発売前のDIR EN GREY新作を無断配信した男を書類送検

DIR EN GREYのアルバム楽曲を発売日の約2週間前に無断でネット上に公開した、千葉県在住の男性会社員（22歳）が5月21日に著作権法違反（公衆送信権侵害）の疑いで東京地検に書類送検された。

この男性は昨年10月30日、11月12日にリリースを控えていたDIR EN GREYの7thアルバム「UROBOROS」の収録曲およびアルバムジャケット画像を、ニコニコ動画を通じ権利者に無許可で配信。DIR EN GREYの所属事務所は12月に、著作権法違反容疑で警視庁へ告訴していた。

所属事務所は今回の件について、「すでに発売された作品でさえ、違法アップロードは我々の業界に危機的状況をもたらしています。これが、発売日前の違法アップロードに対してなんら処罰がなされないようになると、音楽業界が壊滅してしまうと考えています。また、心血注いで制作した作品が、なんの根拠も無く扱われてしまうことにも大変なショックを受けております」とコメント。「今回の事件がきっかけとなり、『違法アップロードは犯罪であり、無くさなくてはいけない』という風潮が世の中全体に広がって貰えればと考えております」と見解を寄せている。

※記事初出時、キャプションに誤字がありました。訂正してお詫びいたします。