10-FEETも祝福!G-FREAK FACTORY「S.O.S」ツアー完走

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G-FREAK FACTORYが3月29日に東京・Shibuya eggmanにて全国ツアー「“S.O.S” TOUR 2013-2014」の最終公演を開催した。

G-FREAK FACTORY「“S.O.S” TOUR 2013-2014」東京・Shibuya eggman公演の様子。(Photo by HayachiN)

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G-FREAK FACTORY「“S.O.S” TOUR 2013-2014」東京・Shibuya eggman公演の様子。(Photo by HayachiN)

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G-FREAK FACTORY(Photo by HayachiN)

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G-FREAK FACTORY「“S.O.S” TOUR 2013-2014」東京・Shibuya eggman公演の様子。(Photo by HayachiN)

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G-FREAK FACTORY「“S.O.S” TOUR 2013-2014」東京・Shibuya eggman公演の様子。(Photo by HayachiN)

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G-FREAK FACTORY「“S.O.S” TOUR 2013-2014」東京・Shibuya eggman公演の様子。(Photo by HayachiN)

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ダブルアンコールで歌唱するG-FREAK FACTORYの茂木洋晃(左)と10-FEETのTAKUMA(右)。(Photo by HayachiN)

ダブルアンコールで歌唱するG-FREAK FACTORYの茂木洋晃(左)と10-FEETのTAKUMA(右)。(Photo by HayachiN)

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このツアーは彼らがニューアルバム「S.O.S」を携え8月から行っていたもの。この日はゲストにレーベルメイトの10-FEETを迎え、熱演が繰り広げられた。

10-FEETは1曲目「JUNGLES」のイントロからTAKUMA(Vo, G)が「逆光で見えへん」と演奏をやり直し、笑いを誘う。バンドはその後「VIBES BY VIBES」「STONE COLD BREAK」などアップチューンを連投。会場を一気にヒートアップさせた。MCではTAKUMAがG-FREAK FACTORYとのエピソードを冗談交じりに明かす。そして「バンドを始めた頃からG-FREAK FACTORYに憧れて、影響されてきた。『G-FREAKは10-FEETの一部でもある』と言えるくらい、大好きです!」と熱弁した。さらにバンドは「その向こうへ」「1sec.」をドロップ。KOUICHI(Dr, Cho)はパワフルなプレイで楽曲を支え、NAOKI(B, Vo)はステージ前方でファンを煽る。TAKUMAはフロアを見渡し、何度も笑顔を見せた。「goes on」で場内に盛大なシンガロングが響き渡ると、TAKUMAがマイクなしで「次はG-FREAK FACTORYだー!」と叫び、3人はステージを後にした。

ステージに「S.O.S」にシークレットトラックとして収録されているセリフが流れ、G-FREAK FACTORYの原田季征(G)、吉橋伸之(B)、家坂清太郎(Dr)が姿を表す。3人がインストナンバー「大地の勇者たち」をアグレッシブにプレイすると、茂木洋晃(Vo)が登場。茂木は「行くぞー!」と叫び、「Unscramble」「BREAK ADDICTION」とアルバム収録曲を畳み掛ける。茂木はステージ上を縦横無尽に動き回り、原田は髪の毛を振り乱しギターをかき鳴らす。吉橋は体を前後左右に大きく動かし、家坂は次々と変わるトリッキーなリズムを正確かつパワフルに操った。

茂木は「今日ここがチーズみたいに溶けるまでやります!」と宣言し、ゲストプレイヤーの鴨居哲也(Key)、飯川賢(Tp)を呼び込む。6人編成となったバンドはコール&レスポンスから始まる「日はまだ高く」をプレイ。イントロで茂木は10-FEET「hammer ska」の一節を織り交ぜたり、全員を座らせ一斉にジャンプさせたりして会場をさらに盛り上げる。オーディエンスもそれに応えるように、合唱したり踊ったりと場内はお祭り騒ぎに。続く「Soul Connection」では各パートのソロタイムも展開され、6人は絶妙なチームワークを見せた。

