「FUNK FIRE」はバラードなしのオールスタンディングというコンセプトで行われる恒例のライブシリーズ。メジャー復帰後初のツアーとなった今回は「祝メジャーデビュー、皆様にご挨拶FUNKをぶっ放す」と銘打って広島、大阪、東京の3カ所で開催された。田中義人(G)、坂本竜太(B)、岸田容男(Dr)、林田“pochi”裕一(Key)というバンドメンバーとともに現れたスガシカオは、「赤い実」からライブをスタートさせる。1曲目からフルスロットル状態のスガは「東京お待たせ! グルーヴの渦に巻き込まれて最高に幸せな夜にしようぜ」という短い挨拶を挟んで「見る前に跳べ.com」「ストーリー」「LIFE」といったアッパーチューンを連投し、オーディエンスを惹き付けていった。
矢継ぎ早に6曲をプレイし終えたところでライブは恒例の「ワシントン・GO・GO・FUNK」のコーナーへ。スガは、ゆったりとしたリズムに乗りながら「サヨナラホームラン」「愛について」といったシングル曲やチャック・ブラウン「Woody Woodpecker」、FLYING KIDS「炎(ファイヤー)」などのカバー楽曲をつないでいく。またコーナーのラストを飾った「叩けばホコリばっかし」の曲中には「この(バンドの)中に絶倫がいるぜ」「夜中の4時くらいに『アハーン』『ウフーン』」とラップに乗せてツアー中のホテルでの出来事を暴露して観客の爆笑を誘った。
その後、スガは代表曲「あまい果実」を歌唱。続く「はじまりの日」では「みんなにプレゼントがあるぜ。『はじまりの日』といったらこの男だろ!」と言ってMummy-D(
ライブ後半、スガは「ファンクがしたくてたまらないぜ!」と叫びながら「したくてたまらない」や「91時91分」を熱唱。そして「嫌なこと全部忘れて最高にファンクしようぜ!」と呼びかけて「Re:you」をプレイし、「奇跡」で本編を締めくくった。アンコールでは「情熱と人生の間」と、再びMummy-Dを交えながら「俺たちファンクファイヤー」をドロップ。タオルを振り回してオーディエンスを煽り、フロアを熱狂の渦に巻き込んだ。さらにダブルアンコールでは自身が作詞したKAT-TUN「Real Face」をラウドロックのアレンジでプレイ。終始ハイテンションなパフォーマンスでメジャー復帰後の初ツアーを駆け抜けた。
スガシカオ「Suga Shikao FUNK FIRE 2014」
2014年7月4日 Zepp Tokyo セットリスト
01. 赤い実
02. 見る前に跳べ.com
03. ストーリー
04. Festival
05. LIFE
06. コノユビトマレ
07. ワシントン・GO・GO・FUNK(メドレー)
08. あまい果実
09. はじまりの日 feat. Mummy-D
10. ドキュメント2010~Singer VS. Rapper~
11. したくてたまらない
12. 91時91分
13. アストライド
14. アイタイ
15. Re:you
16. 奇跡
<アンコール>
17. 情熱と人生の間
18. 俺たちファンクファイヤー
<ダブルアンコール>
19. Real Face
リンク
- Suga Shikao Official Site
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カズミ@ @kzm_mkn
スガ、FUNKで駆け抜けたメジャー復帰公演 - 音楽ナタリー http://t.co/XkgfsGQ0te
ダブルアンコールでは自身が作詞したKAT-TUN「Real Face」をラウドロックのアレンジでプレイ。
えっ、Real Faceやったの!マジすか!!!