EXO初単独来日イベント「緊張で2日前から眠れなかった」

2014年4月13日 21:00 1378 65 音楽ナタリー編集部

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EXO（エクソ）が4月11、12、13日に初の単独来日イベント「EXO Greeting Party in Japan “Hello!”」を埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催した。

「EXO Greeting Party in Japan “Hello!”」の様子。

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写真左から、クリス、チャンヨル、ディオ、レイ、ルハン、カイ、スホ、ベクヒョン、セフン、チェン、シウミン、タオ。

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EXOは東方神起や少女時代が在籍する韓国の芸能事務所S.M.ENTERTAINMENTに所属するボーイズグループで、韓国で活動するEXO-Kと中国で活動するEXO-Mで構成されている。メンバーはEXO-Kのスホ、カイ、ディオ、チャンヨル、ベクヒョン、セフンと、EXO-Mのクリス、シウミン、ルハン、レイ、チェン、タオの12人。初の単独来日イベントとなる今回は、12人全員が登場した。

「EXO Greeting Party in Japan “Hello!”」は4月11日のみ1公演で、12日と13日はそれぞれ昼と夜の2公演が行われた。本記事では4月12日の夜公演の模様をレポートする。

韓国や中国をはじめとするアジア圏ではすでに絶大な支持を得ているEXOが、初の単独来日イベントを行うということで、会場は開演前から異様な熱気に包まれていた。そして客電が消えると、EXOの名前の由来となったexoplanet（太陽系外惑星）をモチーフにしたイメージ映像が流れた。映像の中でメンバーの名前が1人ひとり呼ばれるごとに、会場から大きな声援が上がった。そして「Let Out The Beast」のイントロが流れ、まずメインステージに登場したのはEXO-Kの6人。黒で統一した衣装を纏った彼らは韓国語で1ヴァース目を歌い上げた。続く2ヴァース目を中国語で歌唱したのはEXO-M。メンバー全員がステージに揃うと歓声が怒号のように鳴り響いた。

そして2曲目の「History」を歌い終えるとメンバーがそれぞれ自己紹介を行う。たどたどしい日本語を一生懸命使おうとする12人に温かい声援が送られた。全員が自己紹介を終えるとリーダーのスホが韓国語で「すごく緊張していて、2日前からよく眠れなかった」と告白。日本で行う初の単独イベントへの期待と不安があったことを明かした。しかし3曲目の「MAMA」では、そんな不安を吹き飛ばすような圧巻のパフォーマンスを披露し、会場に駆けつけた約2万人のオーディエンスを圧倒した。映像によるインタールードを挟んで、ステージにはピアノの前に座ったレイが登場し、「Miracles in December」のイントロを奏でる。2013年のクリスマスソングとして発表されたこのバラードを歌うのは、ディオ、ルハン、ベクヒョン、チェンの4人。それぞれが表情豊かな歌声を場内に響かせ、観客を魅了した。

イベント中盤のトークコーナーでは、EXOの12人が2チームに分かれてクレーンゲームで対戦。クレーンゲームの中にある質問が入ったカプセルを先に取ったほうにトークする権利が与えられ、負けたほうは本人も知らない秘蔵写真が公開されるというルールで進められた。リーダーのスホが「日本のファンをどう思うか？」という質問に「とてもかわいいです」と答えたり、「いま欲しいものは？」聞かれたチャンヨルが「みんなの声援」と答えて場内沸かせたりする一方で、カイが日本に来たときに撮影したというツケヒゲサングラスの写真が公開されるなど、終始笑いと声援が絶えないコーナーとなった。また、最後にはこの日が20歳の誕生日であるセフンにバースデーケーキを贈るサプライズも行われた。

そしてこの日のクライマックスはなんと言っても大ヒット曲「Wolf」、そして「Growl」のパフォーマンスだ。「Wolf」はマイケル・ジャクソンの振り付け師として知られるトニー・テスタが振り付けを担当したナンバーで、メンバーは森や狼、洞窟などを巧みに表現し、さらにレーザーや火柱の特効といった派手な演出と相まってまるでミュージカルのような世界を作り出した。一方の「Growl」は現代版の映画「ウエスト・サイド物語」を思わせるダンスバトルを繰り広げる振り付けで、2チームがそれぞれダンスと歌で相手を挑発し合う。曲が進行するにつれてメンバーと場内のテンションも上がっていき、サビでは会場全体での合唱となった。

そして最後にステージへ上がったメンバーたちは頭の上でハートマークを作って観客に感謝の意を表し、最後はスホのかけ声で「We are one! EXOでした」と挨拶してステージを降りた。