“頭のおかしい”バンド4組、個性派ライブで魅せた180分
2014年5月1日 18:10
13 音楽ナタリー編集部
テレビ埼玉などで放送中の音楽バラエティ「竹山ロックンロール」企画のライブイベント「TAKEROCK GIG vol.1」が4月29日に東京・CHELSEA HOTELにて開催された。
番組MCのカンニング竹山、藤岡みなみ、中村愛がステージに登場し「頭のおかしいバンドを揃えたんで、とにかく盛り上がれ!」とフロアを煽ってイベントはスタート。トップバッターの水中、それは苦しいは「農業、校長、そして手品」からライブの口火を切り、「物販中心の活動をしている水中、それは苦しいです。チャド・マレーンの相方が僕たちのTシャツを着ています」と自己紹介をして場を和ませる。そして安めぐみの名前やプロフィールを連呼する「安めぐみのテーマ」で観客の笑いを誘い、「おっと!オトタケ」では「オトタケ細胞はあります」「私のことは嫌いでも、オトタケのことは嫌いにならないでください」といったセリフを織り交ぜた歌詞を披露して観客を魅了した。
2番手として登場したバックドロップシンデレラは「歌わなきゃジャクソン」「魔界にはがっかりだ」などの攻撃的なナンバーを繰り出して会場の温度を急上昇させる。彼らは休むことなく「カンフーライフ」「市長復活~さいたま市ヨリ与野市ヲ解放セヨ~」といったキラーチューンを連投。オーディエンスは気合いの入ったヘッドバンギングで応じた。さらにでんでけあゆみ(Vo)が「回れ回れ」と煽ってフロアにサークルモッシュを発生させる。でんでけは上着を脱いで客席にダイブするなど、終始大暴れのパフォーマンスで観客を圧倒した。
藤岡みなみと中村愛が番組のために制作したというテーマソングをプレイした後はクリトリック・リスのステージへ。彼は定食屋でサラリーマンが「焼き飯とライス大盛り」を注文していたという実話をもとにして制作した「ライス&ライス」をパフォーマンス。場内をシュールな世界観で包み込む。さらに彼女の浮気をテーマにした「その時俺は」、バンドマンの厳しい現実を描いた「桐島バンドやめるってよ」などを披露して強烈なインパクトを残した。
快速東京は「ロックンロール」を爆音でかき鳴らすと、そのまま「変だぜ」「八」「虫」など5曲を畳み掛ける。福田哲丸(Vo)は「楽しいね。今日はライブしに来たんで」と短く言い放ち「ヒマ」「ドロドロ」など1曲あたり1~2分のショートチューンを息もつかせぬスピードで次々と投下していく。MCで一ノ瀬雄太(G)が客席に向かって「快速東京を知っている人はどのくらいいますか?」と聞こうとするも福田哲丸は「別にいいじゃん。よし、やろ。今日は持ち時間25分で20曲やるんで」と遮ってライブを続ける。その勢いのまま彼らはラストナンバー「テーマ」まで駆け抜け、3時間におよんだイベントを大団円へと導いた。
ケンモチヒデフミ@水曜日 @h_kenmochi
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