1300人のファンがフロアを埋める中、開演して1曲目は「ロングバケーション」。ILMARIを1番手に各メンバーがバース順で姿を現すと、沖縄のオーディエンスは大歓声でRIP SLYMEを迎える。2曲目の「HOTTER THAN JULY」からはRYO-Zが「真夏のように熱くなって盛り上がろう!」と煽ってエンジンに火が点き、「I・N・G」「JOINT」「SPLASH」とアッパーな楽曲を畳みかけて、早くもダンスホールが熱気であふれかえる。最初のMCでは「最終日に沖縄に来れてうれしい。メンバーみんな同じ気持ちでいる」とRYO-Zが代表してコメントし、「最終公演だから体壊れても構わない、全身全霊やります」と熱いメッセージをファンに伝えた。
そして「これから披露する楽曲で知らない曲があっても、知ったフリしろ!」とお決まりのフレーズを投げて、最新アルバム「GOLDEN TIME」収録の新曲「AH! YEAH!」「FAKE」「RUN with...」を含む5曲をノンストップでパフォーマンス。オーディエンスを“DANCE FLOOR MASSIVE”の世界に引き込んだあとは、MCタイムで一転ゆるい空気に。PESが「今回のツアー、ニューヨークからスタートして今日最終公演をようやく迎えられた」と冗談を挟むシーンや、SUが「沖縄が楽しい」と興奮気味に喜んでいる様子から、場内に和やかな笑いがあふれる。その後は「黄昏サラウンド」「Tales」「センス・オブ・ワンダー」としっとりとしたナンバーを3曲披露。「センス・オブ・ワンダー」からつながるように始まった代表曲「楽園ベイベー」では、ステージ背面のスクリーンにパフォーマンス中のメンバーの顔がアップで映し出され、黄色い声もこだました。
次のMCでは、アルバム「GOLDEN TME」の制作秘話や、SUがドラマ「リーガルハイ」に毎回出演している話題で盛り上がる。そして「SLY」のイントロが流れた瞬間、この日一番とも言える歓声が会場いっぱいに響き渡り、5人は圧巻のパフォーマンスを披露。次の「ブロウ」ではメンバーがCO2噴射機を手にしてファンの興奮を煽り、「SCAR」「Good Day adidas original remix by DJ FUMIYA」「UNDERLINE NO.5」「Good Times」と4曲立て続けにライブ定番曲を投下した。
本編最後のMCでは「以前DFMIIでナムラホールに訪れたときは、エアコンが壊れてほぼ脱水症状の中でライブをしたけど、今日も負けじと熱かった!」とRYO-Zが感想を吐露。充実したステージを振り返りながら、場内のファンと一緒に「One」を熱唱していったんステージを去っていった。
沖縄のファンによる、温かい拍手と地元民謡風の声に導かれて始まったアンコール。ここではFUMIYAが以前休養で訪れた小浜島の話になり、メンバー全員で遊びに行った思い出で盛り上がる。さらに場内の熱気をより高める「ジャングルフィーバー」「熱帯夜」をプレイ。RYO-Zは最後にツアー全体を総括して、来場したファンやスタッフへの感謝の気持ちを口にした。また、この日は「Wonderful」続いてダブルアンコールで「マタ遭ウ日マデ」もプレゼント。約2時間半におよぶ沖縄公演は幕を閉じ、約3万人を動員したツアーも大成功に終わった。
RIP SLYME「RIP SLYME TOUR 2013 DANCE FLOOR MASSIVE IV」
2013年12月7日 ナムラホール セットリスト
01. ロングバケーション
02. HOTTER THAN JULY
03. I・N・G
04. JOINT
05. SPLASH
06. AH! YEAH!
07. FAKE
08. Don't Panic
09. Bubble Trouble
10. Run with...
11. 黄昏サラウンド
12. Tales
13. センス・オブ・ワンダー
14. 楽園ベイベー
15. SLY
16. ブロウ
17. SCAR
18. Good Day adidas original remix by DJ FUMIYA
19. UNDERLINE NO.5
20. Good Times
21. One(CHRISTMAS CLASSIC version)
<アンコール>
22. ジャングルフィーバー
23. 熱帯夜
24. Wonderful
<ダブルアンコール>
25. マタ逢ウ日マデ
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