惑星アブノーマル「アナタソナタ」表現したリリースツアー

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惑星アブノーマルが、昨日12月6日に東京・渋谷Milkywayにて2ndミニアルバム「アナタソナタ」のリリースツアー東京公演を行った。

惑星アブノーマル「Phantom of the pop」東京・渋谷Milkyway公演の様子。

惑星アブノーマル「Phantom of the pop」東京・渋谷Milkyway公演の様子。

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この日は対バンに小南泰葉、カラスは真っ白、aquarifaの3組が出演。それぞれ個性あふれるステージでフロアを温めた。惑星アブノーマルはテクニカルなベースから始まる「流星」でライブの幕を開ける。黒い服に身を包んだアレックスたねこ(Vo)は「『Phantom of the pop』へようこそ!」と笑顔で告げると頭を低く下げて丁寧におじぎ。全身を大きく動かしながら芯のある歌声を響かせていく。

続く「アレルギー」で狂気的な一面を見せたかと思えば、直後のMCでは「まさかこんなにたくさんの人が来るとはつゆしらず……大変うれしく思っております」と照れ臭そうに話すたねこ。「階段コンチェルト」ではスキップするかのように跳ね回り、「ユキコ」では激情的に歌い上げる。「臆病者ラプソディー」ではチャイナ服姿のテナ・オンディーヌ(Syn, Key)が奏でるピアノの音色が切なく響き、フロアに哀愁を帯びたムードを生み出した。

その後バンドは「月夜海水浴」「フラレ唄」「犬」と、前作「何でも無い凶器」からのナンバーを披露する。たねこは情念にあふれた楽曲群を声をかすれさせながら絶唱し、テナは曲に合わせた手振りをして観客の目をさらった。ミドルテンポの「優しい世界」を終えては、たねこが出演者や来場者への感謝を述べる。彼女は「そんな感謝の気持ちを込めて歌います。聴いてください」と語りかけ、最後に「愛してやまない」を届けた。アンコール曲はテナの鍵盤、サポートメンバーのパーカッションで演奏された「そうならいいのにな」。惑星アブノーマルのライブはしっとりとした空気の中で締めくくられた。

今後も惑星アブノーマルは「アナタソナタ」を携えて各地でライブイベントに出演。1月25日には東京・渋谷Milkywayにてワンマンライブ「マジカル☆オペラ」を開催する。

惑星アブノーマル「Phantom of the pop」
2013年12月6日 渋谷Milkyway セットリスト

01. 流星
02. アレルギー
03. 階段コンチェルト
04. ユキコ
05. ぬすっと
06. 臆病者ラプソディー
07. 月夜海水浴
08. フラレ唄
09. 犬
10. 優しい世界
11. 愛してやまない
<アンコール>
12. そうならいいのにな

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