PASSPO☆「はっちゃけナイト」で20歳の奥仲＆槙田乱舞

PASSPO☆が11月23日深夜に東京・吉祥寺CLUB SEATAにてオールナイトイベント「はっちゃけナイト～波茶家騎士Vol.4～」を開催した。

20歳以上のクルーによる深夜イベント「はっちゃけナイト」。4回目の開催となった今回は11月に20歳になったばかりの奥仲麻琴と槙田紗子がイベントに初参加し、安斉奈緒美、岩村捺未、根岸愛、藤本有紀美、森詩織とともに「波茶家」（はっちゃけ）という架空の家族の設定でさまざまな企画を行っていった。

オープニングではまず安斉、岩村、根岸、藤本、森の5名のみがステージに登場。その後イベント初参加の奥仲と槙田を呼び込み「波茶家」のハッピ贈呈式を行った。そしてこの日のために初めての飲酒を控えていた奥仲と槙田は、ほかのメンバーや集まったパッセンジャーとともに乾杯を行い初の飲酒を経験。苦々しい表情を見せる槙田に対して奥仲は終始笑顔を見せた。

ステージに用意されたこたつに入りながらクルーたちは思い思いにお酒を飲みつつトークを展開。また用意された食材を使って奥仲はたこ焼き作りに挑戦するもなぜか生地が固まらず失敗に終わる。何度やってもうまくいかずに怒り出す奥仲だったが、たこ焼き器の下にホットプレートの鉄板が挟まっていたことが発覚し「そりゃ無理だよ！」と会場からの笑いを誘った。

奥仲のたこ焼き作りに続き、それぞれのクルーも用意してきた企画を実施。まずは森が鼻からうどんをすするという妙技に挑戦した。涙目になりながらも必死に鼻からうどんをすすろうとする森に向けて会場からはいつしか「もりし！」コールが起こる。その場の誰もが成功を祈る中、森の鼻からぶら下がったうどんが見えると大歓声が巻き起こった。続いて藤本は前回も披露したDJに挑戦。アゲアゲな曲でフロアを熱狂させるとステージ上の奥仲もお酒の力も手伝ってかノリノリで踊り出すというレアな姿を見ることができた。

槙田と安斉はギターを演奏しつつ歌を披露。槙田は新垣結衣の「heavenly days」、安斉はKaoru Amaneの「タイヨウのうた」をそれぞれ歌い上げ、2人は緊張しながらも素晴らしい演奏をフロアに響かせた。また槙田は℃-uteの「都会っ子 純情」のダンスを何かから解き放たれたかのごとく華麗に踊りきりパッセンジャーを熱狂させる。そんな空気も温まったフロアにキャプテンの根岸が満を持して登場。根岸はお手製のフリップを手に「PASSPO☆あるある」というコーナーを展開するも、最後は森によってフリップを破かれてしまい悲しい結果に。最後に登場した岩村は恒例のゆるゆるなダンスレッスンを実施。今回は「Cosmic You」を題材に岩村独自の擬音を多用した指導方法でパッセンジャーを翻弄した。

また安斉、岩村、藤本、森は12月11日にリリースされるPASSPO☆のニューアルバム「JEJEJEJET!!」から「気分はサイコー！サイコー！サイコー！」を初披露。お祭りソング的なノリとコール＆レスポンスでフロアをヒートアップさせ、パッセンジャーの眠気を吹き飛ばした。

狂乱の宴の終盤には、先日誕生日を迎えた奥仲、槙田、森の3人に向けて手紙が読まれる。まずは岩村から槙田に向けた手紙が読まれ、その中で岩村は「フライトしていくうちにどんどん紗子ちゃんの魅力にハマっていってどんどん大好きになったよ。努力家で真面目な紗子ちゃんがレッスンで優しく教えてくれて本当に感謝してます。紗子ちゃんがいなかったらわしはどうなってたかわかりません。PASSPO☆に入って紗子ちゃんに出会って本当によかったよ」と槙田への感謝の気持ちをつづった。

続いて安斉は奥仲に向けて「まこっちゃんは普段はボーっとしてることが多いけどちゃんと大人な考えを持っていて、なんていうか奥仲麻琴をしっかり持ってるなって思うよ。疲れてそうなときも弱音を絶対吐かないし感情も表に出さないけど、感情が爆発するととんでもなくて（笑）。でもこれからはもっと感情をぶつけていいよ。大丈夫、みんな嫌いになんてならないから。まこっちゃんはまこっちゃんのままの20代でいてね。意外と気の強いまこっちゃんが大好きです！」と本音を告白し奥仲と抱き合った。

最後は藤本が森に感謝の気持ちを伝える。読む前からすでに涙目になっている森に向けて「もりしとはPASSPO☆の前から演技レッスンを一緒にしててよく一緒に遊びに行ったね。20歳になって一緒にお酒を飲めるようになって昔より仲良くなれたことがうれしいです。ゆっきーに何かあったときに最初に気付いてくれるのはもりしで感謝してます」と語ると藤本も涙を流し始める。続けて藤本は「もしPASSPO☆を辞めたとしても大切な存在には変わりないからこれからも一緒にふざけたり楽しいことしたり、PASSPO☆で素敵な思い出を作っていきましょう」と森に気持ちを伝え2人は泣きながら抱き合い絆を確かめ合った。

さらに初めてイベントに参加した2人は「こんな感じだとは思わなかった。自由なんだね（笑）。ゆっきーがDJしてるとき楽しくなっちゃって踊っちゃったよ（笑）。ありがとうございました！」（奥仲）、「PASSPO☆らしいイベントだしPASSPO☆にしかできないイベントだなって。もうちょっとやる頻度を増やしたいですね」（槙田）とそれぞれ感想を述べた。

そしてエンディングでは全員で「気分はサイコー！サイコー！サイコー！」と「キャンディー・ルーム」を歌唱。5時間にもおよんだ深夜イベントは大盛況のまま幕を閉じた。なお明日11月29日には東京・下北沢GARDENにて増井みお、玉井杏奈による「はっちゃけられナイト」が行われる。