長老を失った村を襲う惨劇、カンヌ審査員賞「バクラウ」11月末に公開

第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で審査員賞を受賞した「バクラウ 地図から消された村」が、11月28日より東京のシアター・イメージフォーラムにて公開される。

本作は村の長老である老婆の死をきっかけに、不可解なことが次々と起こり始める村バクラウを舞台にした寓話的スリラー。突然インターネット上の地図から抹消された村は、正体不明の飛行物体の出現、生命線である給水タンクの破壊、血まみれの村人の発見といった出来事に見舞われる。そしてめったに現れないはずのよそ者の来訪によって、血で血を洗う惨劇の幕が上がる。

監督は「アクエリアス」で知られるブラジルの新鋭クレベール・メンドンサ・フィリオ。同作でプロダクションデザイナーを担ったジュリアーノ・ドルネレスが共同監督を務めている。ソニア・ブラガ、ウド・キア、バルバラ・コーレン、トマス・アキーノらがキャストに名を連ねた。

本作は世界3大ファンタスティック映画祭の1つ、シッチェス・カタロニア国際映画祭で監督賞を含む3冠を達成するなど、世界各国の映画祭や映画賞を席巻。ジョン・カーペンターの楽曲を使用するなど、ジャンル映画の巨匠にオマージュが捧げられている。

※「バクラウ 地図から消された村」はR15+指定作品

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