カンヌで審査員賞、ブラジルの村舞台の寓話的スリラー「バクラウ」オープニング映像

「バクラウ 地図から消された村」のオープニング映像がYouTubeで公開された。

本作は、第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で審査員賞を受賞した寓話的スリラー。長老である老婆の死をきっかけに、ブラジルの片田舎にある小さな村バクラウで不可解なことが起こり始めるさまが描かれる。ブラジル出身のクレベール・メンドンサ・フィリオが監督を務め、ソニア・ブラガ、ウド・キア、バルバラ・コーレン、トマス・アキーノがキャストに名を連ねた。

オープニングは宇宙のシーンから始まる。徐々に南米大陸にフォーカスしていき、その先に映し出されるのはバクラウに向かって走る車。そして「今から数年後…」というテロップが表示される。フィリオは「この映画でもっとも安価な特殊効果は『今から数年後…』のテロップですね。観客はそれによって脳内のダイヤルを未来のほうへ回し、スクリーンの中に未来的な要素を見出そうと意識してくれます」とコメントした。

「バクラウ 地図から消された村」は11月28日より東京のシアター・イメージフォーラムで公開。

※「バクラウ 地図から消された村」はR15+指定作品