大島優子、AKB48を笑顔で卒業「AKBは私の宝物です」

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昨日6月9日に東京・AKB48劇場にて大島優子の卒業公演が行われた。

AKB48大島優子卒業公演の様子。 (c)AKS

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高橋みなみと握手を交わす大島優子。 (c)AKS

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大島優子による「泣きながら微笑んで」歌唱の様子。 (c)AKS

大島優子による「泣きながら微笑んで」歌唱の様子。 (c)AKS

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AKB48大島優子卒業公演の様子。 (c)AKS

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バルコニーから外のファンへ手を振る大島優子。 (c)AKS

バルコニーから外のファンへ手を振る大島優子。 (c)AKS

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前日に東京・味の素スタジアムで開催された大島優子の卒業コンサートから一夜明けて行われた劇場での卒業公演。思い出のたくさん詰まった劇場で大島は自らがキャプテンを務めていた大島チームKのメンバーとともに最後の公演を楽しんだ。

公演は全体曲から始まりユニット曲へと移行。大島はユニット曲の最後でソロ曲「泣きながら微笑んで」を思いを込めながら熱唱し、大きな拍手に包まれた。そして本編終了後のアンコールで大島は「人として成長させてくれたみんなに、改めてありがとうございました。ずっと仲間の支えを忘れないためにもこの歌を歌わせてください」と述べ、仲間との絆の大切さを歌った「支え」を全員で歌唱した。

ダブルアンコールでは高橋みなみや渡辺麻友ら選抜メンバーが登場し「ギンガムチェック」や「Everyday、カチューシャ」といったヒットナンバーを披露していく。そして大島優子の卒業ソング「今日までのメロディー」では、歌唱前に大島から「実はこの曲は当初歌詞が2パターンありまして。秋元康先生が『優子の8年間を書こうとしたら1曲で収まらなかった。好きなほうを選んで』と言われたので、みんなのことを思い浮かべながらこの歌詞のほうを選びました。私の8年間の思いが詰まったこの曲を聴いてください」と楽曲への思いが語られた。

曲が終わると大島の卒業を祝うために駆けつけた旧チームKのメンバーが、大島を囲むように集まる。ここでメンバーから大島へ最後のメッセージが送られる。同期として苦楽をともにしてきた宮澤佐江は「優子とは出会って8年半が経ちますけど、AKB48の2期生として合格してずっと一緒にやってきました。卒業発表すると聞いたときは素直に喜ばなきゃいけないって思ったし背中を押してあげなきゃって思ったんですけど、卒業が近付くほどすごく寂しくて昨日まで素直におめでとうって言ってあげれなくてごめんなさい。私も残りのアイドル人生を優子のように過ごして悔いのないようにしていきたい。素敵な大島優子という人間に出会えてよかったです」と大島に対する思いを打ち明けた。

また37thシングル選抜総選挙で1位になった渡辺麻友が「優子ちゃんは偉大な先輩だったと思います。私は優子ちゃんのそばで一緒に活動ができてとてもうれしかった。昨年末、優子ちゃんの口からAKB48を卒業すると聞いたとき、優子ちゃんがいないAKB48が考えられなくて先が真っ暗になってしまって、これからやっていけるのかと考えてしまいました。でも優子ちゃんはAKBのエースとしてこれまでがんばってくださったので、そんな優子ちゃんに私は笑顔で卒業してほしいと思いました。だから総選挙で1位になった私がこれからのAKBグループを引っ張っていかないといけないと思ったので、任せてください。たくさんのことを教えてくれてありがとうございました」と決意と感謝の言葉を述べると、大島は渡辺に「大きくなったね」と優しい笑顔で語りかけた。

そして大島を慕ってきた松井珠理奈は「優子さんのステージやパフォーマンスの全力さをずっと見てきました。でも優子さんと同じことをしても私は絶対にかないません。私は優子さんの背中から人それぞれやり方があるから自分らしくやっていいんだ、全力でやることが一番大事なんだよって教えてもらったような気がします。これからも私たち後輩にカッコいい背中を見せ続けてください」とコメント。最後には高橋みなみから大島へ感謝の言葉が語られる。高橋は大島に対して「優子には本当に感謝。ありがとうとお疲れさまでしたという言葉を言いたいです。私は優子にいっぱい支えられたと思います。実は優子との思い出は1つしかなくて、(前田)敦子が卒業を決めたとき2人でご飯に行って、これからのAKB48についていろいろ語りました。そのときに初めて優子と深く一緒にいろんなことを話しました。それから優子は取材のときに私のことを聞かれると『戦友です』と言ってくれるようになりましたね。卒業する優子に最後に1つだけお願いがあります。卒業したら“戦友”じゃなくて“親友”になってください」と語りかけると、大島は即答で「嫌です」と返答し笑いを誘う。その返答の真意について大島は「私はAKB48のことは誰よりもわかるはずだから、これからも外からAKB48を見ていきます。だからこれからも親友じゃなくて戦友でありたい。だって戦友と呼べるのは高橋みなみしかいないもん」と述べ、高橋と握手を交わした。

