ライブタイトルの「Harlequinade」とは、ハーレクインとピエロがメイン役を務めている全2幕のパントマイム劇のこと。KEN LLOYD(Vo)、峰正典(G / OLDCODEXサポート)、PABLO(G /
バンドは会場限定CDに収録されている「Closer」から勢いよくライブをスタートさせると、そのままアッパーチューン「Buzz」になだれ込む。ライブ冒頭から熱気に満ちあふれたフロアを前に、KENは「さっき気付いたんだけど僕今日、顔拭けません(笑)」と言って観客を笑わせる一幕もあった。そして「『THE ART OF LOSING TOUCH』というアルバムが出て、ちょうど10年経ったそうで。名盤と言ってくれる方も多いのですが……『THE ART OF LOSING TOUCH』より聴いてください」と話してから、同作収録曲「Clean」を披露。ひさしぶりに演奏されたヘビーナンバーに、客席からは喜びの歓声が上がった。
ライブ中盤には「Candy」「Novocaine」といったポップでメルヘンチックな楽曲を連発。さらに現在制作中というニューアルバムからの楽曲もいち早く演奏された。その後は再びアップチューンが畳み掛けられるように続き、フロアにはモッシュピットやクラウドサーフも続出。ギターの峰もステージ前に置かれているモニタースピーカーに寝転び、観客を煽っていった。
ライブ終盤になるとKENは「来てくれたみんな、ありがとう。今日はまだ発表できないのですが、(今後について)いろいろ企画中なので、また遊びに来てください」と意味深な言葉をファンに告げる。そして「最後まで一緒に暴れましょう!」と告げてから、「Radio's Dead」「Someday」と攻めのナンバーを連発。バンドメンバーも最前列で観客を煽り、観客もそれに応えるように手を上げる。そして「ありがとう」という挨拶とともに大きな盛り上がりとなったライブは終了するかと思われたが、DJ BASSがファンなら誰もが知る名曲のフレーズをスピン。客席から大歓声が上がると、ステージ袖に捌けていたKENがハーレクイン赤&黒の帽子とガスマスクと付けて再登場し、名曲「Taste Maximum」を熱唱した。KENはステージの両端を全速力で駆け巡り、下手側のスピーカーに飛び乗って上から客席を挑発するように煽りまくる。会場の盛り上がりがピークに達したところで、全18曲、約100分にわたる「Harlequinade - Act1」は幕を下ろした。
公演中には次回単独ライブの告知は一切なかったが、KENがMCで「いろいろ企画中なので、また遊びに来てください」と語った通り今後の動向に注目が集まるFAKE?。ナンバリングされた「Harlequinade」の次回開催含め、新たな情報が待たれる。
FAKE?「Harlequinade - Act1」
2014年6月22日 UNIT セットリスト
01. Closer
02. Buzz
03. Clean
04. ICU
05. Drowning In Flames
06. Candy
07. Novocaine
08. Serial Killa
09. 新曲
10. Utopia
11. Disco
12. Lucifer's Cut
13. Here We Go
14. Dreamcatcher
15. Radio's Dead
16. Someday
17. Taste Maximum
リンク
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FAKE?、異色ワンマンでKEN LLOYDがハーレクインに
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