東京パフォーマンスドール、ノンストップで駆け抜けたZeppファイナル

東京パフォーマンスドールが昨日11月26日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて全国Zeppツアー「東京パフォーマンスドール ZEPP TOUR 2014秋 ～DANCE SUMMIT“1×0”ver2.0～」の最終公演を開催した。

大阪、愛知、福岡と回ってきたZeppツアーのファイナルとなったこの日、開演前からフロアは観客の期待と興奮に包まれていた。ステージ前方にかけられた紗幕が降り、白地にピンクのハートがあしらわれたキュートな衣装を着たTPDが姿を見せる。彼女たちがタオルを振り回しながら「WAKE ME UP!!」を元気よく歌うと、観客も一緒にタオルを振り回して盛り上がる。そしてプロジェクションマッピングを効果的に取り入れた「TOKYO ROMANCE」、レーザーと観客の持つサイリウムが会場を鮮やかに彩った「東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ」へと続く。「CIRCLE OF TPD『名前だけでも覚えて帰ってください!!』」では、メンバーがそれぞれパフォーマンスを披露。高嶋菜七はラップ、飯田桜子はダンス、浜崎香帆は歌で個性をアピールし、橘二葉はヌンチャク、小林晏夕はフラフープ、脇あかりは縄跳び、櫻井紗季はバスケットボールを使った個人技でファンを魅了する。上西星来は殺陣に挑戦し、神宮沙紀はTPDメンバーのモノマネをしてフロアの笑いを誘った。

ひとしきり盛り上がったところでライブはユニットパートへ突入。浜崎、橘、脇による「夜明けのハート」、高嶋、上西、櫻井による「銀色のシルエット」が披露され、続く「ビバ！ケ・セラ・セラ」「史上最大の誘惑」では姉妹ユニットであるTPD DASH!!も加わりお祭り状態に。彼女たちはノンストップで楽曲とダンスを畳み掛け、観客に息つく暇を与えない怒濤のライブを展開していく。そしてクールにダンスを踊ったかと思えばバラードナンバーをしっとりと聴かせるなど、表現力豊かなステージでオーディエンスを魅了した。

その後「BE BORN」でラストスパートのスイッチを入れたメンバーは、「RUBY CHASE」「キスは少年を浪費する」などのアッパーチューンを連発。そのままデビュー曲「BRAND NEW STORY」が繰り出されるとフロアの盛り上がりも最高潮に達する。さらに彼女たちはこの日リリースされた2ndシングル「DREAM TRIGGER」を届け、「The Perfect Day」で本編を締めくくった。

アンコールはメンバーのソロダンスが映える「WE ARE TPD!!」でスタート。「ダイヤモンドは傷つかない」「WEEKEND PARADISE」といった定番のキラーチューンが投下されたところで、高嶋がようやくこの日最初のMCをはじめる。「皆さん、今日はなんの日か知ってますか？」と観客に問いかけた高嶋は、「せっかく今日は発売日だし、もう1回やります！ 私たちの未来への決意や覚悟を歌った大事な曲なので皆さん聴いてください」と紹介して、2度目の「DREAM TRIGGER」を披露。そしてダブルアンコールで「DREAMIN'」をパフォーマンスしてライブを終えた。ラストナンバー歌唱後、ステージ上で抱き合うTPDの中には涙を見せるメンバーも。ラストは1人ひとりツアーの感想を述べて、高嶋が「皆さんがいるから私たちはここにいることができますこれからも東京パフォーマンスドールは感謝の気持ちを忘れずにがんばりたいと思いますので、応援よろしくお願いします！」と力強く挨拶。万雷の拍手と「TPD」コールに包まれながらメンバーはステージをあとにした。