「この時代、簡単にこもっちゃうから。心を込めて」という紹介から演奏されたのは「隠り唄(コモリウタ)」。それまでのパーティのような雰囲気から一転、茂木は応援歌のような優しいミディアムナンバーを丁寧に歌い上げた。その後もバンドはジャジーな「DAYS(#29)」、ゆったりとした裏打ちが心地よい「SUNNY ISLAND STORY」など、レゲエをベースに、パンクやスカなどさまざまな要素を取り入れた独特な楽曲を時に激しく、時にしっとりと聴かせていく。

終盤、ダビーなサウンドに乗せて茂木が語り始める。「毎日最高を更新しようと思って頑張ってる。超えられるか、超えられないか、そんなのはわからねえ。でもその先にあるほんの少しの小さな最高の隙間があったら、そこを目がけて一生懸命生きてる」「音楽……ミュージック……生き様だけでやってるバンドは俺は大嫌い。でもな、生き様もさらせねえで、愛だ恋だのをぼそぼそ歌うキラキラポップはもっと嫌い。なめんじゃねーよ! すべての人にしっかり届け!」と吐き出すと、「島生民」へ。ストロボと赤いライトが交互に点滅し、サウンドはさらにうねりを増す。茂木が雄叫びを上げ、混沌としたムードが場内に充満した。曲が終わると、6人の渾身の演奏にオーディエンスから惜しみない拍手が送られる。茂木が「この景色を絶対忘れません」と述べ、ラストナンバー「EVEN」へ。曲の最初から観客の大合唱が巻き起こると、メンバーはうれしそうに笑顔を見せ、観客は大きな多幸感に包まれた。

アンコールで再び6人が登場すると、鴨居の奏でる鍵盤の音に乗せて茂木は「俺ら仲間に本当に恵まれてます。だから続けることができて、続けてたからみんなにも会えたんだと思います」とゆっくりと語った。そしてバンドは地元である群馬への思いを歌った「風」を披露。家坂のずっしりとしたドラムと茂木の伸びやかなボーカル、壮大なサウンドにオーディエンスはじっと聴き入った。そして最後はハードコア要素の強い「Dirty Hearty Party」。高速のリズムに乗せて茂木と吉橋がフロアにダイブし、大盛り上がりのうちにメンバーはステージを後にした。

オーディエンスからダブルアンコールを求める声が止まず、みたびメンバーはステージに。すると飯川がトランペットで10-FEETの入りのSE「交響組曲ドラゴンクエストIII そして伝説へ」を吹き始める。会場が大きく沸くと、10-FEETのメンバーが登場。そして9人は「日はまだ高く」を演奏し始める。すると観客が合唱を始め、茂木はそれをうれしそうに眺めた。家坂とKOUICHIは2人で1つのドラムの椅子に座って2人でドラムを叩き、茂木はファンに肩車され、フロアを動き回る。ステージ上のメンバーも互いを見渡し楽しそうに笑う。そしてG-FREAK FACTORYは大団円のうちに、約7カ月にわたり行ってきた「“S.O.S” TOUR 2013-2014」の幕を降ろした。

なお彼らはこのツアーの追加公演として5月17日に東京・渋谷CLUB QUATTROにてワンマンライブを開催する。オフィシャルサイトでは4月6日18:00までチケットの先行予約を受付中。

G-FREAK FACTORY「“S.O.S” TOUR 2013-2014」
2014年3月28日 Shibuya eggman セットリスト

01. 大地の勇者たち
02. Unscramble
03. BREAK ADDICTION
04. GRANDSLAM
05. チャンダンの香るこの部屋から~第二章~
06. sore-nari
07. 日はまだ高く
08. Soul Connection
09. 隠り唄(コモリウタ)
10. DAYS(#29)
11. DUB IN FIRE
12. CHANGE THE DRIVER
13. SUNNY ISLAND STORY
14. 島生民
15. EVEN
<アンコール>
16. 風
17. Dirty Hearty Party
<ダブルアンコール>
18. 日はまだ高く

G-FREAK FACTORY「“S.O.S” TOUR 2013-2014 FINAL ENCORE ONE-MAN SHOW ~Sound Of Survival~」

2014年5月17日(土)東京都 渋谷CLUB QUATTRO

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よっすう (うづぐしま福島) @yosuuuuuuuuuuuu

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