ムック×geek sleep sheep、熱烈リキッド競演

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ムックが、8月28日に東京・LIQUIDROOM ebisuにてライブプロジェクト「SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-」のシリーズ第6弾「ARMAGEDDON」の最終公演を開催した。

ムック(撮影:緒車寿一)

ムック(撮影:緒車寿一)

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「ARMAGEDDON」は全9公演からなるツーマンライブ企画。ムックはこれまでに[Alexandros]、氣志團、GRANRODEO、BUCK-TICK、シド、D'ERLANGER、ゴールデンボンバー、MICHAELという強力なメンツを対バン相手として迎えてきた。そして本企画の最終夜となるこの日はgeek sleep sheepが招かれ、2組による熱いライブバトルが繰り広げられた。

geek sleep sheep(撮影:緒車寿一)

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先陣を切ったgeek sleep sheepは、The Rolling Stones「We Love You」をオープニングSEに選び、さっそうとステージに登場。薄明かりの下でyukihiro(Dr)がウォームアップがてらスティックを回す姿を見せるや否や、会場は割れんばかりの歓声に包まれ、バンドは「Weekend Parade」からライブをスタートさせた。kazuhiro momo(Vo, G)と345(Vo, B)は続く「SANPO」で伸びやかなハーモニーを聴かせ、yukihiroは軽快なビートでバンドサウンドのボトムを支える。momoが「癒やしを与える感じでやるんで楽しんでいってください」と挨拶してから、345のしっとりした歌声が響く「frame」、momoがリードボーカルを取る「Addicted」などが届けられた。

途中、345による恒例のグッズ紹介では、オリジナルの手ぬぐいに描かれたイラストが345の夢の中に出てきた架空の青い鳥であることなどが明かされた。観客が「かわいい!」とグッズに対して反応すると、345は「かわいいですよね、じゃあ、ぜひぜひお買い求めください!」と巧みな営業トークで会場を沸かせた。さらに10月3日に同会場で行われるワンマンライブの告知をはさみ、ライブは後半戦に突入。グランジテイスト全開の荒々しいリフが印象的な「Jesus wa gokigen naname」ではmomoがシャウトし、345が激しく頭を振る。さらにアウトロではyukihiroがバスドラを高速で連打するなど、バンドの攻撃的な一面をのぞかせた。MCでmomoはムックについて「2012年の年末に日本武道館でやったイベントのとき、楽屋が一緒でしたね」と思い出を語る。さらに「あの日はyukihiroー! 345ー!ってお客さんが名前呼んでましたけど、僕だけ『ギターの人ー!』って言われてましたね(笑)」とその日のライブでのエピソードを振り返ったのち、3人はラストに代表曲「hitsuji」を届けてステージをあとにした。

逹瑯(Vo / ムック)(撮影:緒車寿一)

逹瑯(Vo / ムック)(撮影:緒車寿一)[拡大]

ムックはレーザーを駆使した華やかな演出とともにステージに姿を現し、最新アルバム「THE END OF THE WORLD」のタイトルナンバーからライブの口火を切る。彼らがLIQUIDROOM ebisuのステージに立つのは、「SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-」のスタートを切った3月のファンクラブ限定ライブ以来約半年ぶりのことで、逹瑯(Vo)は「ただいま恵比寿!」と叫んでファンに凱旋を告げた。彼らはヘビーなリフが冴えわたる「ENDER ENDER」「幻燈賛歌」といった攻撃的なナンバーを連発し、ヘッドバンギングに興じる観客を熱狂の渦へと巻き込んだ。

MCで逹瑯は「7カ月におよぶツアーのセミファイナル、あっという間にここまできました」と残すところあと1公演となった「SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-」のこれまでの道程を振り返る。さらにこの日の対バンライブに気合いを入れて臨んだが、geek sleep sheepのステージが想像以上にリラックスした雰囲気であったことから「今日は力で押せ押せ!っていうだけじゃない、いろんな戦い方も知れてほんとに楽しい」と素直な感想を口にした。さらに「これからもっと熱くなるんで、ぶっ倒れないように……いや、ぶっ倒れるまで楽しんでってください!」と煽ってからハイスピードチューン「World's End」を投下。楽曲にあわせて大合唱や激しいモッシュで応戦する観客の様子を見た逹瑯は、笑顔を浮かべていた。

バンドはライブの後半、「Tell me」「369-ミロク-」「JAPANESE」といったエモーショナルなナンバーを連発し、続けて9月10日リリースのニューシングル「故に、摩天楼」を披露してフロアを揺らす。その後逹瑯は「yukihiroさん、今日もライブ中しゃべらなかったけど、カッコよかったなあ」「長かったツアーもセミファイナルですよ! 例えるならば345ちゃんがベース弾いてるときのネックくらい長く感じたね」とgeek sleep sheepメンバーの話題をはさみつつ、MCを展開。さらにYUKKE(B)は「今日は全55本中54本目、3月の1本目が終わったあとは『あと54本』なんて思ってたけど、セミファイナルまであっという間だった」、ミヤ(G)は「今回の『ARMAGEDDON』は高校生のときにコピーしてたバンドと対バンできたり、今日もyukihiroさんと競演できたりと初心に返ることが多かった」、SATOち(Dr)は「54本やってきて、毎回すごい柔軟体操してたから体が柔らかくなったよ、ありがとう」とこれまでの感想を述べた。

ライブ終盤に披露された「MAD YACK」では、サークルモッシュが発生するなど、フロアは狂騒のるつぼと化していく。そんな中ミヤは「お前らそんなもんか!」とさらに観客を煽り、会場の興奮はピークに。彼らはラストに「蘭鋳」を届け、熱狂のうちに「ARMAGEDDON」の最終公演を締めくくった。なおムックは9月23日に東京・国立代々木競技場第一体育館で、「SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争-」の完結編となるワンマンライブ「THE END」を開催する。

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SIX NINE WARS -ぼくらの七ヶ月間戦争- Episode 6.「ARMAGEDDON」
2014年8月28日 LIQUIDROOM ebisu セットリスト

geek sleep sheep

01. Weekend Parade
02. SANPO
03. Last Scene
04. frame
05. Addicted
06. Kakurenbo
07. GOHAN
08. Good Dream
09. Jesus wa gokigen naname
10. Strange Circus
11. IMAGINATION
12. hitsuji

ムック

01. THE END OF THE WORLD
02. ENDER ENDER
03. Ms. Fear
04. G.G
05. 幻燈賛歌
06. World's End
07. Tell me
08. 369-ミロク-
09. JAPANESE
10. 故に、摩天楼
11. Hallelujah
12. Mr. Liar
13. MAD YACK
14. 蘭鋳

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