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カンヌ最高賞はポン・ジュノ新作に、ダルデンヌ兄弟やアントニオ・バンデラスも受賞

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左からポン・ジュノ、ソン・ガンホ。(写真提供:Abaca Press / Hahn Lionel / Abaca / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)

左からポン・ジュノ、ソン・ガンホ。(写真提供:Abaca Press / Hahn Lionel / Abaca / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)

フランス現地時間5月25日、第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の授賞式が行われ、最高賞にあたるパルムドールをポン・ジュノ監督作「Parasite(英題)」が受賞した。

「Parasite」は、全員失業している一家が予期せぬ事件に引きずり込まれていく物語。ポン・ジュノと4度目のタッグとなったソン・ガンホが主演を務めるほか、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダムらが出演した。同作は韓国で5月30日に公開。日本での公開も決定している。

そしてグランプリは、女優としても活躍するマティ・ディオプがメガホンを取った「Atlantics(英題)」に。監督賞はジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ兄弟が宗教に傾倒して過激化する少年を描く「Young Ahmed(英題)」が獲得し、審査員賞は39歳の監督ラジ・リの長編デビュー作「Les miserables(原題)」、クレベール・メンドンサ・フィリオとジュリアーノ・ドルネレスによる「Bacurau(原題)」の2作が受賞した。

男優賞はペドロ・アルモドバルが手がけた「Pain and Glory(英題)」で主演を務めたアントニオ・バンデラス、女優賞は「Little Joe(原題)」のエミリー・ビーチャムにそれぞれ授与された。なお、ある視点部門のグランプリにあたる、ある視点賞にはカリム・アイノズの「The Invisible Life of Euridice Gusmao(英題)」が輝いた。受賞結果は以下の通り。

第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門受賞結果

パルムドール

ポン・ジュノ「Parasite」(韓国)

グランプリ

マティ・ディオプ「Atlantics」(フランス、セネガル、ベルギー)

監督賞

ジャン=ピエール・ダルデンヌリュック・ダルデンヌ「Young Ahmed」(ベルギー、フランス)

審査員賞

ラジ・リ「Les miserables」(フランス)
クレベール・メンドンサ・フィリオ、ジュリアーノ・ドルネレス「Bacurau」(ブラジル、フランス)

男優賞

アントニオ・バンデラス「Pain and Glory」(スペイン)

女優賞

エミリー・ビーチャム「Little Joe」(オーストリア、イギリス、ドイツ)

脚本賞

セリーヌ・シアマ「Portrait of a Lady on Fire(英題)」(フランス)

短編部門パルムドール

ヴァシリス・ケカトス「The Distance Between Us and the Sky(英題)」(ギリシャ、フランス)

※「Les miserables」の2番目の「e」はアクサンテギュ付きが正式表記

第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門受賞結果

ある視点賞

カリム・アイノズ「The Invisible Life of Euridice Gusmao」(ブラジル、ドイツ)

審査員賞

オリヴェル・ラセ「Fire Will Come(英題)」(スペイン、フランス、ルクセンブルク)

最優秀演技賞

キアラ・マストロヤンニ「On a Magical Night(英題)」(フランス、ルクセンブルク、ベルギー)

監督賞

Kantemir Balagov「Beanpole(英題)」(ロシア)

カメラドール(新人監督賞)

セサル・ディアス「Our Mothers(英題)」(グアテマラ、ベルギー、フランス)

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