映画「レ・ミゼラブル」が本家「レミゼ」とコラボ、新潮文庫の帯に

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フランス映画「レ・ミゼラブル」が新潮社とコラボ。新潮文庫から刊行されているヴィクトル・ユゴーの小説「レ・ミゼラブル」の帯で映画が紹介される。

左から「レ・ミゼラブル」ポスタービジュアル、新潮文庫「レ・ミゼラブル」書影。

左から「レ・ミゼラブル」ポスタービジュアル、新潮文庫「レ・ミゼラブル」書影。

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ユゴーが1862年に発表した「レ・ミゼラブル」は、フランスロマン主義文学を代表する大河小説。貧しさに耐えかねてたった1つのパンを盗んだことがきっかけで19年もの服役を強いられた男ジャン・ヴァルジャンをめぐる壮大な愛と革命の物語がつづられる。日本では明治以降たびたび翻訳され、数々の出版社から刊行され続けてきた。

「レ・ミゼラブル」

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フランス語で“惨めな人々”を意味するタイトルを引用したのが、フランスの新鋭ラジ・リが監督を務めた映画「レ・ミゼラブル」だ。本作の舞台は小説にも登場したモンフェルメイユ。少年イッサがサーカス団のライオンの子供を盗んだことをきっかけに、街を揺るがす事態へ発展していくさまが描かれる。

新潮文庫「レ・ミゼラブル」に付属する帯。

新潮文庫「レ・ミゼラブル」に付属する帯。[拡大]

今回のコラボは新潮社側からのアプローチにより実現。帯では映画が「関連作品」として紹介される。コラボにあたり映画を鑑賞した新潮社宣伝部の担当者は「いつの時代も貧しさゆえか、悲しい出来事が起きてしまう。ヴィクトル・ユゴーの精神が現代に息づく作品と感じました」とコメント。帯の付いた文庫は、東京都内で2月18日、そのほかの書店で2月20日より配本される。

第72回カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた「レ・ミゼラブル」は、2月28日から東京・新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショー。

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(c)SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS

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