メンバーからのメッセージを受けて大島は最後の挨拶を行う。大島はこれまでの活動を振り返り「私たちAKB48はこの狭い劇場から始まりました。秋葉系アイドルとして始まった私たちが7万人もの会場を埋め尽くすなんて夢のようですけど、劇場のこの空間がAKB48の大島優子が生まれた原点です。ここから出発できて本当によかったと思う。普通の女の子だった私たちを見つけて応援してくれたファンの皆さん、本当にありがとうございました。普通の女の子だって夢を持ってもいいんですよね。私の能力はまだまだ足りないと思いますが、ここで8年培ってきたものを生かして、足元を見てがんばっていこうと思います。ファンの皆さん、今後もAKB48、大島優子、卒業生の応援をよろしくお願いします。AKB48は私の宝物です」と感謝の気持ちを述べて、全員で旧チームKの代表曲「草原の奇跡」を歌唱。ラストで大島は「最後は湿っぽくないほうがらしいよね。ファンの皆さんがくれたこの曲を歌います」と曲振りし、選抜総選挙で1位に輝いてセンターとして歌った大ヒットナンバー「ヘビーローテーション」を最高の笑顔で歌い上げ、AKB48としての活動を終えた。

公演終了後、大島は恒例となった壁写真の除去を行い、さらに会場の外に集まった大勢のファンに向けて挨拶するためバルコニーから姿を見せて「無事に卒業公演を終えることができました。またどこかでお会いしましょうね」と再会を約束した。

AKB48大島優子卒業公演
2014年6月9日 AKB48劇場 セットリスト

01. マンモス(ALLメンバー)
02. 最終ベルが鳴る(ALLメンバー)
03. ボーイフレンドの作り方(ALLメンバー)
04. 偉い人になりたくない(ALLメンバー)
05. 狼とプライド(後藤萌咲・下口ひなな)
06. リターンマッチ(内田眞由美・島田晴香・藤田奈那・松井珠理奈)
07. 初恋泥棒(北原里英・平田梨奈・古畑奈和)
08. ごめんねジュエル(阿部マリア・鈴木紫帆里・前田亜美・武藤十夢)
09. おしべとめしべと夜の蝶々(永尾まりや・藤田奈那)
10. 19人姉妹(倉持明日香・小林香菜・近野莉菜)
11. 泣きながら微笑んで(大島優子)
12. Stand up(ALLメンバー)
13. Cool girl(ALLメンバー)
14. 回遊魚のキャパシティ(ALLメンバー)
15. 会いに行こう(ALLメンバー)
<アンコール>
16. シャムネコ(ALLメンバー)
17. メロスの道(ALLメンバー)
18. 支え(ALLメンバー)
<ダブルアンコール>
19. ギンガムチェック(選抜メンバー)
20. Everyday、カチューシャ(選抜メンバー)
21. 今日までのメロディー(選抜メンバー)
22. 草原の奇跡(旧チームKメンバー+選抜メンバー)
23. ヘビーローテーション(ALLメンバー)

大島優子卒業公演出演メンバー

阿部マリア / 内田眞由美 / 梅田彩佳 / 大島優子 / 柏木由紀 / 木崎ゆりあ / 北原里英 / 倉持明日香 / 小嶋陽菜 / 小嶋真子 / 後藤萌咲 / 小林香菜 / 指原莉乃 / 島田晴香 / 下口ひなな / 鈴木紫帆里 / 高橋みなみ / 近野莉菜 / 永尾まりや / 野澤玲奈 / 平田梨奈 / 藤田奈那 / 古畑奈和 / 前田亜美 / 松井珠理奈 / 松井玲奈 / 峯岸みなみ / 宮崎美穂 / 宮澤佐江 / 武藤十夢 / 山本彩 / 横山由依 / 渡辺麻友 / 渡辺美優紀

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