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刀ミュ「三百年の子守唄」は刀剣男士が子育てに励む!家康の一生描く物語

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「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年の子守唄~」の様子。

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年の子守唄~」の様子。

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」が、本日3月4日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕。初演前には囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

約2時間15分のミュージカルは、徳川家康の一生を追う物語。三河・岡崎城付近で、にっかり青江と大倶利伽羅は遠征から戻る道中、松平軍と時間遡行軍の乱戦に遭遇する。松平軍の重臣たちが次々と討ち死にしていく中で、2振りはのちに徳川家康となる赤ん坊を拾う。時間遡行軍によって変えられてしまった歴史を修正するため、石切丸を隊長ににっかり青江、千子村正、蜻蛉切、物吉貞宗、大倶利伽羅による編成が組まれ、彼らは赤ん坊の家康を育て、徳川の家臣となりきることを誓う。石切丸は服部半蔵、にっかり青江は酒井忠次、千子村正は井伊直政、蜻蛉切は本多忠勝、物吉貞宗は鳥居元忠、大倶利伽羅は榊原康政となり、徳川家康とともに過ごすのだった。

物語は石切丸が語り部となり、回想という形で進んでいく。冒頭では妖刀・千子村正が顕現し、紫の照明の中でソロ曲「脱いで魅せまショウ」を妖艶に歌い上げる。審神者に呼び出され編成が組まれた6振りは、メインテーマ曲「刀剣乱舞」を歌唱。そのほか勇ましい出陣の楽曲「勝利の凱歌」、のちの家康となる竹千代の成長を見守る「かざぐるま」、蜻蛉切が戦の中で決意を新たにするソロ曲「ただ、勝つために」など、多くの楽曲が劇中で披露される。サブタイトル「三百年の子守唄」にもふさわしく、竹千代や家康の息子・松平信康の成長を願う子守唄「瑠璃色の空」は、本作のキーとなる楽曲として何度も登場。最後は刀剣男士6振りがこの曲をしっとりと歌い上げ、幕が引かれる。

2幕はミュージカル「刀剣乱舞」ではお馴染みとなっている、ライブコーナー。刀剣男士たちが「現代の戦い方」と称して約40分のライブを行う。アイドルのような華やかな衣装に身を包み、ダンスを交えて楽曲を披露。衣装について、にっかり青江役の荒木宏文は「衣装が数パターンある」、石切丸役の崎山つばさは「衣装をだんだん脱いでいく、これまでのスタイルは変わらない」と見どころを説明し、荒木は「面白い組み合わせで歌っていると思います」と、ユニットごとに歌われる楽曲についても言及した。さらに崎山は「阿津賀志山異聞」では紐、「幕末天狼傳」では扇子というアイテムが使われたことに触れ、「我々は何を使うのかっていうのを、楽しみにしていてください」と期待を煽った。演出の茅野イサムは「(これまでの公演に比べて、キャストの)年齢層が高いからね。今までのアイドルアイドルした感じではなく、大人なイメージ」と、今回のライブのイメージを語った。

そのほか囲み取材では、石切丸役の崎山つばさ、にっかり青江役の荒木宏文、千子村正役の太田基裕、蜻蛉切役のspi、物吉貞宗役の横田龍儀、大倶利伽羅役の財木琢磨が、それぞれ意気込みを語る。崎山は「およそ1カ月前から稽古が始まり、あっという間にゲネプロを迎えました。新刀剣男士とアンサンブルさんとともに力を合わせて、ひとつになって『刀剣乱舞』を作り上げてきたので、あとは皆さんに見ていただいて、広めていただいて、この『刀剣乱舞』がもっともっと盛り上がっていけたらいいという気持ちです」と真摯にコメント。荒木は「新しく5振りが本丸に登場してきます。僕たちが発表されて、すごく焦らしながらここまでやってきました。やっと幕が開くので皆さんに届けられるのは僕たち自身もワクワクしています」とにこやかに、太田は「僕は『刀剣乱舞』には初めての参加。1部がミュージカルで2部がライブという構成で、非常に盛りだくさんの舞台。お客さんを楽しませることに特化した舞台だと自負しています」と自信ありげに意気込んだ。

spiは「初めての参加なんですけど、見に来る皆さんとガンガン行くだけです。ガンガン進みたいと思います」と男らしくシンプルなコメント。2.5次元ミュージカルに出演するのは初めてだという横田は「とても緊張しているのですが、主さまたちにたくさん幸運を届けられるようがんばりたいと思います」と役柄のセリフを交えてアピールした。財木は「刀剣男士として常にカッコいい姿を舞台上で披露できたらと思っています」と、役柄とも通ずるクールな面持ちで意気込みを見せる。そして茅野は今作の見どころについて「壮大な、いわば大河ドラマになっています。家康の一生を描くので、刀剣男士の任務も、ものすごく長くて過酷なものになる。彼らと人間との交流を通して、人の優しさとか悲しさが滲み出るような舞台になっています」と語り、「1度見たら、必ず2度3度見たくなる舞台になると自負しています」と自信のほどをうかがわせた。

それぞれの役の見どころを問われると、崎山は「家康との交流、人間たちとの交流で、刀なんですけど、どこか人間味が増した石切丸が見れるのかなと思う」、荒木は「(にっかり青江はこれまで)経験は積んでたけど体験はしていない。そんな刀剣男士が家康と一緒に成長していくのが、今回の話の面白いところなんじゃないかと。見てきたものを体験している、刀剣男士の成長が見どころ」と語る。そして太田が「妖刀なので、ほかのキャラクターにはない、怪しい雰囲気だったり、妖艶な雰囲気、違う空気感を出せたら」と話すと、spiは「蜻蛉切は村正が心配の種。『(千子村正が)やっと来たけど来ちゃったか』みたいな。村正との関係が見どころ」と返す。そして横田は物吉貞宗について「喜怒哀楽が激しい」と分析し、「いろんな人に共感してもらったり、楽しんでいただけたら」と笑顔。財木は「(大倶利伽羅は)馴れ合わない、クールなキャラクター。表情の変化をあまり出さないんですけど、動きとか佇まいとか、目の動かせる動きとかで気持ちを表現できたらと思ってます」と役柄への姿勢を見せた。

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年の子守唄~」は、本日より3月26日まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、4月1日から9日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演。その後、4月14日から23日までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて東京凱旋公演が行われる。大千秋楽公演は全国の映画館にてライブビューイングを実施。チケットの一般販売は4月8日10:00に開始する。

「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~三百年(みほとせ)の子守唄~」

2017年3月4日(土)~26日(日)
東京都 AiiA 2.5 Theater Tokyo

2017年4月1日(土)~9日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2017年4月14日(金)~23日(日)
東京都 AiiA 2.5 Theater Tokyo

原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
演出:茅野イサム
脚本:御笠ノ忠次
振付:本山新之助

キャスト

石切丸:崎山つばさ
にっかり青江:荒木宏文
千子村正:太田基裕
蜻蛉切:spi
物吉貞宗:横田龍儀
大倶利伽羅:財木琢磨

徳川家康:鷲尾昇
松平信康:大野瑞生
竹千代:阿由葉朱凌、小島幸士(※Wキャスト)
吾兵:高根正樹

岩崎大輔大野涼太、小笠原真悟、鴻巣正季、佐藤一輝、杉山諒二、西岡寛修、服部悠、原周石、山口敬太、伊達康浩市川裕介、栗本聖矢、小島久人、白濱孝次、中村悠希、林瑞貴前川孟論

(c)ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会

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