはイントロで大歓声が上がった懐かしのレア曲などを次々と披露。往年の楽曲はよりブラッシュアップしたアレンジで、彼らのキャリアや楽曲に対する思いを感じさせる演奏となった。

「NEW SINGLE『HEROES / 微熱(A)girlサマー / つづれ織り~so far and yet so close~』presents 東京ドーム前夜祭 ~微熱(A)girl Tokyo~」の様子。 (撮影:岡田裕介 )

「NEW SINGLE『HEROES / 微熱(A)girlサマー / つづれ織り~so far and yet so close~』presents 東京ドーム前夜祭 ~微熱(A)girl Tokyo~」の様子。 (撮影:岡田裕介 )[拡大]

本編終了後にはオーディエンスが、翌26日に誕生日を控えたTAKUROに向けて「HAPPY BIRTHDAY」を歌い祝福する。この声を受けてアンコールとしてステージに戻ったTAKUROは、「素敵な歌をありがとうございます。いろいろ気を使っていただいて……(笑)。最初に言った通り、僕はGLAYの一番のファンなので『HAPPY BIRTHDAY GLAY』を歌っていただけますか」と観客に頼み、会場は今度はGLAYの“21歳”を祝う歌声に包まれた。

しかしその後、TERUは「段取りがあるんだよ! 早くギター持って!(笑)」とTAKUROを急かし、誕生日前夜を祝うこともなくすぐさまアンコールの曲に入ってしまう。そして2曲を演奏したところで突然HISASHI(G)が「HAPPY BIRTHDAY」を弾き始め、TAKUROへのサプライズがスタートした。ステージに運び込まれてきたのはバースデーケーキならぬ、TAKUROの好きな缶チューハイ・カロリを積み上げた「カロリタワー」。「うれしいけど……ひとつだけおかしくないですか?」と首をかしげるTAKUROの横で、HISASHIはファンに向かって「皆さん、ここでですよ! 何年ファンやってるんですか!(笑)」とサプライズが成功したことを喜んでみせた。

メンバー全員がカロリで乾杯した後、JIRO(B)が「今日MCで言ってたよね、GLAYの一番のファンだって」とTAKUROに声をかけ、さらなるサプライズイベントが始まる。会場に流れる“天の声”が「TAKUROさんがGLAYをどれだけ愛しているか確かめるために、クイズを3問出題します」とアナウンスするとフロアは大盛り上がり。15周年記念ライブ時のアンケート結果や逆再生された曲名、3曲同時再生された曲名という難問がTAKUROに出題された。

1問目こそ正解したTAKUROだが、2問目と3問目は苦戦しオーディエンスに回答を尋ねる事態に。またその過程で、JIROが作った楽曲の曲名をTAKUROがあまり把握していないことが発覚し、JIROが「俺に対しては愛情ないんだ!(笑)」と怒ってみせる一幕もあった。TAKUROは「このクイズ、GLAY愛とか関係あるんですか?(笑)」と苦笑い。そんなサプライズが終了するとTAKUROは改めて観客に向けて「今日が43歳最後のライブで、44歳初ライブが東京ドームという……GLAYとしての人生は悪くないですよ。10年前のTERUの約束を叶えてくれて、東京ドームのステージに立たせてくれてありがとうございます。どうやって恩返しすればいいかわからないけど、命の続く限りこの人生をGLAYの活動に捧げたいと思います」と挨拶した。

ライブが終わると、TERUは「10年かけて育った夢が叶う瞬間を一緒に体験してください」と、オーディエンスとの東京ドームでの再会を誓い合う。TAKUROはマイクを通さず、生声で「行ってきます!」と叫び、観客からの「行ってらっしゃい!」の声に送られてステージを後にした。

※「(A)」は丸囲みが正式表記

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