locofrankは2013年10月より5thフルアルバム「Signs」を携えて全国ツアーを敢行。ゲストバンドとともに全国23カ所を回った後、1月から「Signs TOUR 2014 -FINAL SERIES-」と銘打ったワンマンライブを東名阪で実施し、この赤坂BLITZ公演でツアーの最終日を迎えた。
アルバムジャケットをイメージさせるような鐘の音が場内に響き渡り、それを合図にバンドは1曲目「STARLIGHT」をドロップ。彼らは続けて「Signs」の収録曲を中心に、新旧のアップテンポなナンバーを間髪入れずに畳みかけ一気に会場の温度を引き上げていく。
木下正行(Vo, B)の「派手に行こうぜ! 最高の夜にこのアンセム!」という紹介から繰り出されたのは「Tobacco Smoke」。木下と森勇介(G, Vo)の掛け合いが会場の熱狂に拍手をかける。「gemstone」では森がギターソロを高らかに奏で、「COCONUTS FINE」では次々に変わるトリッキーなリズムをTatsuya(Dr)が華麗に操った。
中盤、木下が「32歳、こっ恥ずかしいけど愛の歌歌わせてくれ」と語り、3人はゆったりとした「Soon we were inside of love」を演奏。それまでの激しいサウンドから一転、伸びやかな木下の歌声が会場を包む。「Until the curtains drop」で会場から大きな手拍子が巻き起こると、木下はステージの前方でしゃがみこみ、オーディエンスの顔をうれしそうに見回した。
木下は「俺たちは心底メンバーが好きで、音楽が好きで、locofrankが好きでここまできました。でも肝心なところで一歩踏み出されんかった俺たちがいました。それに気付いたときにものすごく情けなく、申し訳なく思いました。そこから俺たちは『もう1回チャンスくれ!』ってこの『Signs TOUR』を回ってきたつもりです。そしたらこれだけの仲間がいてくれて……。俺は心底やっててよかったよ」とツアーを振り返る。さらに「俺たちはいつまでも希望の歌を君らと歌っていきたいです」と続け、「PROMISE」を力強くプレイ。ステージ後方のスクリーンには「PROMISE」の歌詞の日本語訳が表示され、観客はじっと曲に聴き入った。ラストナンバーの「ONE」では木下が「過ごしたい未来、渡したい未来、自分で選ぼうぜ」と熱く言い放つ。フロアにはいくつものサークルモッシュが発生し、盛大なシンガロングとともにライブ本編はその幕を閉じた。
アンコールで再びステージに姿を現した3人は「Film」など全3曲を披露。美しいメロディと変則的なリズムでドラマチックに会場を彩った。3人がステージを去った後も再度アンコールを望む声は止まず、みたびメンバーがステージに登場。「呼んだからには楽しんで帰れよー!」と木下が煽り「Pack of mutts」「roots」をドロップ。オーディエンスはモッシュやダイブで興奮をあらわにし、この日のワンマンライブは大団円のうちに終了した。
なお彼らはこのツアーの追加公演として2月24日に大阪・club massiveにてワンマンライブを行う。また自主企画イベント「FOUR SEASONS FESTIVAL」を5月6日に大阪・なんばHatchで、5月18日に宮城・Rensaで開催することも決定。出演者などの詳細は追ってアナウンスされるので続報に注目しておこう。
locofrank「Signs TOUR 2014 -FINAL SERIES-」
2014年2月24日(月)大阪府 club massive
773Four RECORDS PRESENTS "FOUR SEASONS FESTIVAL'14"
2014年5月6日(火・祝)大阪府 なんばHatch
2014年5月18日(日)宮城県 Rensa
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