THE NAMPA BOYSは今回、最新ミニアルバム「バトルズ」を携え大阪と東京でワンマンライブを実施。東京公演はニコニコ生放送で生中継も行い、多くのファンが見守る中で約1時間半にわたり勢いにあふれたパフォーマンスを繰り広げた。4人は「到来」でライブの口火を切ると「螺旋インセクト」「プランジ」を畳み掛けるように投下し、自分たちのペースに観客を巻き込んでいく。中盤は「ちょっと懐かしい曲を……」という言葉から始まった「THIRTEEN」を挟みつつ、「月照」「彼女の目」といった聴かせるタイプのメロウなナンバーで幅広い一面をオーディエンスに印象付けた。
ライブの折り返し地点に差し掛かった頃、小林聡里(Vo, G)は「テンション上がりすぎてて……」とMCらしいMCをしていなかったことを詫びる。続けて5年前に初めてLOFTのステージに立った思い出を明かし、「お前もやり続ければ、いつかLOFTでワンマンできると5年前の自分に言いたい」と感慨深そうに述べた。
「ネイヴァーリンの音楽家」でほのかにノスタルジックなムードを醸し出すも、「最後は踊って帰ってくれ!」という小林の叫びから「悪魔」に突入。息つく間もなく、なだれ込むように始まった「MAKEINU SONG」では、盛大なシンガロングとハンドクラップが起き一体感が生み出される。さらに「夜明けの太陽」でフロントの3人は、フロアに飛び込まんばかりの前のめりなプレイでオーディエンスを熱狂させた。
アンコールに導かれ再びステージに戻ってきた4人は、清々しい表情でフロアを見渡す。小林は「もっとこのTHE NAMPA BOYSを好きでいてくれてる人の輪を大きくしたい」「ここがスタートだと思ってます。まだまだ見たことのない世界を一緒に見に行けたら」と今後の展望を明かす。そんな言葉に続いたのは、故郷の長野県松本市や「自分を待ってくれている人のところに帰る」という思いを込めた「待つ元」。アンコールを含め全15曲を届け終えた4人は、汗をにじませながら笑顔で観客に別れを告げる。小林は「一緒に旅を続けよう」と去り際に観客に伝え、初の東京ワンマンライブに幕を下ろした。
THE NAMPA BOYS「THE NAMPA BOYS ワンマンライブ~歌舞伎町バトルズ~」
2013年12月18日 東京都 新宿LOFT セットリスト
01. 到来
02. 螺旋インセクト
03. プランジ
04. ハロードリー
05. THIRTEEN
06. 月照
07. 彼女の目
08. Forward
09. 世界と色は
10. ネイヴァーリンの音楽家
11. 悪魔
12. MAKEINU SONG
13. 夜明けの太陽
<アンコール>
14. キャンバス
15. 待つ元
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音楽ナタリー @natalie_mu
THE NAMPA BOYS、初LOFTワンマンで前のめりライブ http://t.co/z7OwS0nNSB