トライセラAX公演に桜井和寿登場!共作曲、AKBカバー披露

239

2592

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 1064 882
  • 876 シェア

本日4月12日、東京・SHIBUYA-AXにてTRICERATOPSの自主企画イベント「DINOSAUR ROCK'N ROLL 6」の2日目公演が行われた。

左から桜井和寿、和田唱(Vo, G)。(撮影:松木雄一)

左から桜井和寿、和田唱(Vo, G)。(撮影:松木雄一)

大きなサイズで見る(全13件)

4月12日に行われた「DINOSAUR ROCK'N ROLL 6」でのTRICERATOPSと桜井和寿のコラボステージ。(撮影:松木雄一)

4月12日に行われた「DINOSAUR ROCK'N ROLL 6」でのTRICERATOPSと桜井和寿のコラボステージ。(撮影:松木雄一)

大きなサイズで見る(全13件)

昨日11日の初日ではGRAPEVINEを迎え、気心の知れた仲間と対バンライブを繰り広げたTRICERATOPS。2日目のゲストは事前に“Special Secret Guest”とだけアナウンスされており、開演前の会場にはシークレットゲストへの期待感が漂っていた。

まずステージに登場したのはTRICERATOPSの3人。挨拶代わりに「Silly Scandals」をプレイし、フロアを埋めるオーディエンスのテンションに火を点けた。和田唱(Vo, G)は派手なアクションでアジテートし、林幸治(B)と吉田佳史(Dr)は高く拳を掲げ、メンバーそれぞれ気合いに満ちた様子を見せる。MCでは和田が高ぶる気持ちを隠さずに「最高のコンサートにしようと思ってるんで、みんなガッツリ楽しんでってください!」と伝えた。続けてバンドは現在制作中というニューアルバムより新曲「僕はゴースト」を聴かせてファンを喜ばせる。「摩天楼」「if」のあとには、昨日の公演では一言も発しなかったという林が5月末をもって営業を終了するSHIBUYA-AXへ感謝する場面もあった。

「FUTURE FOLDER」を終えて林が一旦退場すると、和田が「DINOSAUR ROCK'N ROLL」の趣旨を説明しだす。そしていよいよシークレットゲストの話題に触れ、「この人とやるのはすごい夢だったんですよ。なんか緊張してきたぞ!」と観客をじらした。期待の高まる客席へ和田が言い放った「チャイよしひろさんです!」という言葉に続いて現れたのは、ハットにサングラスという出で立ちでティーカップを片手に持った林の姿。会場が爆笑に包まれる中、3人は林がボーカルをとる形で甲斐バンド「安奈」を披露した。林は「もう1曲いいかな」と「HERO(ヒーローになる時、それは今)」を歌い始めるも、高音に苦戦して演奏を中断。気を取り直して再開すると、赤いスーツを着こなした桜井和寿(Mr.Children)が同曲を歌いながらステージにやってきた。和田が「紹介します……桜井和寿!」と言った瞬間、場内には割れんばかりの大歓声が起こる。桜井はそのままステージ上を縦横無尽に動きながらパワフルに「Fly Away」を熱唱した。

和田が「桜井さん、ようこそ!」と歓迎すると、観客も歓喜の声を上げる。桜井は「最高! トライセラってのはこんないいファンを持ってるんだね。気持ちよく一緒にやらせてもらってます、最後までどうかよろしくお願いします!」と挨拶。彼は「FOREVER」を歌い上げたあと、この日の衣装は「甲斐よしひろ」で画像検索して決めたということを明かしてフロアの笑いを誘う。そんな和やかな雰囲気の中で演奏されたのは、和田が愛してやまないというMr.Children「僕らの音」。ここでは和田もボーカルをとり、2人の優しげな歌声で会場にはしっとりとした空気が広がった。ハンドマイクになった桜井が踊りながらオーディエンスを煽った「Dance Dance Dance」に続いては、桜井から「私たち、『クアトロフォルマッジォ』というバンド名になりました」と告げられる。そして4人は和田と桜井の共作で完成したという「Stand By Me」を、“クアトロフォルマッジォのデビュー曲”として披露した。

桜井が去ったあと、和田は「本当に誇らしい瞬間でした」と感慨深く口にする。さらにこれまでのコラボ経験を振り返り、「これで次のステップにいけるというか、次が見えてきた気がします」と語って大きな拍手を受けた。その後は林と吉田によるグルーヴィなセッションが会場を揺らし、「Fall Again」が盛り上がりに拍車をかける。そして本編は「トランスフォーマー」での盛大なシンガロングとともにクライマックスを迎えた。

アンコールでは「赤いゴーカート」「Groove Walk」が立て続けに届けられる。和田は「ありがとう! 最高だよみんな!」と笑顔を見せると「最後にちょっと……もう1回呼んじゃう?」と語りかけ、再び桜井を呼び込んだ。ラストナンバーを「現代の『雨あがりの夜空に』」「誰でも知ってるあの曲です」と紹介して4人が披露したのはAKB48「ヘビーローテーション」のカバー。思わぬ選曲にオーディエンスは沸き上がり、スペシャルなコラボライブは熱狂の内に幕を下ろした。

「TRICERATOPS presents DINOSAUR ROCK'N ROLL 6」
2014年4月12日 SHIBUYA-AX セットリスト

01. Silly Scandals
02. MASCARA & MASCARAS
03. 僕はゴースト
04. 摩天楼
05. if
06. MADE IN LOVE
07. FUTURE FOLDER
08. Fly Away
09. FOREVER
10. 僕らの音
11. Dance Dance Dance
12. Stand By Me
13. CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU
14. HAYASHI & YOSHIFUMI GROOVE
15. Fall Again
16. トランスフォーマー
<アンコール>
17. 赤いゴーカート
18. Groove Walk
19. ヘビーローテーション

この記事の画像(全13件)

読者の反応

一休 寿 @kotobukikkyu

TRICERATOPS、Mr.Children双方にとってWin-Winになったであろうというのが、双方のファンにとっても感慨深いモノになったことでしょうね。

ナタリー - トライセラAX公演に桜井和寿登場!共作曲、AKBカバー披露 http://t.co/h753dT2LFS

コメントを読む(239件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 TRICERATOPS / Mr.Children の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。